●HDDが欲しいわけ
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うちのキャプチャマシンともにょ号には、
4.3GBと4.5GBの2つのHDDが搭載されています。
キャプチャ用ですのでスピードを重視し、
両方ともUltraWide SCSIにしています。
先日ともにょ号のキャプチャ環境は、MPEG2に移行しました。
といっても、
一旦M-JPEGでキャプチャして編集を済ませた上でMPEG2に変換しています。
このときのM-JPEGのサイズは、
結構高画質で取り込んでいることもあって、25分でかるく2Gを超えています。
これを5時間かけて変換し、650MB程度のMPEG2にしてCD-Rに焼いています。
MPEG2に移行する前は、
25分で650MBのM-JPEGのままCD-Rに焼いていたので問題は無かったのですが、
MPEG2に変換するようになってからは
慢性的なディスク容量不足に悩まされつづけています。
MPEG2への変換は時間がかかるので、朝仕事に行く前にバッチをかけ、
帰宅したら完了しているという体制を組んでいます。
このときディスクが不足している場合、
ネットワーク経由でみちゃお号やはんみょ号の空きディスクを利用しています。
でも、
ディスクを利用するためだけに他のマシンの
電源を入れっぱなしにするのはなんか無駄ですし、
なによりカッコ悪いです。
そこで今回、ともにょ号にHDDを増設して
スムーズな運用を目指してみました。
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●HDDの選定
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今回追加するHDDはMJPEGのノンリニア編集と一時保存用に使用するので、
高いSCSIのHDDを買う必要は無く、安い大容量のIDEで十分です。
しかし気になるのは、ともにょのマザーボードは結構古いので、
8.4GB以上のIDEのHDDを使用することができるかどうかです。
で、IO-DATAのツールを使って調査した結果、
8.4GB以上のHDDは使用できそうにないことが判明しました。
ダメじゃん(;_;)
ともにょ用にでかい容量のHDDを買うと無駄になってしまうことが
判明し、
なによりいまどき8.4GB程度のHDDは購入するには割高です。
よって、計画の見直しが必要になりました。
ところで、はんみょ号には9GBのHDDが搭載されています。
こちらのHDDは、マシン達にインストールされているAPや、
設定情報、開発資料、馬鹿データなどが格納されているのですが、
既にいっぱいになってしまっています。
そこでともにょ号にははんみょ号に搭載されている9GBのHDDを移し、
はんみょ号に大容量のHDDを新調することにしました。
さらに、はんみょ号の筐体を開けるのならついでに・・・、
ということでかねてからの懸案だった再生専用DVD-ROMを準備することにしました。
はんみょにはDVD-RAMが搭載されていて、
ソフトウェアDVDを楽しんでいるのですが、
再生後に取出したDVDディスクの熱いこと熱いこと。
連日のように使用していることもあって、
ピックアップが焼き切れないか心配なのです。
あともう一つついでにいうと、
最近はんみょのスロットイン式のCD-ROMの挿入・取出が
空回りがちになってしまったこともあって、
これも何とかしたいと思っているところです。
よって(笑)今回、ATAPI接続でスロットイン式のDVD-ROMも
新調することにしました。
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●お買い物タ〜イム!
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HDDの予算は\20,000-です。
先週のHDD価格を確認すると、
この価格帯では10Gで\20,800-というのが最安値でした。
よって今回は、12Gで\20,???-程度のものが無いか探すことにしました。
それなのに、20Gで\29,800-というのを見つけてしまいこころがゆれました。
20Gクラスでここまで安いのはこれまで見たことが無いので、
急遽予定を変更し、さくっと買ってしまいました。
最安値だろうと思い込んでよろこんでいたら、
どうやらMaxtorの安い価格に設定された新製品だったようで、
最安値は\27,800-だったようです。(--;)ショック
DVDについては、とりあえずバルクでもなんでもよいのですが、
先に言ったスロットインであることとATAPI接続であることの他に、
できればソフトウェアDVDがバンドルされているものを探しました。
ATAPIのDVDプレイヤーも\14,800〜\18,800-くらいでいろいろありましたが、
肝心なスロットイン方式のものが見当たりません。
結局Pioneer製のもので条件にあるものが見つかりましたが、
他のメーカのものではスロットイン式のものが見つかりませんでした。
ちなみに今回購入したPioneerのドライブについては、
同仕様でSCSI接続のものも並んで売られていました。
また、第3世代のもののようで、
ドライブ側にリージョンコードの設定がありませんでした。
なんかあとあと困りそうで恐いです。(--;)
なおソフトウェアDVDについては、
+\2,000-でバンドル版PowerDVDをバンドルしてくれました。
あとはついでということで仮想CD-ROMのソフトを購入しました。
うちには6連装のCD-ROMドライブがあるのですが、
マシンの起動時やマイコンピュータ・エクスプローラを開くたびに
CD-ROMのアクセスが入り、がちゃがちゃうるさいのです。
かなり鬱陶しいもので、なんとか最近まで我慢していたのですが、
この際ですからソフトウェアで対応してしまおうと思い切ってみました。
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●仮想CD-ROMのテスト
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とりあえず不安なのが、仮想CD-ROMです。
簡単に動作確認ができるので、早速使ってみます。
んで、パッケージを開けて付属品を確認していたところ、
WindowsNT版の優待販売の申込書が入っていることに気づきました。
・・・あれ?ひょっとしてNTで動かないの?!
