◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 店 の 基 本 情 報 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 店 名：矢場とん 矢場町本店（名古屋） エ リ ア：名古屋 （名古屋市） 住 所：愛知県名古屋市中央区大須３−６−２３ 電 話：０５２−２４１−２４０９ アクセス：地下鉄名城線「矢場町」駅より徒歩５〜６分程度。 「矢場町」駅より若宮通りを西に100mほど進み、大須通りとの交差 点（矢場町交差点：高架下にからくり時計有り）を左（南）に入る。 大須通り右手（西側）の最初の細い道に入る（案内看板あり）、右 手に店舗がある。 Web Page：みそかつ矢場とん 営業時間：１１：００〜２１：００ 休 み：月曜日（祝日の場合は翌火曜日休み） 席 数：カウンター席、テーブル席多数 （８０席程度） 駐 車 場：４台 メニュー：わらじとんかつ（味噌又はソース） １２００円 黒豚わらじかつ（ 〃 ） １６００円 ロースとんかつ ７００円 ヒレかつ １２００円 黒豚ヒレかつ １６００円 味噌かつ丼 ９００円 その他メニュー多数 ＊とんかつ各メニューは単品価格、定食は＋３００円◆◇◆◇◆◇◆ コ メ ン ト ・ 訪 問 記 録 ◆◇◆◇◆◇◆ 訪 問 日：１９９９年９月頃 夕刻 食べた物：黒豚わらじかつ＜味噌＞ （定食） １６００円（＋３００円） 肉 ：厚さ約0.5ｃｍ、脂身はやや少な目のロース肉。 普通のとんかつの２倍ぐらいの幅。推定重量150g ころも ：（色）濃い茶色 （厚み）中厚 （きめ）細かい （食感）カリ・カリ つけ合せ：キャベツ千切り ソース ：ソース類は初めからとんかつにかけられた状態で登場する。 各メニューは「味噌ダレ」か「ソース」を注文時に選択する。 そ の 他：定食は＋３００円で、ご飯、味噌汁が付く。 コメント：名古屋といえば味噌かつ。その中でも最も有名な店のひとつがこち らの「矢場とん」であろう。名古屋のビジネス街中心にほど近い大 通り裏の路地にこの本店がある。夕刻に訪れたら活気のある店内に お客さんが溢れている。入り口近くには、串かつの持ち帰りのお客 さんが列をなす。地元では本当に人気のお店なんですね。店の壁に は中日ドラゴンズの選手や有名人のサイン色紙も並んでいる。 注文品の黒豚わらじとんかつは、ネーミングの通りまるでわらじの ような大判の幅広とんかつ。最初から味噌味ダレがかけられ、縦に も切れ目が入り一口大に切り分けられている。おそらく厚切り肉を ２枚に開いて倍の大きさに薄く拡げ衣を付けて高温でカラッと揚げ ているのではないだろうか。 味噌ダレは、意外とサラッとしていて衣にも充分染みこんでいる。 一切れ口に運ぶと、サクッとした衣の食感の奥にマイルドな味の噌 ダレが染み込んだしっとりとした第２の食感が続く。噛みしめると ロース肉の旨みがじゅわーっと口の中に拡がる。 この味噌ダレは関東人にとっては、かなり甘口であるがドロドロと したタイプでないのでしつこさは全くない。雑誌「dancook.1994.6」 に書かれていた情報によると、豚スジでとったスープをベースとし て赤味噌（八丁味噌では無いが類似のもの）、砂糖、それに企業秘 密のあるものを加えて作るそうだ。 肉は薄く叩かれているため、存在感としては衣や味噌ダレのウエイ トが高くなる。カリカリ、サクサクとした食感の衣と、まったりソ ースが食欲をそそる。これはご飯にも合うし、特にビールのおつま みには最高である。一本１３０円の串カツも焼き鳥サイズの肉串に 衣を付けて揚げ味噌ダレ（又はソース）にくぐらせたもの。こちら はさらにおつまみには好適であろう。 総合的な印象では、肉そのものの味を純粋に味わうものではなく、 おつまみスナック感覚の「衣」を味わうことに力点を置いたとんか つのようである。厚切りとんかつとはまた別の価値観を求めたもの であろう。一連の食べ歩きと同一の観点からの評価は当てはまらな いので、わらじかつへの評価は保留に。 なお、わらじかつは大判であるが薄肉であるので、実質の肉のボリ ュームはやや軽めなので純粋な食事（定食）としては少し割高感が あるかもしれないですね。数人で行って、わらじかつやら串かつや らをつまみながらワイワイとビールを飲むには良い店でしょう。 １０段階評価：おつまみにも白飯にも最高（評価不可）