帰宅後にやっておきたいこと

 使用したテントをそのまま物置や押し入れに放置しないこと。こまめにメンテナンスすれば、確実に耐用年数が伸びる。汚れ、湿気、穴などを早めに退治して、次のキャンプツアーに万全の準備で望もう。

汚れ落し

泥などの汚れを水拭きできれいに落とす。ポールの汚れは乾拭きで。

乾燥

湿気を含んだまま収納すると、カビが生えることがある。帰宅後にもう一度日干ししたい。

補修

タバコ穴やカギ刺しなどの小さな穴は、リペアテープでふさいでおく。また折れかけたポールがあれば、別売りのオプションポールを事前に購入しておく。

リペアテープの使い方


穴の周辺をライターなどの火で溶かし、穴の拡大をくいとめる。リペアテープを張る面をきれいに拭いて乾かす。

ハサミで必要な大きさに切り、剥がれにくくするために角を丸く切り落とす。指で空気が入らないように押さえながら、穴の明いた部分に貼っていく。

テントの防水性をアップさせる方法

 いくら防水加工が施されているとは言え、使用回数が多くなれば性能の劣化は避けられない。テントの大敵である「雨漏り」に対処するためにも、適切なメンテナンスによって防水性能の維持・回復を図りたい。

シームシーラー

テントの縫い目からの浸水に威力を発揮する。外側から塗ることができるので、現地でも簡単に行える。

シームテープ

テント内部の縫い目の防水に有効。アイロンプリントのように貼り付ける。

防水スプレー

テントを使用する前に、フライシートの外側全面にまんべんなく吹き付ける。生地の耐水圧をアップすることができる。
※防水スプレーの噴霧は必ず屋外で行いましょう。