●訪問記録・コメント
訪 問 日:2006年11月中旬(昼)
食べた物:ロースカツ定食(150g) 1300円
肉 :厚さ約1.0cm程度、脂身は少な目のロース肉
公称重量150g
ころも :(色)きつね色、(厚み)やや厚目、(きめ)粗目
(食感)少し柔らかめの食感。
ソース :オリジナルソース、黒胡麻味噌ソース、中濃ソース(辛口)
ドレッシング(にんにく風味)
つけ合等:キャベツ細切り、ご飯、豚汁
備 考:ご飯、キャベツのおかわり自由
訪 問 記:牛丼チェーンの松屋が経営する、高級素材の黒豚を売りにし
た、新しいとんかつ専門店である。2005年の夏に新宿西口の
大ガード横の思い出横丁入り口に1号店が登場し、2006年5月
頃にこの赤坂店がオープン。現在のところ、全国でこの2店
舗のみのようだ。
店内に入ってびっくり。曲線を描く洒落たカウンター席に、
テーブル席もゆったりと配置されている。店内の壁面にはモ
ザイク状の石材も使用されていて、高級感さえ漂う。牛丼の
松屋のイメージとは全く異なるものだ。
店の雰囲気に比べると、メニューの価格設定は、定食で800円
台から1500円までと、控えめの印象。松屋ならではの、値打
ち感がベースとなっているのだろうか。
ロースカツ定食(150g)を注文。昼のピークより早めの入店
で,混み合っていなかったためか、驚くほど早く膳が運ばれ
てきた。おそらく7〜8分だろう。最近のチェーン店系の店
ではお決まりの、真ん中の一切れの断面を上に向けたスタイ
ルでの登場だ。
厚切り肉を叩いて拡げたような、大判のとんかつ。使用して
いる肉は「富士の黒豚」という国産ブランド豚とのことであ
る。松乃家がイギリスの名血統豚を買い付け、広々とした環
境で育てているとのことである。オリジナルのブランド豚と
いうことだろうか。
衣の中の肉は、ジューシーという感じではなく、水分が適度
に抜けた揚がり加減である。もともとは硬めの締まった肉質
であると思われるが、厚さがほどほどで、充分叩いてあるた
めか、噛み切りやすい。この肉の赤身は旨味が強くて美味で
すね。噛めば噛むほど味わいが口の中に拡がる感じ。
衣は卵と小麦粉層がやや厚めで、柔らかめのタイプで、若干
はがれやのが気になる。ソースは3種類が卓上に用意されて
いるが、オリジナルソースというものがなかなか旨いです。
リンゴ、トマト、野菜をベースとした薄味で、肉本来の旨味
を引きたてるタイプ。まい泉@青山の黒豚専用ソースとよく
似た感じだ。
全体的な印象としては、素材の黒豚は旨いが、なんとなくと
んかつとしては元気が無い感じ。衣が柔らかめで、肉との一
体感が弱いからでしょうか....揚げたての熱々感にも乏しい
気がした。
つまみや、酒類も豊富(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)
なので、夜は居酒屋的な利用も考えられる店である。店の雰
囲気はなかなか良く、価格設定も控えめなので、近くにあれ
ば利用価値の高い店でしょう。
私の満足度評価:★★★☆
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