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餃子の街と言われる宇都宮・・東京から食べに来る友人を満足させられる、美味しい店はいったいどこにあるのか・・・ある日の午後餃子店巡りのそぞろ歩きをしてみました。   by H.Mikami

番目の訪問

みんみん馬場通り本店
 MIN MIN

宇都宮を代表する昭和33年開業の老舗餃子専門店。現在は8つの支店をもち「正嗣」と市内の人気を二分する。焼、揚、水の3種餃子とライスのみのメニュー。店内は広く、カウンターとテーブル席があり、ファミリーやグループでも比較的ゆったりと食べることができる。昼から営業しており、観光客にも利用しやすので、最近は日曜日には行列もできる人気ぶり。店内には活気が満ちており「餃子の街」の雰囲気を満喫できる場所である。

他店も同様であるが、卓上にある、酢、醤油、ラー油で好みのタレを調合し、餃子につけて食べる。宇都宮の餃子は野菜系なので、タレに酢をタップリ加えると野菜の甘みがいっそう引き立つ。これが美味しく食べるひとつのコツである。水餃子は、湯が張られたドンブリに入って出てくるが、この店の場合には、別添の小皿にとってタレにつけて食べるのが標準的である。しかし、常連さんは、直接ドンブリの湯にタレを加え味付けし、スープを飲みながら食べる方が多いようである。

この店の餃子の特徴としては、第一に皮がやや厚く、つるんとした食感であることであろう。具は、キャベツがやや粗めに刻んだ物が多く入っているので、少しサクサク感が残っている。調味料の味付けは控え目で、野菜の自然な甘みが良く出ている。

■住  所:宇都宮市馬場通り4−2−3
■アクセス:大通りからパルコの向かい側のオプティック・オグラ(メガネ店)
      とタバコ店の間の道に入る。最初のT字路の益子焼き「ぽぽろ」の
      角を右に入り、30m先右手。
■駐 車 場:店前の「宮パーキング」立駐と提携
■電  話:028−622−5789
■営業時間:11:30〜20:00(売り切れ閉店)
■定 休 日:火曜日
■メニュー:焼餃子(6個)  220円
      水餃子(〃 )  220円
      揚餃子(〃 )  220円
      ライス      100円
      土産用生餃子   210円
     *土産用の焼・生餃子は2人前より
■分析データ:
  《分析対象》 焼き餃子
  《体  重》 21.6g/個
  《身  長》 85mm
  《皮  厚》 2.0mm
  《体  型》 ストレート・スリム系   
  《皮のばし》 機械(推定)
  《包  み》 機械(推定)
  《焼 き 油》 サラダ油
  《具の特徴》 キャベツ多め野菜系
  《ニンニク》 ごく微量使用

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正 嗣宮島町本店
 MASASHI

現在宇都宮近郊に9つの支店をもつ人気餃子専門店。焼き餃子、水餃子の2種類のみのみのメニューでライスも無い・・まさにこれぞ餃子専門店である。値段も6個170円と非常に安く、主食としてお腹を満たす餃子本来の食べ方を実行するには、うってつけの店である。 午後4時からの営業であるので、日帰り観光客の方々にはやや利用しにくい面がある。カウンターのみの12〜3席程度、手早く食べるファーストフード感覚に近い感じである。テイクアウト利用のお客さんも多い。

水餃子は湯が張られたドンブリに入って出てくるが、この店の場合は、直接スープ(湯)に卓上の酢、醤油、ラー油で味付けして食べるのが基本である。

餃子の特徴としては、薄皮で、焼き餃子の場合、皮がパリパリとしていることである。パリパリ感を強く出すために、油焼きの際に、焼き面に小麦粉の薄膜が張るような工夫をしている。具は、細かく刻まれた、玉ねぎ、キャベツが多く入っており、はっきりとした甘みの強い味付けが施されている。この辺が、「みんみん」との味の違いである。

■住  所:宇都宮市馬場通り4−3−18
■アクセス:大通りからパルコの向かい側、喜作園ばらぇティーの横の小路地
      を入りすぐ右手。「みんみん本店」のすぐ近く。「みんみん」側
      からは、焼き肉屋の角を入る。
■駐 車 場:なし
■電  話:028−622−7058
■営業時間:16:00〜20:30
■定 休 日:水曜日
■メニュー:焼餃子(6個)    170円
      水餃子(〃 )    170円
      土産用冷凍生餃子   160円
     *土産用の焼・生餃子は2人前より
■分析データ:
  《分析対象》 焼き餃子
  《体  重》 20.4g/個
  《身  長》 74mm
  《皮  厚》 1.4mm
  《体  型》 ストレート・標準体型系   
  《皮のばし》 機械(推定)
  《包  み》 機械(推定)
  《焼 き 油》 サラダ油
  《具の特徴》 玉ねぎ多め野菜系
  《ニンニク》 ごく微量使用

masasi

香 蘭
 KOURAN

ちょっと奥まった場所にある、カウンター10席のみの非常にこじんまりとした店舗であるが、知る人ぞ知る実力派No.1として名高い店である。昭和34年開業の老舗餃子専門店であるが、他の人気チェーン店が、大量製造機械を導入し、多支店展開しているのに対し、この店は、手包みの非常に丁寧な餃子作りにこだわりを持ち続けている。木製の盛り板に餃子を並べ、皮の汗かきを防止している点なども見逃せない。過去に「dancyu」や「料理百科」などの雑誌でも何度か紹介されている。

メニューは、焼餃子と揚餃子の2品のみで、ライスやビールも置いてない。午後の四時開店で、1日2000個ほど作る餃子は、かなりの割合が持ち帰りの土産として売られているようである。

餃子の特徴としては、皮が薄く、具はやや豚挽き肉が多めで、キャベツ、玉ねぎなどの自然な甘みがバランス良く調和している。三日月型で、一見すると小ぶりに見えるが、具が密に詰まっているので、重量的には他店とほとんど差がない。焼き油、揚げ油に他店と異なり、ゴマ油を使っているため非常に香ばしい風味がする。焼餃子の皮はサクサクとした心地よい食感、揚餃子はパリッとした軽い感じで、スナック感覚。「みんみん」「正嗣」に比べ、若干値段は高めであるが、それだけの価値は充分感じられる味である。こだわりグルメ探求者向け。

■住  所:宇都宮市本町2−5
■アクセス:大通りから、ワシントンホテルの横の道を県庁方向に向かい、ホテル
      裏で左に入り、川沿いの道を進む。50mほど先の道の曲がり角にあ
      る、こじんまりとした店舗。濃いピンク色の看板が目印。
■駐 車 場:無し
■電  話:028−622−4024
■営業時間:16:00〜21:00
■定 休 日:日曜日、祝日、水曜日
■メニュー:焼餃子(6個)   250円
      揚餃子(〃 )   250円
      土産用生餃子    250円
      自家製ごまらー油  100円
     *土産用の焼・生餃子は2人前より
■分析データ:
  《分析対象》 焼き餃子
  《体  重》 20.2g/個
  《身  長》 68mm
  《皮  厚》 1.5mm
  《体  型》 三日月形・スリム系   
  《皮のばし》 機械    
  《包  み》 手包み   
  《焼 き 油》 ゴマ油
  《具の特徴》 豚肉多め野菜系 
  《ニンニク》 ごく微量使用
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Last Updated 1998.2.15