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寒い〜〜。 会場についてとりあえず建物の中に入ると、沢山の人が並んでいる。 みんな若い!!一瞬、東宝マンガまつり・ドラえもんかと思うくらい若い!という印象を持った。(それはちょっと若すぎ) でも列が進んでいくと段々平均年齢が上がってきて見慣れた光景になっていった。 開演前の注意からすでに興奮状態、思わず立ち上がる、マイクのテストをする人がボーカルの位置に立っただけで大騒ぎ、そして、オープニングSE直前の「THE BEAUTIFUL PEOPLE」が始まると同時に立ち上がって手拍子!! この曲に反応があるなんてなんて美しい光景なんだろう。「まだ始まらないのよー」なんていい気になってる場合じゃない!と思って立ち上がって自分もスタンバイ状態。 照明が暗くなったときにまたしても大歓声、ドラムの台の上にお香を置きに来た人をメンバー登場と思ったらしい。 こんなことでこんな盛り上がりでどうなってしまうのだろう、と思うくらい会場のテンションは高まったところでようやくホンモノ登場。 この辺で自分も冷静さを失っていって、それまでに比べてどのくらい盛り上がったかなんてどうでも良くなっていた。 座席が横に広めなせいもあって、ライヴの感想としてはFOR SEASONの時の盛岡もしくは「野性の証明」の高知と似たような印象を持った。 まわりの「ふふん」ってすかした感じじゃない、自己主張や自己顕示欲の延長じゃない、切実な歓声や驚きやとまどいみたいなものの中にいると落ち着くし、安心する。 でも、もう何処にいってもそういうのは見れないと思っていたけど、やっぱり初ライヴの土地だとまだ可能性があるのだなぁ。 私ってばこの「純粋な欲望」ってやつに弱いのだ。本当にこういうことがあるから、ライヴはやめられないんだ。 (うむ、でも私みたいのがそういういい漁場を荒らしてると考えることもできよう) 2曲目は「I LOVE YOU BABY」だった。 これって北海道の中でも日替わりだったんでしょうかね?? |
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天国旅行の前に吉井さんが三国さんの話をした。 北見からの移動のバスで阿寒湖のあたりを通ってきたらしい。三国さんは釧路に住んでいたことがあるらしくて、景色をみながら話をするのだけど、その声が響いてうるさい、というような話を声色を真似ながらしてくれた。 その長い話の後の天国旅行はオープニングの吉井さんの演奏がアドリブっぽいところ以外は、ほとんど一緒なのにいままで何度も聞いてきたなかで一番感動的な演奏だった。 同じ曲のどれが一番いいか、なんて普段は考えもしないけど、ふと思ってしまった。 結局観光もしなかったのだけど(タクシーの運転手さんに「丹頂鶴をみた?」と聞かれて「見てません」というと「お客さん、仕事?」といわれ「まぁ、仕事みたいなもんです」というと「じゃぁ仕方がないね」と納得してくれた。)翌日、空港に向かうあたり一面牧草畑の中の道が阿寒湖に繋がってるのが分かったとき、「昨日のMCで吉井さんが言っていた、三国さんの声で目が覚めて、牛や首の所まで埋まった人をみたっていうのはこういう道のことなの??」本当になんにもないのだけど、こういう何にもなさってのは、日本で他に見ることができない、ここでしかみることの出来ない風景だ。 多分湖の近くとかだったら、もっときれいだっただろうな。こういうそこでしか見られない風景が、そこでしかみられない感動的な音楽を生むのかもしれない。 いや、もしかすると他でみることの出来ない風景が、私自身の感動のツボを広げてくれただけなのかもしれないけど、これからも行ったことのない土地に通ったことのないルートを通ってどんどんライヴをやって欲しいものだと思った。 |
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