◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 店 の 基 本 情 報 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【閉店】2004年6月初めに閉店したそうです。

店  名:とんかつ十七代 とん七 エ リ ア:東京 (調布) 住  所:調布市小島町1−35−3 濱乃家ビル1F 電  話:0424−40−0107 アクセス:京王線調布駅北口より徒歩2〜3分程度。      北口を出て左手のパルコ手前の線路沿いの道を西(八王子方向)に      進む。踏切のところ(ラーメン萬来軒角)で右に入る。大通りに出      る少し手前の左手のパチンコ店並びに店舗がある。 Web Page:平田牧場直営店「とんかつ17代とん七」(12月末までの割引券有り) 営業時間:11:30〜15:00(L.O.14:30)      17:00〜22:30(L.O.22:00) 休  み:無休(?) 席  数:カウンター席10席程度、テーブル席(4人x4+2人x3程度) メニュー:三元豚ロースかつ膳  80g    980円(消費税別途)      三元豚ロースかつ膳 120g   1280円      三元豚厚切りロースかつ膳   1680円      三元豚ヒレかつ膳 80g    1080円 三元豚ヒレかつ膳 120g    1380円      三元豚メンチかつ膳        780円       その他メニュー多数、おつまみ類も豊富。     (桃園豚は生ハムのおつまみメニューのみで提供。)   そ の 他:2002年11月26日開店

◆◇◆◇◆◇◆ コ メ ン ト ・ 訪 問 記 録 ◆◇◆◇◆◇◆ 訪 問 日:2002年12月初旬 昼時 食べた物:三元豚厚切りロースかつ膳  1680円 (+税84円) 肉   :厚さ約1.5cm、脂が良くのった霜降り状のロース肉。      厚切りの場合ボリューム表示は無いが、おそらく170〜180g      程度と推定される。    ころも :(色)濃いキツネ色 (厚み)やや厚め (きめ)粗め      (食感)サクサクで柔らかい つけ合せ:細切りキャベツ、人参少々 ソース :卓上に濃厚ソース(甘口)、別皿で塩が出される。       すり鉢に入ったゴマが個別に出される。      その他、卓上フレンチドレッシングと胡麻ドレッシング。 そ の 他:膳には、ご飯、味噌汁、山形の漬物(カブ、大根等)が付く。      ご飯、味噌汁のおかわり自由。        コメント:山形産の三元豚(さんげんとん)と言えば、都内の有名とんかつ店      (例えば、燕楽、かつ好、丸五)などがこぞって使っている評判の      銘柄豚である。この豚の生産・直販をしている酒田市に本社をもつ      平田牧場が直営するとんかつ店の東京進出1号店が調布市に開店。      さっそく開店数日後の昼時に食べに行ってみました。      駅前のパルコの裏手にあるビルの1Fの店舗、間口は狭いが店の奥      は広く、席間は比較的ゆったりとしている。BGMにはジャズが流      れ、少しばかりお洒落な雰囲気をプラスしている。      見開きタイプのメニューは、ファミレスみたいに印刷された大きな      物で、いろいろ沢山書かれているが、結局店のお勧めは最初に書か      れた3行のロースかつ膳とのこと。ロースの各メニューは全て三元      豚使用で、肉質の差は無くグラム数の違いだけのようだ。なお同じ      平田牧場産の希少品「桃園豚」は残念ながら今回訪問時のとんかつ      メニューには見あたらなかった(ハムのおつまみのみ)。      厚切りロースかつ膳を注文すると、山形産の漬け物と、すり鉢に入      った白胡麻とすりこぎが先ず運ばれてきた。10分ほどで運ばれて      きたとんかつは、皿上の金属の網にのせられており、横にはキャベ      ツの小山が添えられている。      う〜ん、ここまでのパターンは、最近郊外のファミレスタイプのこ      だわりとんかつと銘打つチェーン店でお見かけする接客スタイルそ      のまんまだ。漬け物をわざわざ山形のものと紹介して出すあたりは、      新宿の「かつくら」なんかの接客とも似ている感じ。(あちらは、      京都の漬け物ですとの紹介ですが)      一切れつまんで断面を見ると、うわぁ〜凄い、、霜降り状に脂がの      った肉で、中心が程良いピンク色。脂と肉汁でつやつやと断面が輝      いてる。この時点でファミレスとんかつのイメージは完全に消え去      る。これは食べてみるまでもなく旨いことがわかる代物だ。まるで      ファミリーカーにレーシングカーのエンジンを積んだ様な、とんで      もないとんかつだ..(笑)           肉を噛みしめると柔らかさの中に、もちもちっとした粘りと弾力が      ある。赤身はきめ細かく、その間に脂がサシ込んでいて、赤身と脂      の境目が良くわからない感じで混じり合っている。この肉は本当に      ジューシーで旨いですね。脂は比較的サラッとした感じで、後味が      良くクドさがあまり無い。            別皿で塩が出されるが、女性店員さんの説明では、脂の多い部分な      どは塩で食べた方が美味しいとのこと。塩を付けて食べると、脂の      上品な甘みがよくわかる。なお卓上のソースに胡麻を合わせたもの      もなかなか味が良くて、こちらもまた捨てがたい組み合わせ。      接客面で少し難を感じたのは、私が案内されたカウンター席が喫煙      席であったこと。運悪く隣のお客さんの濃いたばこの煙2本分のモ      ロ直撃を食らって閉口しました。テーブル席の方は昼時は禁煙席み      たいなのでその分スモーカーがカウンター席に集中しているのでし      ょうか。これでは、ひとり客の非喫煙者には受難の店になってしま      いますね。(実際は下記追記参照)      総合的な印象では、さすがに銘柄豚の生産者の直営店だけのことは      あり、豚肉の旨さは特筆的すべきものがあると思いました。しかも      印象的には同じ三元豚を使った他店に比べて価格が2割ぐらいは割      安なのでしょうか。一般の方にお勧めかどうか問われたら、10点      満点でお勧めと答えられる店じゃないかと思います。      しかし、私自身にとっての満足度評価では、ファミレスっぽい感じ      の印象がどうも払拭できずなんとなくモヤモヤ。う〜ん、肉が飛び      っきり旨ければとんかつは旨い・・それで良いのでしょうが・・      どうも自分自身は渋い職人技を見せてくれるようなタイプの店が好      きなのかもしれませんね。           10段階評価:9
 (2002.12.5追記)       上記のコメントを掲載したところ、さっそく(株)平田牧場のマネージャー   様より来店御礼と接客に対するお詫びのメールを頂戴いたしました。   『本来は、終日カウンター席が喫煙席、テーブル席が禁煙席と決めさせてい    ただいております。私どものご案内の不備により、ご迷惑おかけいたしまし   た。』とのことです。・・・従って、たまたま私の場合に手違いがあった様        で、実際はひとり客でも禁煙席(テーブル)に案内していただけるようです。