◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 店 の 基 本 情 報 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆店 名:塩梅 (あんばい) エ リ ア:千葉県 (柏) 住 所:千葉県柏市明原1−2−3柏田中ビルB1 電 話:04−7146−2244 アクセス:JR常磐線「柏」駅西口より徒歩4分程度。 中央口改札を出て左手の西口に進み、歩行者デッキの突き当 たりのエスカレーターで斜め左手に降り駅前通りの歩道に至 る。駅前通りに沿って右手(駅と直角方向)にしばらく進む と国道6号線の交差点にぶつかるので、地下歩道通路を通っ て国道を横切る。数十m先の左手、柏調理師専門学校の並び に「とんかつ・ステーキ」の店舗看板が見える。店舗はビル の地下1階。 営業時間:11:00〜22:00 休 み:月曜日(月曜祭日の場合は営業し、翌火曜日が休み) 席 数:テーブル4人X7程度、座敷4卓x6人程度 メニュー:特上ロースかつ定食 1900円(消費税別途) ロースかつ定食 1500円 ロースかつ定食(小) 1300円 特上ヒレかつ定食 2000円 ヒレかつ定食 1600円 ヒレかつ定食(小) 1400円 ねぎ塩とんかつ定食 1300円 黒豚ロースかつ丼 1000円 その他、牛ステーキ類等各種メニュー ランチメニュー各種 980円程度〜
◆◇◆◇◆◇◆ コ メ ン ト ・ 訪 問 記 録 ◆◇◆◇◆◇◆ 訪 問 日:2002年1月下旬 昼時 食べた物:特上ロースかつ定食 1900円 (+税95円) 肉 :厚さ約1.6cm、脂身が霜降り状のロース肉(薩摩黒豚)。 非常にきめが細かく柔らかい。推定重量170g程度 ころも :(色)淡いキツネ色 (厚み)やや厚め (きめ)やや粗め (食感)ふんわり柔らかい つけ合せ:前菜に鉄板焼きモヤシ炒め(ランチサービス)、小鉢(揚げ出しナス) 別皿でキャベツ細切り(青シソミックス)山盛り。 ソース :ソース小皿に、辛子麹味噌タレ、中濃とんかつソース。とんかつの 皿の横にスパイスをミックスした塩。 キャベツ用のサラダドレッシングは卓上に1種(和風正油)壺が置 かれ、さらに4種(梅しそマヨネーズ・ごま味噌・おろし野菜・ トマトバルサミコ)から希望の1品選べる。 そ の 他:定食には、ご飯、赤出汁(豆腐、なめこ、ミツバ)、特上定食 用の漬物(カブ、キュウリ、白菜、山ゴボウ)が付く。 ご飯はシソご飯(白飯に変更も可能)。 卓上に食べ放題の漬け物鉢3種(キムチ、キャベツ、大根)。 食後にアイスクリームのサービス。 コメント:柏駅近辺で昼食をとることになり、ネットで検索したらこちらの店 の良い評価が掲載されたページがいくつか見つかった。店名も塩梅 とはなかなか洒落ている。さっそく行ってみることにした。 ビル地下への階段を降りて行くとなぜかそこは行き止まり。左手を 見ると年代を感じさせる木戸があるが取っ手が見あたらない? ど うやって開けるのか?・・・戸惑った瞬間にスーッと木戸がスライ ドした。なんと自動ドアであったのだ..(笑) からくり忍者屋敷 みたいで、最初から度肝を抜かれた。 店内を見渡すと、とても広々としていて落ち着いた空間。壁には絵 皿や石版、木彫品等の工芸品が飾られ高級感がある。おや?この雰 囲気はもしかして..?? 席に案内されるとおしぼりにお茶、そして..どお〜〜んと大判のメ ニューがテーブルに立てられた。おおっっ..やはりそうであったか、 かつ吉@水道橋系のお店であることはほぼ間違いないであろう。 とんかつに牛ステーキ類などの豊富なメニュー。とんかつに使用す る肉は全て薩摩(鹿児島産)黒豚とのこと。特上ロースは、さらに その黒豚ロースの中でも最高の肉質の部分を選りすぐったものだそ うで・・もう、とんかつ好きならこれを選ぶしかないですね..(笑) フロアー担当は全て若い女性店員さん達。すぐに3種の漬け物の鉢 が入ったトレイがテーブルに運ばれる。さらにはひとり客用の定番 新聞のサービス。至れり尽くせりの対応。ほどなくステーキ鉄板皿 にのった炒めモヤシが登場・・これはランチタイムのサービスだそ うだ。続いて、特上定食用の漬け物皿、さらには前菜小鉢の揚げだ しナス。新聞を読む暇がないほど次から次へと前菜が登場し、卓上 は皿で一杯になった。 いよいよお待ちかねの黒豚ロースとんかつが登場。皿のうえに笹の 葉が敷かれ、見事に斜めに包丁が入りそぎ切りにされている。笹の 葉の端っこには胡椒などのスパイスが混ぜられた微粉末の塩が添え られている。断面を見ると、おおっ!・・・絶句・・・・。 今まで数多くのとんかつ店を食べ歩いたが、これほどまで凄みのあ るロース肉は見たことがない。 きめ細かい肉質でありながら脂が赤身に差し込んだ見事な霜降り肉。 脂がクリーミーでねっとりした感じ。しかもぐどさが無い。火の通 りの加減も抜群で、口の中に入れるとふわぁ〜ッととろける様な柔 らかさ。何だろうこの絶妙の食感は?何か肉の熟成の方法にでも工 夫があるのだろうか? これはソースを付けるのがもったいない。皿に添えられた塩(胡椒 等のスパイス入り)で食べると実に旨い。小皿で出された、辛子麹 味噌タレは優しい味わいで、比較的サッパリとした感じでとんかつ をいただける。なお肉を包む衣は、かつ吉系の柔らかい感じのもの。 ゴマ油の風味はほとんど感じ無かったので、サラダ油のみ使用なの でしょうか。 シソご飯に、大椀に入った赤出汁はこの店の系統の流れをくんだ味 でおいしくいただけた。女性店員さんからご飯のお代わりを促され たが、おかずが盛りだくさんでもうお腹が一杯。シソの混じったキ ャベツはサラダ感覚でふんわりとした柔らかい食感。個人的な好み では、もう少しシャキシャキ感がある方が好きなのだが。 食事が終わると、タイミング良く新しいおしぼりにシソ梅昆布茶、 デザートのアイスクリームが運ばれてきた。接客面に関してはも う100点満点以上です。もし食べきれず残ったら持ち帰りのパッ ケージサービスもしてくれるらしい。 これで1900円とは・・。東京都心でこの味、この接客であれば 3000円出してもおかしくは無いであろう。私が食べたことのあ る「かつ吉系」の店では、ダントツの味とコストパフォーマンスで ある。また近々ぜひ再訪したいですね。 10段階評価:10+