この式は、一人当たりの平均ルーメンが500から1000ルーメンのコミュニティーに最も良く当てはまるようだ。大都市は、一人当たりで更に多くの光を出し、明るさの増加は、多分式の結果よりも大きい。人口は、勿論市街地の全人口である。例えば、観測地から100km離れた人口百万の街が原因となる明るさの増加は、0.10つまり10%となる。
例1:街から特定の距離にある観測地の空の明るさを10%増加させる市街地の人口を計算できる。
距離 (r): 10 km 25 km 50 km 100 km 200 km 人口: 3,160 31,250 177,000 1,000,000 5,660,000
例 2: 次の都市によるキットピークの空の明るさの影響を考えてみよう:
人口 距離 I ツーソン 500,000 60 km 0.18 ( 18% の増加) フェニックス 1,250,000 160 km 0.04 セルズ 5,000 16 km 0.05
これらは、1980年のおおよその人口である。もし、ツーソンが1,000,000人にまでなれば、I=0.36、そしてアブラバレー(r=30km)が250,000人になれば、それだけでI=0.51となる。我々は、もっと低い空の明るさを保持しなければならない。なぜ、人口の増加を懸念しなければならないかが簡単に分かる、天文台の近くで起こる場合は特にそうだ。(キットピークでは、空の明るさが6%しか測定されておらず、屋外照明の規制は効果がある!)
例 3: 空の明るさの距離による減衰効果
距離 (r) 10 20 30 40 50 60 80 100 km 明るさ 316 56 20 10 6 4 2 1
注:天頂での「自然の背景」のレベルは;2x 10^-4 cd m²、または; 21.6 mag. per arcsecond²とした。これは、天頂角45度で最大となる。