彼らは何を得ただろうか?大変明るい照明、ひどい眩しさで光をうまくコントロールしていない。迷光(望みもしないところに光が入ること)や光による公害を作りだし、そしてエネルギーの浪費も大きい。彼らはこれで多分、「安全という感じ」を手に入れたことだろう。本当の安全は、前と比べて改善してはいないようだ。
あなたが出来ることで幾つかのアイデアがある:最初から、そしていつでも戦略的でかつ理解のあることだ。議論しないこと。まずホームワークを行おう。充分な準備をすること。下に書いてあるエネルギーの実体の、要点と、何が質の良い防犯灯かを理解しよう。その地域のKWH当たりの電力コストを把握しておくこと。その地域で照明規制法がないか確かめて、もしあるなら何が含まれているかの詳細、どのような規制が現在なされているか、そして関連する人は誰か、などを把握しよう。
質の良い防犯灯の入手先を捜し、値段も調べておこう。だが事実だけでは不十分。感情と感性が何時も出てくる。個人的な関係が最も大切で、何時でも鍵となって働いている。
友好的に始めよう。彼らは、防犯と安全を心配して、何かしてみようと試みた訳だ。彼らは、この特定の照明を宣伝する会社の広告か何かを、何処かで見たのかも知れない。電力会社から良い条件を受けたのかも知れない。彼らはただ何をすれば良いか分からず、多く照明すれば解決すると思ったのかもしれない。照明があなたの邪魔になるから消せとは、ぞんざいに言わないことだ。彼らは消すことはないし、態度を硬化させるのが落ちであろう。
前向きに始めよう。彼らの問題を解決する手助けをし、代案を提案して、ローカルな必要に対し柔軟になることだ。あなたの問題を解決するアドバイスを彼らに求めてみよう。たいていの人は、出来るなら本当に手を貸したいと思っている。どうすれば良いかを知ってもらおう。妥協する用意をし、ただ何時も最終的なゴールを頭に描いておくことだ。あなたは、暗い空が必要でありそれを求めている、そして迷光は必要ない。彼らと同じように、あなたも犯罪のない安全な夜の環境を求めている。あなたは、国のエネルギーと、お金を節約する力になろうとしている。そう行った全てのこと、あなたの空、そして彼らの事も、あなたが大切に思っていることを示す事だ。
協力を得るために、彼らと議論できる二つの議題がここにある:
そんなに遠い昔ではないエネルギーコストがまだ非常に安い時は、大した違いはなかった。しかし今は、いったいどのくらいの数のランプが都市で、そして米国で使われているかを考えれば、違いは出てくる。このほかにも沢山の照明が効率の悪い器具を使いながら、同じように光を無駄にしている。(IDA インフォーメーションシート No.26参照)この無駄な照明全部のコストは米国で年間10億ドル以上掛かっている。(IDA インフォーメーションシート No.26参照)
そしてこの無駄な光とエネルギーは、安全、防犯、快適な夜間の生活のどれにも貢献しない。ただ夜空を照らし、グレアの原因となり(グレアは視認性を上げる事はない)そして近所の人に迷惑をかけているに過ぎない。10億ドルの1ドルさえ地上を照らすのに使われていないし、安全と防犯にもなっていない。不良な照明によるグレア、混乱、ギラギラは交通事故とその事故が原因による損害のハッキリした要因だ。これは国に沢山のお金と、苦しみを負わせている。私たち個々には、このような浪費を防止する為に出来ることをしなければならない。
費用は、品質と誰が販売しているかにより違うが、だいたい20ドルから100ドルの範囲だ。取り付けも、使うのも簡単だ(ただ取り付けて、プラグを入れ、そして調整するだけ)。LPSの灯具を見つけるのは、それがあることを知っている人が少ないので、より難しい。近くの照明器具店でたずねて見よう。その器具に固執してみよう。そのような求めに応じて、店ではストックを置き始めるだろう。どれもうまく行かないなら、ツーソンの業者に手紙を出し購入することだ。
質の良いLPSを使う照明具は確かに175ワットの水銀灯よりは、高くつく。特にあまり販売されていない地域ではそうだ。しかしたとえ120ドルのコストが掛かっても、これらはエネルギーもお金も節約できる。例えば、175から35ワットを引くと140ワット、年間4100hの時間をかけると574KWHを節約することが出る。KWH当たり8セントとすれば、年間46ドルが水銀灯に比べて節約出来る事になる。だから水銀灯を効率の良い照明具に取り替えるに必要なコストを取り戻すのは、120ドルを46ドルで割って、約2年半となる。
もし、水銀灯の器具のコストを考慮し、それを30ドルとすれば、120−30=90ドルの追加コストになり、90ドルを46ドルで割って、たったの2年間で元を取り戻せることになる。スポットライトを使う対策は、勿論そのコストをもっと早く取り戻せる。効率の悪い照明器具を取り替える方法より、短い期間でペイオフするエネルギーの節約案は、ほとんど無い。