9月12日 鳴門市文化会館


 始まる前にホールの周りをあるいていたら、山陰でみかけたのと同じおったくの車を発見。ずっとおっかけてるのか、とびっくり。

 今回の長いツアー、前半は振り付け&シャウトのお姉さんがきになり、その撲滅の現場を目撃したり、と余計なことに気を取られ、やっと目に入らなくなったとおもったら中盤になってこんどはおったくが気になりまくり。

 こっちの撲滅の現場というのがもしあるなら是非是非目撃させていただきたいよなぁ、なんて思ったりするけど、けっこう野放しに見える。

 あれじゃ、「事務所公認」なんていわれたら、本当かとおもっちゃうよなぁ。

 もしかして、単に組み合わせが見た目不自然なだけで、普通のお客さんなのかもしれないけど。。。

 まったく、もっとライヴそのものに集中したいよ。っていっても結局人ウォッチが趣味な訳だから、ある意味自然な姿でもあるのだけど。

 でも、そんな願いがすこしはとどいたのか(たんなる巡り合わせ)ここ、鳴門市文化会館は1階席だけの割と平面的な感じの狭いホール、そしていちおう真ん中の通路より前の席。

 パンチドランカー、CHELSEA GIRLと続くうちになんだかとてもなつかしい気持ちがしてきた。

 吉井さんの表情がものすごくよくみえる、というか見てしまうのだ。

 結構HEESEY側が多かったので自然とHEESEYばっかりみたり、反対ならEMMAばっかりみたりというのが続いていたので最近ちゃんと吉井さんを見ていなかったみたい。だから余計に新鮮。

 見して見して、で吉井さんが客席におりたのだけど、客席の奥の方の客を見ながら「パイプ椅子だから。パイプ椅子、パイプ椅子。」とかいいながら(この日の前3列の席はパイプ椅子だった)人にうもれるようにして歩いているのを見ているうちになんだかライブハウスで見ているような、狭くて近い感じがしたのだ。

 結局自分の見方が変わっただけで、吉井さんてば全然変わってないじゃないかと嬉しくなったのだった。

 「セックスレスデス」のとき、右の花道にいった吉井さんのところにわざわざ寄っていくEMMAさん、吉井さんの後ろからEMMAさん結合シーンあり。わざわざそれをやるために近づいていくってのもすごい。

 その次は左の花道へと走るのだけど、HEESEYさんはさすがにちかよらず、吉井さんは自分でマイクをももにはさむようにしていた。

 「EMMAさまの生まれた日」と吉井さんが歌うと、ちがうちがうってな具合にEMMAさんが右手をふる。

 最後に「セックスしたいー」とつぶやいて歌がおわるのだけど、ほんと、タイトルだけだと、今一つわからないけど、(deathなのか??)結局見た目そのまんまの「したいー」っていう歌だと思うといくらかわかりやすくなる。そして、その風景はやたらと映画的なスケールの大きい歌だ。

 最初のMCの箇所で、客席からメンバーを呼ぶ声に混じって、なぜか「黒ちくび〜」との声が挙がった。「香川でばれちゃったんですけどね」っていって、自分のちくびをみせる吉井さん。あまりの意外な展開にうっかり見そびれてしまったのだけど、絶対脱がない、肩を出さない吉井さんにしたら、大サービス状態。(脱げばいいのか、っていうのも変な話だけどさ)

 「君たちはどうせピンク色なんでしょう」とか言っていたけど、一体どういう流れでそんな話がでたんだろう??

 鳴門といえばうずしお。

 「うずしおってどれくらいの大きさ?」とかいいながら、自分が静岡にいたころ、地元の川でうずに落ちて回ってしまった話をしながらその場でくるくる回る吉井さん、そして「明日いこうか」という話になったあとに、「明日、メンバーみんなうずしおの中で回ってますから」といった吉井さんが手を上に上げて回りだし、EMMAさんHEESEYさんまでもが周りだし、客席の人まで回っていた。

 もう、どこをみて笑っていいのかわからないほどおかしかった。

 そして、イエローモンキーのうずしお、ということで天国旅行が演奏されたのだった。

 いままで、「海の底にしずむ」とか「一緒に心中しましょう」とか印象的な表現はいっぱいあったけど、海があって、しかも渦がある、というのはまだ見てないという吉井さん自身、そして見てない自分でさえも、ものすごく想像をかき立てられる状況であったに違いない。

 ところで最初EMMAさんはジャケットを来て登場したので、残念に思っていたら、途中ベストになってでてきてくれました。

 腕をまわすアクション多発。ANNIEさんの高い位置からたたく様子にも目を奪われ、HEESEYの飛んだりはねたりからも目を離せない。

 そして、吉井さんのじとっとくねっとする動きも目に入り、いまさらおどろく自分はしばらく何をみていたのかと、不思議になるほど、あらゆる動きが新鮮だった。

 アンコール、「こんなに一体化しやすい会場」といったあと、吉井さん何を思いついたか頭の上に両手のせた、当然マネする客席に爆笑。

 「知ってるひとは一緒にうたってください」でJAM。

 メンバー紹介では、吉井さんがANNIEを前によんで、いろいろ怪しげなポーズをとらせるのだけど、さいごに「おち○ち○」といわれファスナーに手を掛けかけてからそれはないでしょというようなジェスチャーで吉井さんにつっこむANNIE。

 EMMAはまた投げキッスだったなぁ。言われる前に吉井さんにもしていた。

 そんなEMMAさんをみてるはずが、ふとANNIEさんの方をみるとドラムの上にいぬのぬいぐるみをおいている。DOGHOUSEとゆうことでファンからでも差し入れられたんだろうか。

 ANNIEさんだけでもすでにイヌっぽいからおかしいのに。笑いとまらず。

 三国さんも呼ばれて前にでてきて、三国さんは巨人ファンで、今日は長嶋監督が止めないと分かって踊っていたと紹介され、やっぱり手を上にあげるようにして、回って踊っていた。「でも堀内ににてる」と吉井さんにつっこまれてた。

 HEESEYはやはり自分のおじいさんおばあさんが、四国の出身だということを紹介、それって野性の証明のときにもきいたので、ふとなつかしくなり、デジャブのようになり、あの時からさして成長もせず、ただ見に来てる自分ってなに?とすこしイヤになってしまったけれど、とにかくみれるだけで幸せなライヴはひさびさだったので、(楽曲と演奏のよさの評価とべつに、見れるだけで幸せ→「吉井さんこっちむいてくれないんだもん」とゆう勘違いモード入りまくり→アリーナ&スタジアムで遠すぎてあきらめ→ホールでも席遠いし良くわからん、とライヴの楽しみ方は微妙に変化していた。)こういう楽しみ方のできる自分をとりかえしたのはいいことだなぁと、嬉しくなりながら、今日のWELCOME TO MY DOGHOUSEをさして感傷的にもならずに聞くことができたのだった。

 やっぱり高知とかも行きたかったかなぁ・・


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