◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 店 の 基 本 情 報 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆

店  名:ひやま
エ リ ア:栃木(宇都宮)
住  所:栃木県宇都宮市若松原2−2−7
電  話:028−655−2929
アクセス:JR宇都宮線「雀宮駅」より徒歩15分程度(距離1km強)。
     雀宮駅を起点として、アクセスの場合、駅前より西に進み
     国道4号線にぶつかったら右折して、国道を北上、最初の
     信号(足利銀行の角)を左折して道なりに数100m進むと左
      手に店舗が見える。スーパ「サワダ」の向側。
      宇都宮環状線(国道121号)からのアクセスの場合、宇都
     宮南警察署の交差点よりひとつ東側の信号(三菱GS角)
     を南に入ると店前の通りに至る。
Web Page:@tochigiグルメ情報「ひやま」紹介
営業時間:12:00〜13:30 18:00〜21:00
休  み:月曜日
駐 車 場:店前に7台
席  数:カウンター8〜9席程度、座敷2卓x4人程度。
メニュー:ロースかつセット    1600円
     地鶏かつ        1700円
     豚肉と大根煮       450円
     トマトのマリネ      450円
     サツマイモのサラダ    350円
     その他、特大ロースかつ、ヒレかつ等
     日替わりの黒板メニューも多数。


    

◆◇◆◇◆◇◆ コ メ ン ト ・ 訪 問 記 録 ◆◇◆◇◆◇◆ 訪 問 日:1996年頃よりたまに訪問しています。 食べた物:ロースかつセット 1600円 肉   :厚さ約1.4cm、非常に繊維がきめ細かいロース肉。      細かいサシが入っている。ボリュームは軽めのサイズ。 ころも :(色)淡い茶色 (厚み)薄い (きめ)やや細かめ      (食感)サク・サク つけ合せ:極細切りキャベツ ソース :天日塩、濃厚とんかつソース(卓上) そ の 他:セットには、前菜(三点盛り)、ご飯、味噌汁、漬け物、氷菓、      食後コーヒーが付く。 コメント:栃木県宇都宮市南部の住宅街にある、こだわり派のとんかつ屋さん。      ウッディーな内装にアンティークの調度品、BGMにはジャズが流      れるお洒落なお店。私が栃木県小山市に在住当時、県内の多くの店      を食べ歩いたが、個人的評価では、この店が県内でダントツでNo.1      の存在。東京の一流店と比較しても決して劣ることはない超一流の      レベル。もしこの店が東京にあったら、きっと評判の店になること      間違いないでしょう。      ただし初訪問の場合には、少しばかり面食らってしまうかもしれな      い。ご主人の方から、メニュー選択や食べ方について、若干のお勧      めや要望事が出されるのである。また、食事中に少し蘊蓄や自慢話      を聞かされるかも知れない。しかし、決して嫌みに感じることでは      無く、強制じみたことでもない。ご主人のとんかつ作りに対する熱   意やこだわりが素晴らしいものであり、また会話により、個々のお 客さんの好みを知って、今後の来店時対応にフィードバックしよう とも考えおられるのだろう。      入店して先ず最初に出されるご主人からの要望であるが、メニュー      が一応提示されるが、初回訪問であればロース(セット)を是非食      べてみてくださいと強くお勧めされる。ヒレかつなどのメニューも      あるが、初回は先ずロースを食べて欲しいと言われる。それだけロ      ースの肉質や調理の出来映えに自信があるのだろう。      続いて、とんかつが出された時に、2番目の要望が出される。最初      からソースをつけるともったいないので、先ずはぜひ天日塩で食べ      て欲しいと強くお勧めされる。上等な肉なので、肉自体の旨味や甘      みを味わってもらいたいのである。      薄手の衣をつけて温度の違う鍋で時間をかけて2度揚げされたとん      かつは非常にジューシーで柔らかい。衣の存在は控えめで、上質で      きめ細かい肉質の豚肉そのものを味わう感じのものである。火の通      り方も実に絶妙で、中心が程良い淡いピンク色の加減。なおご主人      の弁によると、初訪問客には、ベストな状態の火の通り方よりも、      ほんの少し余分目の感じで提供しているとのことである。「生」で      あるとの心配をされるといけないので不本意ながらその様な対応に      しているらしい。次回以降、顔を覚えた方には、ベストの火の通り      でお出ししますとのことである。      また脂の加減の好みにも多少対応してもらえるようである。同じロ      ース肉の塊でも、頭側とお尻側で脂の付き方が違うので、注文を受      けてから肉を切り出す際に、好みによって切る側を選んでもらえる      ようである。私も一度だけ脂を多めでお願いしたことがある。      なお「セット」で注文すると、最初に野菜類の和え物を中心とした      前菜皿が登場する。皿の上に三点盛りされていて見た目にも美しい。      メインのとんかつと食事の後には、自家製のシャーベット類などの      デザート。最後のあがりはコーヒーである。ひとつだけ生意気を書      かせてもらうと、なぜかこの最後のコーヒーが風味に乏しい感じで      ある。セットの他の品々がほとんど完璧なレベルで登場するだけに、      最後の〆がちょっともったいない気がしてならない。            全体の印象としては、イメージ的にはとんかつ屋さんと言うよりも、      寿司屋さんでの客と主人のコミュニケーションに近いスタイルを築      いている店と言えるかも知れない。事実、常連さんになると、ご主      人に全て「おまかせ」での注文をして、その日の良い素材を見繕っ      て出してもらっている人が多いみたいだ。こんな店がご近所にある      方々が本当にうらやましいですね。 10段階評価:10