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会場までいけるのだろうか。。
旅行会社のバスツアーを頼まなかった。行きはなんとかいけそうだと思ったから。でも帰りが心配だった。
当日は台風が四国とかに上陸するのが確実、ということで、雨は逃れられないのであまり早く行くのはさけたい、でもせめてFOO FIGHTERSが見れる時間には行きたい、と思っていた。 まずは帰りの切符(←ポイント もしかするとムダになるかもしれないけど一応買っておく)を買い列を探した。 「2時間まちだと、FOO FIGHTERSみれないじゃん」でもだれも動揺してないようにみえた。
私がFOO FIGHTERSのファンだったら発狂するだろう。
〜前に進むだけで精一杯〜(BURN:吉井和哉作詞) 雨が一段と強くなったころ、やっとバスにのれる。のれたのにイライラは最高潮に達する。でも周りのひとは静かにやっと休めるとばかり落ち着いている様だった。 |
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会場にはスモークがかかっていた
バスの中でカッパを着て準備完了、バスを降りるとそこは大きな水たまりばかりだった。 さて、会場をめざすか、とおもってふとみると、貸し出し毛布を頭の上からかけたまるでテレビでみる「難民」のような人たちがそこにいた。 その時点でほんの数名みただけだけど、「駅はまだいい環境だったんだ」とそこで分かった。 会場のゲート(らしきところ)を通って会場へ。地図とかももう確認するのも、そこまでいくのももどかしく、とりあえず進む。右手に仮設トイレがあるのがみえた。でもそこは駐車場の水たまりよりさらに深い水たまりの中にあった。 これがメインステージなのかセカンドステージなのかも分からないまま、とりあえず、右手にステージがあるのが分かり、人混みに混ざる。 しかし、全然ステージが見えない。出来るだけ前に行こう、と人の合間を縫って下に降りていった。
反対に上ってくる男の人がすれ違ったとき、ものすごく熱いのでびっくりした。 ざっと見渡すと、カッパを着ているひとは皆無に等しい。ヤッケのたぐいを着ている人はいてもほとんどが荷物を持たず、修行僧のようにたたずんでいた。
雨がさらに激しくふる、目に雨が入るのでうつむく、するといっそう修行僧のような状態になりながら始まるのをまった。 前の男の子の背中には何故か芝生がついていた。
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RAGE AGAINST THE MACHINEの私の周りの様子(曲のことは分かりません)
誰がスタッフで誰がメンバーなのかも良く分かんないまま、突然ちいさいリズムを取るような音がしたとたん、目の前の人と後ろの人がわーっと坂を下って行くのが見えた。
最初の1曲目は友達と前後で一緒にいたのに、2曲目くらいで離ればなれになってしまった。 途中、リュックにしまっておけばよいのに、デジカメをビニールのポーチにいれ、ひもを肩からかけていたのだけど、ひもがない、「落としたんだー」とショックで足もとをみると、泥だらけで立ち止まるコトもできない。
でも即座に「壊れたら危ないけど、貴重なデータがはいってるじゃないからいいかぁ」とあきらめることが出来た。
次にリュックをみるとファスナーが開いていた。(←ポイント 混乱してるときのファスナーはあてにならない場合もあるらしい)もう何がなんだか分からなくなってたけど、リズムだけはとり続けた。
別にそんなに前に行きたかったわけじゃないけど、自分の場所をキープできる力も無かったので、左右にゆれる度に、前にすすんでしまったらしい。
その辺から頭の上を転がっていく人が続出した。
追い越していったスキンヘッド+無精ヒゲ状態(街で見かけたら近寄れないタイプ)の男の人がふと振り返り、私の顔をみて、びっくりしていくことが何度もあった。「まじ女かよ」って感じなのか?
ステージの上からセキュリティーの人が様子を見ている。とりあえず、女ってことで監視の巡回ルートに入った様子。 時折、リズムをつかんで、手をあげてなんだかわからないけど、声を出してみるとすごく楽しい。 こんな激しい動きの集団に巻き込まれたのは初めてなので、びっくりしたけど、出ていこうと思わなかったのは、イエローモンキーみたさももちろんあるけど、激しいけれど安定していたからである。
間に混じっているうちに、女ばっかりのライヴと決定的に違う点に気がついた。 |
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イエローモンキーのライヴの時の様子
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