Live communication tour '00

LIVEとそのお客さん


2000年みたライヴ

  1. 1月9日 Chemical Brothers

     6時開演で6時を目指して会場にいくとバス待ちの列が長い。ま、回転も早いのだけどみんな結構直前にくるものみたい。

     入ってスタンディングフロアーの真ん中の方にいくのだが、全然ステージが見えない。

     ま、別に見に来たわけじゃないのさ、と思うが、やはりやっているところは少しは見えた方がリズムが分かって楽しい気もする。

     いい感じのおきゃくさんまんさいのこの会場ではじまる直前になって自分の前に2組の4人組のコドモがちょろちょろして話とかしまくってうるさくってもーーふんいきぶちこわされまくり、「はぐれちゃいそうだよね」とか言ってるくせに結局前の方にいってくれないので最後までじゃまだった人たち。

     しかし場所を移るとか考えるまもなくはじまったので、ステージ上に3枚と上のほうに1枚あるスクリーンに意識を集中させる、模様や絵柄の反復の映像とリズムの反復の音楽は心地よくそのままいっきにトランス状態に突入。

     なんというか「へろへろ」って感じだ。音ってこわい、音楽ってこわいとあとで思ったが、そのときはもー脳内麻薬満載状態で幸せな時間であった。

     もともとビデオクリッ プで「いいな」と思ってみるとここの曲というのが多かったので、アルバム自体は去年でたやつ1枚しか聴かないで見に行ったのだが、すごく楽しかった。

     でもクリップでみた、あたらしい方の曲はやってくれなかった気がする。あれも好きなのに。

     あとで後ろのはしっこのほうにいってみたら、もっとはやく気が付けばよかった、楽しそうにおどりまくっているひとがたくさんいたので、もし、次に見る機会があったならば、もっと冷静に場所を選ぶことにしたい。

     ところでスタンドが指定席だったのだけど、上半分は完全にあいていて、そこにあがって踊りまくっている人が見えて、NKはスタンドの方が楽しそうだなーという印象を受けた。

     あと帰りにみたグッズでhere we goのバックプリントのTシャツがあるのを発見したが、Sサイズはすでにうりきれ、欲しかったなぁ。

  2. 1月10日 nine inch nails (この文は長くなるでしょう)

     去年の夏のおわりか?秋か?2000年1月上旬来日????いやー嬉しいーなどと思っているが詳細あきらかにならないうちに1月来日ラッシュの日程がでる、控えめにチケットゲット、とりあえず、ケミカル1月9日にしといてよかったよ、8日や15日大阪にしなくてよかったよ、このあたり赤とうがらしさんたちと日程ぶつかってるからいかないよ、その前の週のお兄ちゃんのエアロはなしだよ、ということで祝nin初来日である。

     いつか外国に見に行かなければいけないものだと思っていたのだが、とりあえずみれる、しかし1月あたまってY2Kであんまり休みがとれないのだーー、ひどい、ひどい、とおもったが、とりあえず、10日と15日にみることにする。2日じゃ足りないのだ、と思っていたが、今おもえばそれくらいでちょうどいいのか。

     結論から言おう、「5年前に来てほしかった」

     この一言につきる、やはりライヴというものは「おもいたったら吉日」なのだ。ちんまりと待っててもダメだ、と今回はっきり分かった。

     最新アルバムあんまりすきじゃないので、なんとなくそんな予感はしていたのだが。

     とりあえず、スタンディングは今日だけなので、前のほうにいってみることにした、別に早く入っても暇そうだから、とグッズをみてから中に入ったのだが、早く入ればよかったとちょっと後悔した。というか本当に早く来ているひとがあまりいないので番号通りにはいっておけば最初だけは前でみれたであろう。

     それでも最近のスタンディング慣れのせいか、前の方をキープすることができた、しかしーー一番前にたどりつくことはなく、たまにトレントの顔が見えると近いのだが、全体の様子はよくわかんないという感じである。

     ステージ降りたりしていたようだが、ステージ上に見えないので、上がったときっぽいリアクションでやっとそっかーーって分かるそんな具合だった。

     しかし見える時は本当に近いのよ、しかし見えたのはあの外人特有のあご割れ系長髪美青年ではないわけで、写真&ビデオクリップで知ってはいたけれど、ちょっとビジュアル的に弱い。周りの方々の方がインパクトはあるようだ、ただしあまり見えなかったが。