最初から買う気満々だったこともあって、
NTで動くかどうかなんて確認してませんでした!
ピーンチ!!(;_;)/
しかたないので、ダメ元でWindows98マシンにインストールして、
共有を設定することで他のマシンから読めるかどうか試してみることにしました。
とりあえずはんみょ号にインストールし、
仮想CD-ROM・仮想CD-ROMドライブを構築します。
そして、
仮想CD-ROMドライブのアイコンを右クリックしてメニューをポップアップさせると、
ちゃんと「共有...」というメニュー項目が表示されているではないですか!
これを選択して共有内容の設定をしてみると、
何事も無く「手」の共有マークがドライブの下部に表示され、
複数台の仮想CD-ROMドライブを他のマシンからアクセスすることができました!!
いきなり敗北かとどきどきしてしまいましたが、
連装CD-ROMドライブを撤去する計画は成功しそうです。
(^^ )
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●作業内容の整理
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じつは今回のHDDの取り換えは、以下の様にちょっと複雑です。
マシン |
作業前 |
作業後 |
みちゃお |
4.5G(U2W) |
4.5G(U2W), 4.3G(UW) |
ともにょ |
4.3G(UW), 4.5G(UW) |
9G(IDE), 4.5G(UW) |
はんみょ |
4G(IDE), 9G(IDE) |
4G(IDE), 20G(IDE) |
今回の作業の中心は、ともにょ号へのHDDの追加なのですが、
実はみちゃお号のホームディレクトリも枯渇してきています。
また、ともにょ号でのMPEG2変換に使うディスクは、
現状 + 2G 程度でいいのでそのまま9Gを追加しても、
使い切ることはありません。
よって、もともとともにょ号に搭載されている4.3GのUWはみちゃお号に
移すことにしました。
これで、全てのマシンのディスク不足が解消されます。(^^ )
で、作業の順番をまとめると、以下のようになります。
1 |
HDDの新設 |
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買ってきた20Gをはんみょ号にとりつけて、
9Gの内容をコピーする。
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2 |
ともにょの保存 |
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ともにょ号にインストールされてるモノ(壁紙とか)や、
ソフトの設定情報などを、
みちゃおにでもバックアップする。
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3 |
HDDの移動 |
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9Gをはんみょ号からともにょ号に移し、
ともにょ号から4.3GのUWを取出す。
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4 |
ともにょの設定 |
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ともにょ号を再インストールし、
元どおりの環境にセットアップする。
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5 |
みちゃおにHDDを追加 |
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ともにょ号のセットアップが正常に終了した時点で、
ともにょ号から取出した4.3Gをみちゃお号に取り付け、
再フォーマットしホームディレクトリの内容を移す。
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6 |
DVD-ROMのとりつけ |
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はんみょ号にDVD-ROMをとりつけ、
ソフトDVDの再生環境を構築する。
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7 |
仮想CD-ROMを設定 |
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はんみょ号に仮想CD-ROMをインストールし、
仮想CD-ROMディスクを構築する。
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8 |
連装CD-ROMの撤去 |
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みちゃお号から連装CD-ROMを取り外し、
はんみょ号の仮想CD-ROMドライブの共有を設定する。
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・・・うわ、すっげー面倒。(--;)
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●作業その1
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はんみょ号に買ってきた20Gをとりつけて、9Gの内容を移します。
これは簡単で、何の問題も無く完了しました。
単に20Gのフォーマットと、
9Gのディスクにつまっていたデータのコピーに時間がかかっただけです。
壊れてるのかと思うくらいに・・・。(--;)
で、20Gのディスクに移された内容を確認した後、9Gを取り出して完了です。
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●作業その2
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ともにょ号はSCSIマシンなので、
