AKIRA PC Hotline!

99年12月度、冬のパワーアップ計画(その1)

ボーナスも出ることですし、今年最後のLANDOVERの環境改善に着手することにしました。


●今回の作業
今回の作業テーマは、以下の2つです。
・めるちな号のSolaris7環境の改善
・ともにょ号のキャプチャ環境の改善

●めるちな号
まず、めるちな号についてですが、現在めるちなにはHDDが3Gしかありません。
この3GのHDDは、システム領域用の古い2GのHDDと、 /export/home用にVAIOノートから取り出した1GのHDDで構成されています。 home用のHDDは特に問題無いのですが、システム領域用のが問題で、 /usr/localあたりに定番のツールをがんがん詰め込んでるおかげで 常時HDD容量が逼迫しています。 当然AnswerBookもインストールできず、CD-ROMから起動している状態です。
めるちなは当初英語版のFreeSolaris7だったこともあり、 あまり使用頻度が高いものでもなかったので、 たいして問題にはなってなかったのですが、 日本語版のFreeSolaris7を入れたおかげで結構使うようになってしまい、 HDDの容量の少なさとかが気になってしまうようになってきたのです。
またAnswerBookもCDからのブートで使用していると耐えられないほど遅く、 全カタログのインストールを考えると、やはりHDDの増量が必要なのです。

HDDについては容量の問題の他にも、 fsckでエラーが頻発するという問題もあります。
これはなぜなのかわからないのですが、 OSをインストールした直後の再起動時に既に発生しているため、 HDDの物理的な問題ではないかと予想しています。
こんなわけでHDDの増量を図りたかったのですが、 HDDの交換はOSの再インストールということになるので、 これまでは躊躇していました。

ところでめるちな号については、 グラフィックス環境の面でも改善したいところがあります。 めるちな号は1280x1024の1677万色で稼動しているのですが、 パレットモードでないと DYNAMIC CMS が利用できないことに先日気づいたのです。
(よく考えればあたりまえなのですが(^^;))
大学の研究室にいたころ、Solaris上で動作するいろんなツールを作ったのですが、 どれもこれも DYNAMIC CMS が無いと動作しないようなモノばかりで、 先日めるちなで再コンパイルしてみたんですけど、 起動するとServerImageの作成に失敗して、動くものが1つもありませんでした。
で、面倒な設定をいじらずに、 簡単に DYNAMIC CMS を利用できるようにするためということで、 256色モードでSolarisをインストールし直したくなってしまったです。

そんなわけで、 めるちな号の再インストールの理由付けが強化されたので、 思い切ってめるちな号の環境改善に取り掛かることにしました。

さて、HDDの増量というわけで、新しいHDDを購入する必要がでてきたわけですが、 どんなHDDを買えばいいか迷ってしまいます。
めるちな号の要件だと、 最低1G増やして4Gくらいにすればそれで足りるのですが、 そんな小容量のHDDなんか新しく買ってもしょうがないですし、 かといって最近の数十GあるようなおっきなHDDをめるちな号に取りつけても 無駄な気がします。

そこで、うちにあるHDDで移行可能なものがないか考えてみた結果、 キャプチャマシンともにょ号に目をつけてみました。

●ともにょ号
ともにょ号は、 現在キャプチャマシンとして日夜(いや比喩でなくホントに)がんばって くれているマシンです。

ともにょ号では、 4.3GのUltraWideのHDDにキャプチャし、 9GのIDEのHDDでノンリニアな編集作業をしています。 9GのHDD上で一旦Premireを使ってM-JPEGのままCMカットなどの編集をした後、 LSX EncorderでMPEG2化しています。

ところで、 ともにょ号のマザーボードはPentiumPro150MHzのデュアルCPU構成に なっているので、 まぁまぁ不満はないスペックを保っていますが、 OSがWindowsNTとなっているため 変換後のMPEG2ファイルの内容をそのままでは確認できない状態にあります。
確認のためには、 一旦Windows98のはんみょ号にファイルを移して再生してみなければ ならないので、この辺が結構めんどうくさいと感じています。 またSocket8であるPentiumProのデュアルCPUマシンということで、 これ以上現実的なパワーアップが見込めないハード構成になってしまっています。
そこでこの際、ともにょ号にも手を加えてみることにしました。

まず、MPEG2の再生環境〜ついでにDVD再生環境も構築し、 ビデオキャプチャーのみでなく、 マルチメディアなマシンとしての充実度をアップすることにします。 これまではんみょ号に蓄えていたMPEG2ファイルも、 ともにょ号で管理することにし、 ともにょ号のHDDを大幅に増量します。
またOSもWindows98に変更し、 懸案のPentiumPro150MHzデュアルのハード構成はめるちな号に移してしまい、 ともにょ号はPentium!!!のパワーのあるマシンに再構成してしまいます。
これによりCeleron266MHzのめるちな号も、 PentiumPro150MHzのデュアルマシンに 再構成することになり、パワーアップされることになります。

んで最初の話題に戻りますが、 HDDの件については、 めるちな号にはともにょ号で使用している9GのHDDを移すことにして、 ともにょ号用に新規に20GB程度のものを購入することにします。

●計画のまとめ
というわけで、現在の環境をまとめるとこんな感じです。

めるちな号
OS: FreeSolaris7日本語版
MainBoard: GIGABYTE GA-6BXC
CPU: Celeron 266MHz
Memory: SDRAM 64MB
HDD: 2G(IDE) + 1G(IDE)
ともにょ号
OS: Windows NT4.0
MainBoard: Iwill DP6NS
CPU: Pentium Pro 150MHz x2
Memory: EDO 192MB
HDD: 9G(IDE) + 4.3G(UW)

パワーアップした後はこうなる予定です。

めるちな号
OS: FreeSolaris7日本語版
MainBoard: Iwill DP6NS
CPU: Pentium Pro 150MHz x2
Memory: EDO 192MB
HDD: 9G(IDE)
+ 1G(IDE)
ともにょ号
OS: Windows NT4.0
MainBoard: GIGABYTE GA-6BXC
CPU: Pentium !!! 500MHz
Memory: SDRAM 128MB
+ SDRAM 64MB
HDD: 20G(IDE)
+ 4.3G(UW)
SCSI: UW対応SCSIカード
DVD-ROM: ATAPI スロットイン DVD-ROM
あまるもの
CPU: Celeron 266MHz
HDD: 2G(IDE)

  新規購入
  ともにょ号−めるちな号間で交換

あと、めるちなのマザーボードのUW-SCSIは使わなくなります

ともにょ号用に新規購入するPentium!!!は、 マザーボードが550MHzまでしか対応していないこともあって、 500MHzのもので済ますことにします。
また、ともにょ号のメモリを少なくしてしまうのはまずいので、 128MBを追加購入します。 でないと、ソフトDVDプレイヤーが満足に動かないでしょうから。
SCSIカードについては、 これまではPentiumProで使ってたマザーボードにオンボードだったので、 UltraWideのHDDが利用できていたのですが、 今回マザーボードごと取り換えてしまうので、 新たに購入する必要があります。

→ んで、このあとは購入編に続きます。


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written by akiraand@mvg.biglobe.ne.jp