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岐阜に着いてみれば、気温は36度と表示されている。 普通に歩いてる子はみんなパンクス系。 こんなんだったっけ?と首を傾げながらも会場へ。 会場にいる子はそんなにパンク臭はしなかったけど。 2年ぶりにおとずれた会場は、見た目は全然変わらずあたらしいままだけど、あたらしいにおいはさすがに消えていた。 やたらと高い所にある2階席のすぐ上にある天井を見ながら思い出すのは、野性の証明ツアー。 吉井さんはなんどかここに来るのは2度目と言っていたが、それを聞く度にあの日のライヴが今見ているライヴよりも鮮やかに思いだされるのはなんでなんだろう?? 気が遠くなりそうに長く感じる天国旅行のイントロを聞きながら、2年間という時間を振り返ってしまった。 天国旅行の前のMCでは、なんでかサッカーの話。 「サッカーは見ましたか?(好きですか?か?)」「僕たちもみてました。ホテルで」 突然の展開に会場中が???となったので「静岡出身だから」と説明が入った。納得しかけた雰囲気に「(静岡の)子供はみんなサッカーボールに座ってご飯を食べる」と追加していた。 でもあの調子だと、客席はみんなサッカーに興味なさそう、私も、あのチケット騒動があるまでは無関心だったもんなぁ。 エヴリディのあと、ステージがあかるくなって、吉井さんがEMMAに近づいていってひとこと。「あんちゃん」。 嘆くなり我が夜のファンタジーでもそうだけど、後のSPARKでまたしても野性の証明ツアー想い出モード四国駆けめぐり編となり、岐阜長良川編となり、でもそれにしちゃ、テンポ早すぎ、ってことでやっと今の世界に戻れた。 甘い経験でやや小休止ぎみでステージを眺めていると、途中、キーボードとボーカルだけになるところで、三国さんの前に立ったEMMAの手が白いものにのびていた、何だろうなぁと思うと次にステージが明るくなって、EMMAの手の下の白いものは三国さんの向かって左側のキーボードだとわかった。 F,Bと多分人差し指で、ひいていたとおもうんだけど、鍵盤を逆さまからみているからびっくり。 そして、吉井さんが客席に降り、HEESEY側からEMMA側へと駆け抜ける。EMMA側の一番端でさらに後ろに行こうとして、結局もどるんだけど、その時の後ろに向かった顔はものすごく濃かった。
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最後のメンバー紹介の時、ANNIEが前の方に出てきて、吉井さんが向かって左のモニター、ANNIEは右側のモニターに座る。 なんか対談でもするみたいな雰囲気。最前列とかでみてたら、面白かっただろうなぁ。 「2年前のツアーで3年たったら羽が生えてくるっていってましたけど」と吉井さん。 たしかに、言っていた。この会場で聞いた記憶がある。さらに空に近い座席でしか見れなくなる、という意味なのかと密かに思って思い出していた、今ツアー。 ところがANNIEには、2年しかたってないのに、すでに羽が生えている、という。 客席に背を向けるようにして立ち、まずは一回くるっと振り返るANNIE。ちょっとステキ。 そして、羽を見せてくれたのでした。そうか、ANNIEは自分のチカラで飛べるんじゃないか!! そして、吉井さんいうところの「僕のすきなカーディガン」白いカーディガンに着替えていたEMMAさんを紹介し、羽がないけど、腹筋があるという話になっていた。 ヘビ柄のパンツだったらしく(肌に密着してないシルエットが個人的には不満)それを紹介されると、ANNIEは手をヘビのようにしてくねっていた。 そしてwelcome。この会場は花道がなかったので、エマさんどこいっちゃったのーってことなく落ち着いて見れたのだけど、やっぱりピックはたくさんなげてたかなぁ。 ANNIEはスティックを4本投げていました。 今回のツアーいつも思うのが、いつか今のアルバムの曲も懐かしくなる日がくるんだろうかということ。将来、ちゃんと想い出とオーバーラップさせることができるんだろうか。 そして、それよりさらに望ましいカタチ、想い出だとかと関係なく、曲が頭からいつも離れなくなってくるしさのあまりにライヴに駆け込んでいた初期衝動の頃のように幸せなカタチで新しい曲を聴くことは出来ないんだろうか。 とはいえ、昔の聞きたい曲、最初に刷り込まれた曲があるだけで、まだまだずるずると行ってしまいそうだけど。 |
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