昆虫や動物や植物が主役の自然界での暮らしは、都会生活に慣れきった人間にとて
不快に感じることも少ない。ハチやアブが執拗に迫ってきたり、大きな蛾が鍋や皿の
中に飛び込んでくることもある。
 そんな都会派キャンパーを中心に人気があるのがスクリーンテント。360度全面に
シュを施した蚊帳のような構造をしている。虫を寄せ付けず、それでいて自然の空気
と景色がたっぷりと満喫できる。タープと違って、メッシュ仕様はある程度のブライ
ンド機能も果たしてくれる。

虫を避けるダイニング・キッチン

 人や食べ物に寄ってくるハチ・アブ・ハエ・蚊などの不快な虫をシャットアウトしながら、調理と食事を快適にエンジョイ。日没後なら、ランタンの明かりに群がってくる蛾も避けられる。

陽射しを避けてくつろぐサンシェイド

 強い陽射しの下では、木陰がわりになってくれる。そよ風に吹かれながら、のんびり過ごす昼寝などもってこい。メッシュがあるのである程度ブラインドになって、周囲を気にせずくつろげる。

雨天時に子供たちが遊べるプレイロット

 ルーフ部分は耐水性がしっかりしている。雨にたたられてしまったら、元気な子供たちの遊戯スペースとしも利用できる。

ドーム型とロッジ型の違い

 テントと同様に、スクリーンテントにもドーム型とロッジ型がある。両者の 違いは、使用しているポールの種類と設営方法。ドーム型はポールを固定するセットアップテープにより軽くて柔軟なアルミポールでの自立を可能としている。総重量が軽く、持ち運びが楽なのが特徴である。一方、ロッジ型は太くて頑丈なスチールポールを使用。重さは多少負担を感じるが、設営後の安定性に優れている。居住性と使い勝手は互角である。