◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 店 の 基 本 情 報 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆店 名:とんかつ 鈴の家 (すずのや) エ リ ア:東京 (祖師谷大蔵) 住 所:東京都世田谷区祖師谷3−33−2 電 話:03−3484−0447 アクセス:小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅より徒歩1分強程度。 駅を出て右手の商店街通り(HANAYA、サンマルクカフェ前) を進むと、すぐに左手に「なか卯」が見えるので、その手間 の路地を左に入り、すぐ右手。 営業時間:11:30〜14:30 17:00〜21:00 休 み:火曜日・第3月曜日 席 数:カウンター15席程度、テーブル3卓×4席程度 メニュー:ロースかつ定食 1365円 (総額表示) 上ロースかつ定食 1680円 ひと口ロースかつ定食 1260円 ヒレかつ定食 1460円 上ヒレかつ定食 1785円 ひと口ヒレかつ定食 1365円 ミルフィーユ仕立てかつ(限定) 1785円 その他、海老フライ、盛り合わせ等各種 ------ ランチメニュー(11:30〜14:00)------ とんかつ定食 893円 メンチかつ定食 893円 カニコロッケ定食 893円 メンチ・カニコロッケ盛合せ定食 945円
◆◇◆◇◆◇◆ コ メ ン ト ・ 訪 問 記 録 ◆◇◆◇◆◇◆ 訪 問 日:2005年2月上旬 昼 食べた物:上ロースかつ定食 1680円 (消費税込み) 肉 :厚さ約1.4cm、脂身はやや少な目のロース肉で肉質きめ細かい。 ころも :(色)やや濃いキツネ色 (厚み)やや厚め (きめ)中目 (食感)サクサクと軽い つけ合せ:細切りキャベツ、レッドキャベツ、ニンジン、イタリアンパセリ、 大葉、プチトマト、くし切りレモン。 ソース :濃厚とんかつソース、ウースターソース(卓上ポット、壺) そ の 他:定食に、ご飯、味噌汁、漬け物が付く。 コメント:祖師ヶ谷大蔵のにぎやかな駅前商店街通りから、少しだけ路地に入 ったところにあるとんかつ屋さん。世田谷区内での評判店のひとつ との噂を聞いていたので、是非一度は行ってみたいと思っていた。 カウンターにテーブル席が3卓のみであるが、店内は比較的ゆった りとしており、カウンターと厨房の境には、店名を染め抜いた小さ な暖簾が下げられ、和風の趣がある。しかし、厨房で腕をふるうご 主人は白いコック帽をかぶり、口ひげをたくわえ、まるでフレンチ のシェフのようだ。ちょうど12時過ぎの訪問で、TVのニュース 番組が流されていたが、ニュースが終わると突然、ジャスピアノの BGMに切り替わった。異文化のテイストが渾然一体としてるが、 決して気取っていない、庶民的な雰囲気の空間は居心地がよい。 上ロースかつ定食を注文。昼の繁忙時であったので、他のランチメ ニューと調理のタイミングが違うのか、若干待たされた。その間、 女将さんが、こまめにそば茶をつぎ足してくれたり、調理の進み具 合を教えてくれたり、お客さんへの気づかい、接客対応については 抜群の二重丸である。 ほどなく登場したひと皿は、彩りも良く、美的センスを感じるもの。 とんかつの上には、レモンが載せられ、キャベツの山には、レッド キャベツ、ニンジン千切り、イタリアンパセリがひと枝。普通のパ セリではないところに、盛りつけのこだわりを感じる。とんかつの 横には、へたの下に切れ目が入っているミニトマト。これらが益子 焼きのような、厚手の角皿に配されている。 ちなみに、ご主人がこれらを盛りつけをしている様子を横から見て いると、本当にフレンチのシェフが皿の最後の装飾の仕上げをして いるような、真剣な眼差し、繊細な手さばきであった。 とんかつは、脂身は少な目で、非常にきめ細かい肉質である。いわ ゆる餅豚などと呼ばれるような感じのものだ。火の通りは、私の好 みからすると若干良く通り過ぎの加減であった。初訪問のお客さん では、このぐらいの無難な線になってしまうのか。衣はやや厚手で サクサクしているが、とんかつがかなり細幅に切られているので、 やや肉からはがれやすい。卓上には2種のソースがあったが、ウー スターの方が相性が良さそうに感じた。 炊きたてご飯も美味しく、味噌汁などもとても丁寧に調理されたも の。接客を含めて、総合的な満足度はとても高い店でした。おそら くこの感じなら、ランチの893円メニューもお値打ち度が高いの ではないでしょうか。次回訪問時は、是非こちらも味わってみたい ですね。 10段階評価:8