     さすがに前のほうは粒子運動的ではなく圧死直前っていう時もあったが、常に空気は新鮮でびっくりした、あんまりダイブもなかったので、楽だった。

     一応「ダイブ禁止」と開演前の注意では言われていたのだがやっぱりあったと言ったほうがよいのか。ぽっくりブーツ系の娘さんも転がっていたようだ。

     好きなのはmarch of the pigsとかwishとかリズムのはっきりした系の曲なのだけど、曲を聴いたイメージ通りからだがうごくわけもなく、しかも、英語の歌詞全然覚えてないわで、ただただわめきちらすのみであったが、やはりライヴは楽しい。

     アンコールになるのか?ステージの上に人がいようといまいと、もとから見えないんだが、会場から「nine inch nails!」とアンコールの声がかかっていたのをきいてちょっと「sex machineguns」コールと似てると思ってしまった。同じなのは最後のズだけなのだが、リズムが似ている。

     その2曲目ぐらいでシングルカットされたSTARFUCKERS,INC.をやったのだが、このサビのところで自分の周り全員が同じリズムではねているのには驚いた。普通は沈んでいる人間ややらない人がいたりするのに、自分も含めて全員が同時に床からはねている、しかしー3回目で自分は力つきてしまった、そうするとすごく圧迫されて、酸欠でもないのに、やばい感じ、圧死寸前っぽかったので、後ろに下がることにしたのだが、下がっても下がっても人がたくさんですごい光景だった。自分の目がビデオカメラになったように楽しませてもらった。

     しかしだ、もう5年前にそこまでの曲でみたかった、やっぱりウッドストックなんかも見てみたかった、終わったあとつくづく思った。しかし今できることは、ラストのライヴを楽しくみるようにすることだけである。次にそなえてめずらしくCDで予習復習してみることにしよう、とひさびさにbrokenをあけてみて気が付いた。これって中に歌詞かいてあったのね、初めてまじまじと大好きとまでいっていたwishの歌詞を見たのであった。こりゃみなさんさけんだり歌ったりするわ。

    イベンターのサイトでみてきたsetlistみてCDのどこにはいってるか調べて復習だわ。それくらい全然分かってないし。覚えてないし。

     ところでなんで興味をもったのだろう?と考えて思い出したのは、これもradioheadとおなじくロゴ&Tシャツから入ったのであった。というかradioheadを見つけたのはこっちを探しているときだった。

     1991年だか1992年のSOFT BALLETと平沢進がパワステでやったイベントのビデオを見たときに藤井氏がNINとロゴの入ったTシャツを着ていたのだった、印象的だったのでどうしても欲しくて探したのだが、同じものはみつからない、代わりにでかでかとロゴの入ったTシャツとバックプリントのついたTシャツとbrokenのTシャツを買ってしまった。ついでにfixedのキャップも買ってしまった。

     後日買ったboxsetの絶対着れないTシャツ(fist xxxxの文字入り。。)も含めるとどうしようもなく大きなTシャツを4枚買ったことになる。

     その後brokenを聴いたのだが、1993年6月バクチクのCDを聴いて隠しトラックを聴いたときに、うわー今井さんてばやっぱり好きなのね、って思った。

     その年の暮れのLUNASEAのパワステの時には客入れの音楽としてずっとかかってたし、翌年のLSBの大阪の時もLUNASEAのセットを組んでいるときにもかかっていた、。

     そのほかなぜか1997年はじめのスペースカウボーイズのBLITZの時もやはり客入れの音楽で使ってたと思う。

     多分まともに雑誌とか読んだらいろいろな日本人アーティストが影響を受けたりしていることが書いてあったと思う。

     しかしだ、開場してしばらくはだれもいなかったスタンドを改めて見上げてみると、さすがにすこしは人が入ってるとはいえ、依然ガラガラのスタンドの中の割と人がいる地帯に、長い黒髪がちょっともじゃっとしている人が見える。

     え゛?そういえばあのお兄さま方、去年のマリリンマンソンにもいたらしいから、もしかしているかも、とは思ったが、ライヴで曲をかけたりしている人たちに比べたら、影響されているだとか好きだとかって全然聴いたことないのに、なんでなんだー。ちなみにマリリンマンソンはライヴの時にかけていたので納得だった。

     話題のアーティストで、時間に余裕があればしょっちゅう見ているものなのだろうか?

