◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 店 の 基 本 情 報 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆

店  名:キムカツ
エ リ ア:東京 (恵比寿)
住  所:渋谷区恵比寿4−9−5 マンションニュー恵比寿105 
電  話:03−3444−1486
アクセス:JR恵比寿駅東口より徒歩4〜5分。
     東口を出て階段を下り、駅と直角にコンビニ・サンクスと
     東京三菱銀行間を進む。すぐに信号交差点(対面に喫茶店
     ルノアール)に至るので、ここを右に曲がる。道なりに進
     み、「恵比寿駅東口」交差点を過ぎ道路右手に、大きなマ
     ンションビル(ニュー恵比寿マンション)が見える。この
     ビル1Fのテナントのひとつ。
営業時間:11:30〜15:00(L.O.14:00?)
     17:00〜22:00
休  み:無休
席  数:カウンター9席程度、テーブル4人x3卓

メニュー:厚切り (ご飯セット)     2400円(消費税別途)
       山形産三元豚厚切りロースとんかつ200g
     キムカツ( 〃   )     1800円
       薄切り三元豚を25枚重ねた肉使用
       6種の味付けから選択:ぷれーん、黒胡椒、がーりっく、ねぎ、ちーず、梅しそ
     その他一品料理各種
     キム卵丼 (ランチタイムのみ) 1200円    
     キムカツ特製牛乳かん       400円
   --------- ランチ スペシャルメニュー ----------
     キムカツランチ(一日限定15食) 1200円
       初夏のハーモニー:3種のミニキムカツ
     料理長のおすすめランチ      900円


◆◇◆◇◆◇◆ コ メ ン ト ・ 訪 問 記 録 ◆◇◆◇◆◇◆ 訪 問 日:2003年6月上旬 昼時 食べた物:キムカツ(黒胡椒)のご飯セット 1800円(+消費税90円) 肉   :厚さ約2.5cmのロース重ね肉。しゃぶしゃぶ用のような極薄スラ      イス肉を25枚重ねたそうです。脂もほどほどにのっていて、柔ら      かくジューシー。ボリュームは推定150g程度でしょうか。ラグビ      ーボールの様な独特の形をしたとんかつです。 ころも :(色)やや濃い茶色(厚み)薄目(きめ)やや粗目      (食感)サクッと軽め。 つけ合せ:キャベツ千切り別皿。 ソース :別皿でおろしポン酢。      (今回選択メニューではとんかつソースは無し) そ の 他:ごはんセットには、ご飯、とん汁、漬け物物盛合せが付く。      ご飯は炊きたてにこだわっているようで、3人以上のグループの場      合は注文をうけてから炊くこともできるようです。      長野県北御牧村有機栽培米研究会生産のコシヒカリを使っているそ      うです。 コメント:まるで和風のダイニングバーのようなお洒落な雰囲気のとんかつ屋      さん。ライトダウンされた店内、カウンターやテーブル上がスポッ      トライトで照らされ、ポップスのBGMが流れる。      素材にはいくつかのこだわりの点があるようで、山形平牧三元豚、      ご飯は長野の有機栽培コシヒカリを使い、炊きたてでの提供にこだ      わっているようだ。      メニューを見ると、普通の厚切りとんかつもあるようだが、店名と      同じ、キムカツなるものを今回は試してみた。味付けで6種類ほど      のバリエーションがあり、今回私が選んだのは「黒胡椒」。岩塩と      黒胡椒の味付けにより、三元豚の旨みをひきだしているそうだ。      先ず、お洒落な湯飲みに入った暖かいお茶が運ばれてきたが、これ      がとても変わった風味。スモーキーな苦みがある。表現が難しいが、      秋田の漬け物の「いぶりがっこ」のような風味と言ったら良いのか。      以前飲んだことがあるゴーヤ茶とも少し似ているが..何というお茶      なのでしょう? 油っこいとんかつとは好相性で、口の中がとても      さっぱりしてなかなか良い。      続いて、深皿に盛られた刻みキャベツが登場。薄くスライスされた      物でふんわり柔らか。卓上の正油ドレッシングでいただく。      漬け物盛り合わせに続いて、主菜のキムカツが登場。ラグビーボー      ル型と言ったら良いのか、あるいはアーモンド型か・・      縦に一本包丁が入り、横に4切れほどにカットされている。25枚      の極薄スライス肉を重ねた物だそうで、なるほど良く断面を見ると      ミルフィーユみたいな層構造になっている。      口に入れると、肉汁がじゅわーっと口内に拡がる。塩胡椒でしっか      り味付けされているので、確かに通常のとんかつ以上に肉(肉汁)      の旨味がはっきりとした輪郭で味覚にアタックしてくる。おもむろ      に肉を噛みしめると、ふわぁーっと口の中で肉が溶けていく。不思      議な食感である。脂身の塊は全く見えないが、肉汁にはかなり脂の      旨味を感じるので、けっしてあっさりし過ぎている感じではない。      別皿で用意された、おろしポン酢をつけると程良いバランスだ。      ご飯は、自慢の品だけあって、つやつやとした見事な炊きあがり。      お代わりが自由なのか確認しなかったが、茶碗がかなり小盛りなの      で、若い男性には一杯では少し物足りないだろう。お椀は、薄味で      里芋や根菜類がたっぷり入った豚汁。食後には柚子シャーベットの      口直しが出てきた。      トータルの印象として、豚肉のもちっとした弾力などの食感を重視      する方には、充分叩いた肉のとんかつ同様の物足りなさを感じるか      もしれないが、口の中にあふれる肉汁は特筆すべきものがありまし      た。たまにはこんなとんかつを食べるのも面白いですね。次回は、      厚切りとんかつもぜひ試してみたいですね。       10段階評価:8