IDEのHDDをつけるとOSの再インストールとなってしまいます。
そこで、ともにょ号に設定されている知世様のあれやこれやをバックアップし、
再セットアップに備えます。
これも何の問題もなく完了です。
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●作業その3
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次はともにょ号へ9Gを取り付け、4.3GのUWを取り除きます。
これも単に物理的にHDDを付け替えるだけなので、
IDEのマスター/スレーブの設定と、
SCSIのIDに注意してれば何の問題も発生しません。
そうそうついでに、
サウンドカードの2枚挿しもやめます。
なんかこれが原因でちょっとおかしな動作をすることがあるので。(^^;)
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●作業その4
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で、いよいよともにょの再インストールですが、見事にトラブリました。(;_;)
SP4の当て方がまずくて何度かやり直しをするはめになりました。
SP4はSP3までと違って、
そのままだと解凍したイメージをディレクトリに残さないのです。
そのくせ、
SP4を当てた後にデバイスを追加すると平気で
「サービスパックのなかの『ほにゃほにゃ.dl_』の
あるディレクトリを指定しろ」とかって言ってくるんです。
指定できるわけない!(;_;)
そんなこんなで、4回ほど再インストールを繰り返し、
なんとか作業を完了させることができました。
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●作業その5
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ともにょから取出した4.3GのHDDをみちゃおにつけます。
つけてフォーマットし直し、
これまでのホームディレクトリの内容をコピーし、
ディスクアドミニストレータでドライブ番号をホームディレクトリの
ものに設定し直し、再起動すれば完了です。
先のともにょでのトラブルがうそのように、
あっというまに完了しました。(^^;)
トラブルで苦しんだあと、
作業が上手くいくと、
ホントにこれでいいのかと疑心暗鬼にかられていやな気持ちになります。
(--;)
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●作業その6
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買ってきたDVD-ROMをはんみょ号にとりつけます。
はんみょ号の環境はいろいろごちゃごちゃしてしまってるので、
この際ですから再インストールすることにしました。
が、すっかりトラブルにはまりこんでしまいました。(;_;)
どうも、DVD-ROMに付属していたデバイスドライバが古いせいか、
ATAPI接続のDVD-ROMとSCSI接続のDVD-RAMのドライバが喧嘩するみだいで、
DVD-ROM側でDVD-VIDEOの再生ができないのです。
DVD-RAMでは再生できるのですが、それでは意味が無いので、
何度も何度もブートディスクを作り直して再インストールを繰り返しました。
はんみょ号のOSは、OSR2のWindows95にアップグレード版のWindows98という
ライセンス形態なので、再インストールもちょっと面倒です。
最終的にうまくいった手順は以下の通りです。
まず旧CD-ROMでWindows95とWindows98のインストールを済まします。
次にDVD-ROMに付け替え、
Windows98上でDVD-ROMを認識させてWindows98のCDに入っている
ドライバを組み込ませます。
こうしてDVDの再生環境を完成させた上で、
最後にSCSIボードを導入し、DVD-RAMの設定を済ませて完成です。
ここにたどり着くまでに、
9回も再インストールを繰り返すことになってしまいました。(--;)
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●作業その7
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仮想CD-ROMなのですが、ソフトのインストールはうまくいきましたが、
仮想CD-ROMディスクの作成で問題がでました。
なぜかDVD-ROMからはデータの吸出しができないのです。
とりあえずDVD-RAMが使えたのでよかったのですが、
どういうこと??(^^;)
まぁ、目的としていた仮想CD-ROMの共有設定も問題なく完了したので、
とりあえず今日のところはよしとしましょう。(^^;)
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●作業その8
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さて最後の作業、連装CD-ROMの撤去にとりかかります。
みちゃおから連装CD-ROMを取り外しますが、
先にはんみょから取り外したCD-ROMがもったいないので、
かわりに接続してみました。意味はありません。無駄です。(^^;)
で、はんみょが共有で公開している仮想CD-ROMドライブを、
ネットワークドライブとして接続し、
アクセスの確認をします。
ここまでくれは流石にトラブルはずもなく、
さくっと完了しました。
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●まとめ
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今回の作業には、なんと3日かかりました。
すべてはWindows98の再インストールとDVD-ROMドライブの
デバイスドライバの設定にかかった時間です。
つかれた・・・。(--;)
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