     でも名前はでてこないけど、精神的にはおかしくないんだよな、とはおもってたんだよね、などと一瞬の間にいろいろ考えた。

     しかし、その他にも似てるといえば似てる人がいるので、考えるの保留。

     それにしても、前日のケミカルよりも人がいません。スタンド。

     そしてしばらくして再度見上げてみると、その隣にカーリーが2人増えているのだった。。。あ。。ビンゴ。。

     そろうとさらにすごいオーラのある人たちだ。

     知り合いがスタンドにいたって絶対気が付かないだろうに、なんてことだ。

     元祖カーリーは双眼鏡を持っているようだ、新規カーリーはほよーっとステージの方を見ている。

     前の列には人がいないし、となりも結構あいている、彼らのみ3人の世界、あんまし目がよくないのではっきり見えないのだが、えらい楽しそうである。

     その楽しそうな雰囲気だけでもまわりとえらい違いなのである、他にいるか、あのスタンドであんなに楽しそうな人たち。

     ま、気が付いたあとはあんまり他を見ていないので比べようもないが、すごくきょろきょろしていて、仲がよさそうな感じだった。

     ライヴ始まってからは見ることはなかったし、終わってすぐ暗いうちに出てきてしまったので、どういう感じでみていたのかとかは全然分からないのでよけいにリアル感にかけるのだが、やはりあのお兄さまがただったのであろうか?

     ここで自分でおもしろいなぁと思ったのは、終わり近くにでもそのスタンドの下の階段にでもいけば、多分、普通に彼らが出てくるところが見えたのではないか、とあとで気が付いたことだった。

     ここんところずっと不調ではあるが、ツアー中、みれるものならみてみたい、ということで考えられるだけのネタから考えて(他人はあてにしないのが特徴)お兄さま方の足取りを追跡することを楽しみにしている私であるがライヴ会場で偶然なんて、一番害がない状態であるにもかかわらず、こういう時はセンサーははたらいても、行動する神経には結びつかないのがおもしろい。

     ま、そのスタンドの下にいくという行為が自然でないので自分としては却下だと無意識に思ったのかもしれないし、もし自分がスタンドで近くだったら「偶然」を存分に享受することにしたかもしれない、が、自分にもなにかまもりたい法則があるらしいと分かったのだった。いくら見たくてもやらないことはやらないのだ。

     と同時に、やはり自分はお兄さま方の私服姿をみるのが好きなことにも気が付いた、特にお兄さまのコート姿が好きなのである。

     そして、みんなで楽しそうな雰囲気なのをみるのや集まってすごいオーラを発しているのをみるのも好きなのである。

     もうライヴだけでいいや、とおもいつつあったのだが、やっぱりみたいのだ、しかたない、入り待ちあたりから地味に始めてみようかとちょっと思った。しかしアリーナの入り待ちはなーーー。はやくいかないといけないし、結局みれなそう。

     ところで、後で思い出すとサングラスかかってたかどうかさえ、満足に思い出せません。多分かかってなかったんだと思いますが。服装も覚えてない。

     そういえば、トレントレズナーがなにきてたかも覚えてないや。とほほ。

  3. 1月15日 nine inch nails

     ということで最終日である。

     開場時間くらいに出向いて性懲りもなくグッズ売場を覗くと、ほとんど売り切れである。長袖Tかーどーしよっかなーなんておもっていたら、最後の一枚はがされてsoldout

     結局最後までのこったのは、ちびTとピンバッジだけだった。

     どうしようもなく大きいTシャツはなやんでいるうちにうれてしまった。

     このちびT、ものすごく小さいのだ、でも何か買いたくてきてしまった男の子たちがそれでも購入している姿が印象的だった。

     この間と違って座席があるせいか、男やさぐれ度低く、女ビジュアル度高い、といった感じか。

     自分はアリーナでみたのだけど、まわりの男の子はいたっておとなしく、腕組みをして見ている、そして1割ほどの女性といえば、もーーー完全ブチ切れ状態である。

     ちゃんとステージみえるかなーなんて少し弱気な気持ちだったのだが、最初にギターの人の後ろからライトがあたった状態で曲が始まったのを見たとき、「あ、これスクリーンにうつして2倍くらい大きくみせてるんだ」と思った。それくらい大きい影がみえた、全員にライトがあたるとやはり全員大きいのだ、そして正面からライトがついてやっときがついた、スクリーンなどないということに、それぐらい大きい人たちだったのだ、

