カラー魚拓の出来るまで
特製油性カラーインクを使用して、間接法にてカラー魚拓を作成する際に必要となる道具一式
必要な道具については魚拓道具より詳細をご覧いただくことができます
インターナショナル魚拓香房では下記10色のオリジナル油性カラーインクを製造しています。
赤、紅、藍、緑、黄、茶、黒、白、銀、金色
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間接法魚拓では魚の表面にインクを塗りません。ポリエステルなどの薄い布を魚に被せ密着させ、
タンポにカラーインクを付けて布の上から押して色を付けます。
タンポは綿を絹の布でくるんで輪ゴムでとめて作ります。
鱗を落とさぬよう気をつけて魚の皮膚のぬめりを取り、えらぶたの中を拭き、肛門をふさぎます。
魚体が丸い魚の場合は各鰭をあらかじめ切り離します。
発泡スチロールに魚の形に合わせて窪みを作り、魚が動かぬようにセットします。
頭部分から尻尾までが平らになるよう頭の下に粘土を入れます。
水で薄めた和糊を刷毛で魚体に塗ります。
拓布をそっと魚体に被せスポンジで空気を外へ出すよう押して密着させます。
拓布の余分な水分はドライヤーの温風をかけて取ります。
眼だけは後で筆で描くためインクが付かないように眼の形に切った紙で覆います。
余分なインクが拓布に付かぬよう湾曲にカットした吸い取紙をあてがいながら
タンポで薄い色のインクから順次色を付けます。
背中部分などへ黒色インクでハイライトをつけて立体感を表現します。
キラキラする感じを出すために腹の部分に白色インクを付けて本体部分の色付けは完了です。
魚体頭の方から拓布を剥がします。
拓布の裏側からアイロンをかけてインクを固定させます。
拓布の下にあらかじめ切り離しておいた鰭を正確な位置に入れます。トレーシングペーパーでマスクを作りタンポで色を付けます。
トレーシングぺーパーに線香で穴を開けて斑点を打ちます。
再度アイロンをかけます。
仕上げに細筆で眼を描きます。
仕上げのアイロンをかけて完成!!
カラー魚拓で綺麗な姿を後世に残してもらえて魚も作者も幸せそうな笑顔でツーショット
紙に裏打ちし、落款を入れ、額に収めれば壁を飾り皆で楽しめる世界でただひとつの芸術作品が完成

この鮭児(けいじ)カラー魚拓作品は
米国映画俳優・監督 ロバート・デニーロさんへ贈呈しました
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