|
ほぼ10ヶ月ぶりであるこのライヴ、時間ぎりぎりの会場の近くには入りきらない沢山の人があふれている、グッズはすでに売り切れ。 極端な話、会場に入れるということだけでこんなに特別な感じのするライヴは初めてである。 今回初めて2階席でみたのだが、ステージの雰囲気や全体像は申し分なく見え、人の頭でみえないってことはないのはよい、しかし、見えるのはよいが伝わってこないのである。 動きもなんだかこじんまりしているようにみえるし、音も安定していてそれがあたりまえすぎて味がない、すごく贅沢を自分が言っているのは分かるが、最初に感じた「特別な感じ」以上のものはステージからは自分は感じ取れなかった。 アニバーサリーライヴであったこと、終わってしばらくするまですっかりわすれていた。 やはり、休んじゃいけないんじゃないのか?????113本なんてもうやらなくていいから、10ヶ月も休まないで欲しい。。。。とここで愚痴ってもしかたないのではあるが。 とまぁ、あっさりしたことをかいているが、本当はRAINBOW MAN、マリーに口づけ、のメドレーで始まった時、はさすがに感動していた。しかしこの曲たちはちゃんとこの武道館でお披露目されているのに、なんでだー??という疑問を感じ、それがだんだん特別な感じを薄めていったにちがいない。ま、お蔵入りしてる印象的なオープニングの再現という意味ではいい機会であったと思うが。 そしてブラスの強い音がきこえる、三国さんがんばっているんだ、と思いこんでいたら、今回はステージの右側にホーンの男性の方々がおり、左側にはコーラスの女性が2名いるのであった。 前回までの最初の演奏と「真珠色の革命時代」以外では見た目ほど音に対する影響が無かったオーケストラよりも、このホーンセクションはすごい。時にキーボードよりインパクトがあり、ちゃんと曲をもりたてている。 位置的にホーンセクションはよく見えないのだが、コーラスの方々はステージ上の演出としても非常に効果的で、当然リズム感もよいので見ていて非常に楽しくなってきた。 気が付くとメンバーよりそっちばかりを見ていた。 思うに、演奏する側としたら、最初の武道館、あるいは最初のメカラウロコほど、「感慨」と表現をあまり結びつけていないのではないだろうか、祝ってもらう立場なのであるから当然なのである。 祝ってもらうという状態に対して、欲しいプレゼントをもらうように、今回はコーラスとホーンセクションと、巨大なセリが準備された、もっともっと浮かれてもいいのに、逆にあの落ち着きぶりが10年目の貫禄なのであろうか? 去年の時点でやってない「封印していた曲」がほぼなくなり、わりと最近でもやっていた曲が多いので自分にとっての特別は少ない、あとMCも極端に少なかった、10年前のエピソードっていうのも、もう十分語られているせいもあってなかった、終わってみればかなり拍子抜けした部分もあった、10年目というよりは、ミレニアムを意識していたようだった、しかし、去年と違って(それは席が後ろだからなのか?)めざわりなみょーな関係者が見えなくて、楽しそうなファンのひとがたくさんいることを確認できたのだけでもよしとしよう。 吉井さんがステージに倒れ込む様子、エマの踏み出した左足、ヒーセの膝の角度、アニーの欠けて飛んでいってしまったスティックの破片、巨大なる今年の「新しいシングルプロモーション」はこんなちいさな想い出を残して終わった。 ちなみにパンフレットは10週年が意識された感じになっており、内容は今日やった曲の割合通り、写真がはいってる感じがする。 |
| 前 | 次 | REPORT LIST | menu |