     決して狭くはないであろうホールのステージが全然小さくみえ、どうせならZeppとかでやれば、、と思っていた気持ちがふっとんだ。

     しかしそれも見えなかった先週のライヴっていったい。

     マイクを頭のうしろに何度もぶつけるトレント、そして、スタンディングでもないのにトレントおりるおりる、結局、今回もおりたところは見えないのだ。

     途中の曲でスクリーンに映像が映し出されるのであるが、そこのときもちゃんとステージの上で演奏していたことに今日やっと気が付いたのであった。

     今日のアンコールはninコールではなかった。

     たしかアンコールの時、トレント再び向かって右側におりまくる、その地帯がもりあがっているのがみえすこしじれったい感じ、しかしどこにいるのか、分からない、よくみると一つだけ大きい手のひらがこっちをむいていた。

     多分彼はそこにいたのだろう。

     そういえば、彼は何度となく、開いた手のひらを前に向けてまっすぐ上に上げていた。

     なんとなく伝わってくるのは彼の切実さ、そうなると、椅子席であるこの状態、周囲に空間がある状態がすごくもどかしくなってくる、言葉が分からないだけによけいに距離がもどかしい。

     starfuckerは今日もやった、しかし、全然飛んでるひとはいない、いったいこの間の全員ジャンプ・・・まるでなわとびのような・・・はなんだったのだろうか。

     今日はそれぞれ空間が有る分、見ているひとそれぞれのイメージが漂っていた、決して統一されることのない全部バラバラな世界、それぞれの待っていた時間がそこかしこに存在しているようだった。

     しかし、今日スタンドを見上げてふと思った、だれの顔もまともにみえやしない、ってことはこの間のアレはやっぱり願望なのだろうか????

  4. 1月22日 AIR

     想い出は〜帰らず〜

     駅につくと青葉城恋歌を歌ってしまうまちにきてしまった。

     家には「東京」とかいって、新幹線にちょっろっとのって北の街にきてしまった。

     関東の人間でもないのにここまでくるのはちょっとやりすぎであるな、と自分でもおもったのだが、ここの会場は某Yが6年前「J」のツアーで来たときに一番前で見た小さいライヴハウスであったため、もう一度なにかできてみたいと思っていたので、結局実行にうつしてしまった。

     始まるまえ整理券順に並ぶのだが、会場前の地下鉄入り口の階段を利用していたのだった。Yの時は壁際にただならんでいたようなきがする。それくらいひとすくなかった、というか並んでまで急いでみにきてるわけじゃなかったのか。

     「J」ツアーの時はただの黄色と黒のロープだったのだが、今日は一番前にちゃんと柵がもうけてある。

     しかしステージが低いのは記憶どおりで、前の方だと非常に近いのだ、ドラムなんかまでしっかりとみえたことを思い出す。

     AIRとしてはちょっと女がおおい、やはり整理券配布式だったから、前の方はどうしても女だらけになるのだろうか。

     その分なんだか窮屈ではあったが、ダイブであまり頭を蹴られることもなく、ときおり昔を思い出し「想い出は帰らずーー」モードに入ったり、こっちの世界なりに楽しかったりで、わずかな滞在時間ではあったが、充実した時間だった。

     途中、ベースの人がチェロにもちかえる曲があったのだが、いいきょくなのにものすごく気持ちがわるくなった。

     そういえば、以前(96年のほう)パワステでやったマークボラン追悼で弦楽器と一緒に演奏したのをきいたときもきもちわるくなったのを思い出した。

     あのときあまりにもきもちわるくて、フロアーのまんなからへんで「げーー」って感じでつったってたら、最後のほう、秋間さんがほいって感じでピックを投げてきたのを思い出した。多分ひどーい顔をしていたに違いない。

     しかしーー、普段フレット楽器の平均率の音楽を聞いていても気持ち悪がっているならともかく、なんとも思わないのに、弦楽器がはいると逆にきもちわるくなるのはなんでなんだろう、前回は気のせいかとおもったが、2度目だということで、そして、周りのひとはなんともおもっていないようなので、自分だけがなんかきになる波長があるようだと思った。

     とくにベースよりもバイオリンよりもたしかにチェロがなんかやばいようだ。

     しかし、そんなあたりからベースをよく見ていると、かなり前にいたので、弦がふるえているのがしっかりとみえる、やっぱりライヴってこういう楽しみもないとつまんないよな、と改めて思ったのであった。

