このホームページでは、光害を 「エネルギーと眩しさの問題」 としてて捉え、活動のテーマとしています。光害は少数の天文家だけの問題ではなく、地球上に住むすべての人の問題ということに気付くことから始まります。このことは、 Local Information #11「光害−エネルギーと眩しさの問題」 に詳しく書きました。
このテーマを選んだ理由は二つあります;
屋外照明が生む、「エネルギーと眩しさの」問題、この様な重要な問題を多くの方はまったく気付いていません。天文家の中でも、明るい照明が星空の観察に悪影響を及ぼす事は知っていますが、具体的に真の原因は何か、どの様な解決策があるか知る人はまだ少ないのが現実です。
夜は明るければ明るいほど安全で、快適で夜景も美しいと思われているのが一般です。
ここで、安全、快適さ、夜の景観の三つの課題が出てきます。この三つの課題を「エネルギーと眩しさ」の問題とともに総合的に考えて行く必要があります。
つまり照明を、「安全」、「快適さ」、「夜の景観」と「エネルギーと眩しさ」として総合的な捉え方をしないと、色々な所で調和のとれない結果となってしまうのです。
IDAとは、International Dark-Sky Associationの頭文字であり、照明の改善に付いて精力的に国際的な活動を行っている非営利団体です。光害の持つ色々な課題に付いて、詳しい情報がIDAのホームページから入手出来、その中の一つがインフォメーションシートです。わかばだい天文同好会(ASW)は、このうち特に重要なものを日本語に訳して、ホームページに載せています。
ローカルインフォメーションシートは、ASWが独自に作成し、地域固有の照明問題を扱った情報を掲載したものです。ローカルインフォメーションの一部は、英訳して英語のページにも掲載しています。
わかばだい天文同好会(ASW)は、星空を守る会の会員です。相互に連絡を取りながら、公の機関と光害の問題に付いて話し合い、協力し、提案を上げています。IDAのページともインターネットの相互リンクをはり、重要な情報の交換、協力を行っています。
最近の出来事は、光害、照明、エネルギーに付いての新しい出来事をお知らせします。情報は、星空を守る会、IDA、EPA、NELPAG、CIE、IAU、環境庁、(財)日本環境協会、通産省、日本照明学会、JLIS(日本照明情報サービス)、NIFTY、天文月報、Sky & Telescope誌その他の天文誌等から収集しています。