竹の山から

Take no Yama kara

作品23 2022. 1.23作曲


タケ

曲の説明

竹(たけ)の山(やま)から

マーク竹は、冬の寒さにも緑を失わず、四季折々にその緑で目を潤してくれるとともに、竹材はさまざまに加工され、人々の暮らしを支えてきました。里山にも竹林が広がり、田や畑に適さない土地でも、筍(たけのこ)や工芸品により、身近な植物として活用されてきました。竹は、竹として美しいだけでなく、人間との関係により、輝きを増してきたともいえるでしょう。

マークそのような竹の風景を「緑(みどり)の風(かぜ)」「光(ひかり)の落ち葉(おちば)」「里(さと)の営(いとな)み」の3つの段で構成しました。

マーク竹は、そのしなやかさにより、風になびき、波打ちます。ときには激しく、ときには優しく、風の動きを映します。

マーク季節は春の昼下がり、竹林の中の道を歩いていくと、はらはらと枯れ葉が落ちてくるのを目にします。春の訪れとともに、竹は冬を越した葉を落とすのだそうです。木漏れ日の中で、光を受けて、枯れ葉が舞い落ちてきます。

マーク里山を下ると、そこには里が広がり、人々の賑わいがあります。竹は生活必需品でもあり、美しく加工されて工芸品、芸術品にもなります。人は竹によって助けられ、また、竹に美を求め、竹の可能性を広げます。竹と人の関わりは、太古の昔から、未来へと続いていくのでしょう。


音源

mp3 FILE:3ka023a_竹の山から v1.0.mp3(6:45)

YouTube:「竹の山から」の動画(7:11) 風間禅寿氏のサイト


楽譜

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マーク五線譜は「MuseScore」、縦譜は佐藤祈采氏ご提供の「JapoScore」を使用しています。

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