     途中、最前列の客をみてボーカルがそのTシャツいいね、ブルースリーのやつ、といい、交換しない?と言い出した。そして、自分の着ていた汗だくのFREEDOMスタジアムTシャツをぬぎながら、こんなとこでぬげないよねーなんていって、結局その脱いだTシャツをぽんと客席の後ろの方に投げた。

     脱げないよねっていうからには女の子だったのだろうか?最前列、もしいけそうならばTシャツのセンスも問われるのを考えてみるという可能性についても考えた方がいいかもしれない。

     ところで最初にみたときから、アンコールとかで出てくるときに、ばーっと客席に手を伸ばしているのをみて、一度その手にふれてみたい、と思っていたのだが、とうとう実現した。

     別にちかすぎると特に見たい!だとか、こっちを見て!だとかっていう感情は不思議なくらいまーったくないためか、(むしろ近くでみると、はいてるスエットのひもなんかがみえて自分的にはちょっと残念な気分になってしまうのだ)いっつもタイミングのがして、後ろに下がってしまっていたのだった。

     次からはアンコール最初までがんばるという方針でいってみよう。

     いや、ま、一回ふれただけでもういいんだけどね。

  5. 1月22日 

     つーことで新幹線で移動して深夜のイベントを見に行きました。

     一昨年あたりからきになっている311が来日していたのですが、その前の週にNINが来ていたため、平日4日のツアーどの日に休むか決断しにくく、どうしようかとおもっていたら、土曜日の深夜にイベントが決定したとのこと。

     あ、最終の新幹線で移動したら、ちょうどいい時間じゃん、ということでスタンディングライヴの梯子をしたのでした。

     思ったより人がたくさんいて、入場するとコインロッカーの前がすごいひとだかり、とりあえず、最初はなんか日本人のバンドがでてきた。

     曲はまんま311というかミクスチャーロックってのがこんなもんなんでしょうか、前の方のひとはがんがんダイブとかしてました。

     初めて聴く曲ばかりなのに、リズムがはっきりしてるからすごく楽しいのです。あとにはなにも残らないのだけど、そのときはすごく楽しい、そんな音楽です。

     セッティングを変えて次が311。英語のMCはあいかわらず全然聞き取れないのだけど「さんいちいち」と強調していっていたのがおかしかった。

     音楽や音量的には最初のバンドとそんなに違わないのですが、客のもりあがりはおそろしいほどでした。いやホントに楽しいよ。へんな坊主頭の外人みてるだけなのに、どうして楽しいのか自分でも不思議だった。

     この間FMを聞いていたら絶対311だ、このベース、しかしなぜランキングにはいってるんだ?とおもってよく聞いていたら、実はレッドホットチリペッパーズであったことが分かった。そっか、どっちかっていうとケミカルよりも私はレッドホットチリペッパーズ系の人なのかもしれないんだが、でもVIBEとかみてて、よいとおもったことがないんだよね、人間の好みってジャンルだけでは簡単にくくれないものだとつくづく思った。

     ということでこの一ヶ月ほどいろいろ見に行きましたが、しばらく次の予定がありません。プライマル・オアシスあたりおさえておこうかともおもったけど、年末から1月の予定があまりにめまぐるしかったのできがつくと空白の時間になってしまいました。

  6. 2月 トライセラトップス

     ライブ当日に金券屋にて定価割れにてgetする。ありがたいひともいるもんだ。

     周囲にはあまり熱くなるひとや、アイドル視しているといった雰囲気もなく非常に前向きな感じで初めてのライヴをみることができた。

     

  7. 3月21日 the fantastic designs

     状況よくわからないで見に行ってはじめて「対バンあり」であることにきがついた。それが延々と3つか4つ続いたあとに登場。

     客はほとんどいないし、MCすこし寒げだけど、あきらかに対バンにくらべてオリジナリティと安定性がある。

     もうすこし人が多いところでもまれて見たかった。

    (このツアー終了後、左門豊作似のドラマーが脱退。夏のイベントのどこかでみたかったのに野外ものには出ないようだ。残念)

  8. 4月8日 the yellow monkey

     とりあえずこの2日はぴあのリザーブシートのお世話になった。10時前にはうけつけてくれないので、開店と同時に店に流れこみ、とってもらったのだが、すごい後ろ。うぎぎぎ。

