床面積と収容人数

 大人1人分の就寝スペースの基準値を定めたJIS規格に従って収容人数を表示 している。ただしこれは寝室の床面積のみを対象とした数値でありテントの広さ を総合的に評価したものではない。ゆったり寝たいなら使用人数+1がベター。 また、同じ4人用でも4人が横並び、3人が横並びで1人が3人の頭の上に寝る などあるので、どういうレイアウトで寝ることが出来るかもチェックしておきた い。

高さがあると広く感じる

 一般的に天井が高いと実際の居住面積より広く感じる。圧迫感がないという 感覚的なメリットだけでなく、頭がつかえず立ったまま楽にテント内を移動でき る実益は貴重だ。ポールがほぼ垂直に立っているロッジテントが有利である。

収納サイズもチェック

 収納サイズは、キャンプ場への移動手段と密接に関わってくる。ワンボック ス等広い収納スペースのあるクルマでは余裕で対応できるが、トランクの小さな クルマやバイクツーリングでは収納サイズは小さいほど助かる。ロッジテントは 収納サイズは大き目となり、ドームテントは小さ目といったところ。

重量も重要なファクター

 最近はオートキャンプ場が増えクルマをテントサイトに横付けできるのでテ ントの重さは余り気にしなくてもいいかもしれない。しかし、クルマ乗り入れ禁 止のキャンプ場では、重くテントを歩いて運ぶことになる。(リヤカー等を用意 してくれてあるキャンプ場もある)自分がどんなキャンプを目指しているのかを 考えて見よう。スチールポールを使用するロッジテントは重くなり、アルミポー ルを使うドームテントは軽量となる。

設営方法は

 手作りの良さを味わうところにキャンプの面白さがあるが、テントを張るの に1時間も2時間もかかっていたらイヤになってしまう。ファミリーキャンプで奥 さんや子供が手伝ってくれれば大型のロッジテントでも余り手間がかからない。 設営はドームテントの方が手間要らず。設営方法とキャンプ参加人数がマッチし ているかも、収容人数とは別に考慮すべきでしょう。