大里古墳(徳島県指定史跡)


昭和27年6月25日指定

大里古墳は横穴式円墳でその石室は那佐産の砂岩を運ぴ築造されている羨道( 玄室に入る道)は、長さ4M、玄室(棺を安置する部屋)は長さ6M幅上部1M 、底部l.9M、高さ1.6Mで断面は悌形をなしており巨大な8個の天井石が 置がれ、周囲には堀があつた出土品は金環・鉄鍬・高坏・平瓶・椀・坏・壷・そ の他朝鮮土器の破片多数であるが,、過去に盗堀されたあとがみられるこの古墳 は5、6世紀頃に築造されたもので、海部豪族の墓であると考えられる海部川下 流平野(大里松原砂丘上)には、大小多数の古墳の跡がみられたが現在その形を どどめているのはこの古墳だけである県南地方にいつ頃海海部氏族が定着したか は、つまぴらがてないが古代海部文化を知る上にかけがえのない貴重な資料であ る






古墳上部



横穴入り口