     続けて2日目とおもったが虫がよすぎるのでいったんまって、つぎのタイミングで、先の人が2日目のアリーナ超後方をget、そのときはアリーナかーーまだいいなーーなんておもっていたら、自分の分はスタンドのステージにわりと近いところが来たのでした。

     よくばるのやめてよかった。。

     しかし2日ともとったよくばりさんはあまりいなかったようで。

     ということで1日目、全然みえない、印象的だったのが、新譜を聴いてないのでタイトルわからなかったのだが(後に未公開の曲と判明)LOVE&ROCKETみたいな曲で、ステージの縁をライトが走るように点滅するのが曲にぴったりあっててきれいだった。

     中央部分にできた花道は後ろの人間にしたら見えなくなるからめいわくとしかいいようがないし、、、初日の感想はこんな感じか。

  9. 4月9日 the yellow monkey

     ステージサイドなり。

  10. 4月15日 the yellow monkey

  11. 4月16日 the yellow monkey

  12. 4月28日 the yellow monkey

  13. 4月29日 the yellow monkey

  14. 5月10日 the yellow monkey

  15. 5月17日 エレファントカシマシ

     スタンディングのツアーである。

     とりあえず前の方でみるのだが、ダイブも特に発生せず、多少気の強い女子はいるものの、暴れ牛はあまりいないようだ。(若干いるが)

     ライブが始まってなによりびっくりしたのがギターの人のリズムの刻みかたである。

     すごくざっくりと体中でリズムを刻む感じだ。

     きがつくとテレビではわけわからん発言をくりかえすボーカルはそんなつじつまの合わない話をくりかえすわけでもなく、「テレビのあれは演出??」とあたまに疑問符をくっつけるようにしてライヴが終わった。

     しかし、いまどき、こんなキャリアがあってうまいバンドをライヴハウスでほいほいとみることができていいのであろうか、、幸せだなぁ、としみじみ思った。

     テレビにでてある程度有名になるのはいいけど、バカ売れしてほしくはないなぁ、某Yの時には売れなくなるとみれなくなるぞ、と半ば脅されて、売れることに対してなんの疑問ももたないように生きてきたけれど、ライヴにはライヴの適正値があるのだ、ということと、バカ売れしなくてもいい音楽はいいのだ、ということを改めて実感した。

  16. 6月4日 theatre brook

     一度みたらもういいやとおもったはずなのではあるが、ライヴハウスでやるのでやはりみにいってしまった。

  17. 6月20日 AIR

     開演時間のころになって会場に入った。すでにロッカーは満杯状態。

     ずっと気になっていたのだが、今回東名阪を通してクアトロ初体験である。

     狭いけど、いい雰囲気の会場。あふれそうな人たち。隙間をぬって真ん中のあたりを横に平行移動し、開演。

     さらに左によると、前の方はぽっかりとあいているのが分かった。

     こんなに楽に前でみれていいのかーと思っていたが、だんだんこのすき加減が居づらくなっていた自分がおかしい。

     周囲が人に囲まれてほかほかしてる状態じゃないとおちつかないので、  後半わざわざもまれにいき、視界のわるさに後悔したのであった。

     

  18. 7月1日 エレファントカシマシ

     ぎりぎりの時間に会場にたどり着くとナインインチネイルズがかかっている。

     どうやらフラジャイルを使用しているようだ。この間ライヴハウスで見たときは開演前の最後の1曲だけがninの以前の曲だったのに、すっかりninシフト化している。

     やっぱ好きなのか??

     ライヴハウスの時と同じような曲で演奏される。わりとシングルの曲が多いようで、知っている曲がかなりあるので驚いた。

     途中のMCでは「そごう」の公的資金導入に関してボーカルはえらく憤慨しており、野音のステージの後ろの方の四角い、上の方がでっぱってるビルが最近、公的資金導入で騒がしい某銀行であることに気がついたので、そのお膝元で憤慨しているさまがおかしかった。

     具体的にはどういうことがあったのか知らないのだが、雑誌でみていると、昔は客の態度にもこだわりがあったようなので、すこし引き気味でみてしまった。

     次はスタンディングのイベントなので、周りがファンばかりでないと思うと少し安心する。他のバンドにあつまった人間の方がもっとすごいのりになりそうなので、非常に楽しみだ。

 

1999年

2000年その2


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