9月27日 NHKホール


 今日の見して見して。

 「言え、言え、言え」とかけ声になるところ、1回くらい「heesey!」と言っていたのだが、今日はその後にEMMAをゆびさして、どういうのかと思ったら「まーゆげー」と言っていた。

 うーーん、3文字必要なときは「まゆげ」と言われてしまうのだろうか。。

 4文字なら「ふっきん」かなぁ。

 セックスレスデスの「いたす」ところ、3日間違うバリエーションできてどうなるコトかと余計なことが気になっていたのだが、EMMAが後ろからいくのかと見えかけたが、結局吉井さんにギターをむけてつっつくみたいになっていた。まぁ4通りって訳にもいかないよねぇ。

 そのあと、いきなり三国さんの方に駆け寄る吉井さん。

 どうやらその時は三国さんは演奏してないらしく、「何もやってない」というようにつっこんでいた。

 何もやっていないよばわりされておもわず、三国さんは弾くわけにもいかないのか、なんと踊っていた。

 連日吉井さんに「じじい」「バカ殿」よばわりされるのを聞いていたら、おかしいのを通り越して、ちょっと言い過ぎなんじゃ、と思っていたけど、言われたらいわれっぱなしじゃなくて、その後のリアクションがおかしいのでついつい吉井さんも度が過ぎてしまうのかなぁと思った。

 で、セックスレスデスのあと、吉井さん何ももたずに登場。

 余分なはなしでのばしすぎた3日間を反省するような発言をして、今日はあまりのばさないといえば、客は「え〜〜」っと反応する。

 「『え〜〜』はタレントをダメにする!」という吉井さん、誰がタレントじゃい、、と心中つっこみをいれていたら、「タレントじゃない」というのだった。結局「え〜〜」は可なんだろうか不可なんだろうか??

 どのタイミングか忘れたけど、「僕みっちー」とも言っていた。予想外に大受けの客席。

 そして、考えても考えてもわかんなかった次の曲は「RED LIGHT」だった。

 うたのはじまる直前のところで4拍目ごとに手を挙げて合いの手を入れている人がいるのにはちょっとおどろいた。(前からいたかもよ、と友人はいっていたが)

 このあとはどうなるのかとおもったら、そのまま「セルリアの丘」。

 この曲のうすぐらいライトの中で立って歌っている吉井さんをみていたら、黒い襟のあいたカットソーと全然素材の違う黒い裾の広がったパンツが逆光ぎみのためか、まるで、マリーさんのドレスのようにも見えた。(自分もナマでみてないからあくまで印象なんだけど)

 個人的には「街の灯」が聞きたいーと思ったけど、「おにいちゃん」といって「嘆くなり我が夜のファンタジー」へとつながっていった。

 アンコール、最後の曲はSUCK OF LIFE!!

 この数日、いままであまり気がつかなかったのもまぬけだけど、吉井ファンってのはすごく多いらしく、楽器隊のあおりより吉井さんの歌う歌詞に合わせてパントマイムを繰り返したり、ゆびさしたり、手を挙げたりする人が多いのにいまさら気がついたのだった、この日も周りは吉井ファン多し。

 当然「壁に両手」をついたりするけど、本当にあわせるならあの「パンパン」って手拍子もマスターしなくちゃね。「Chelsea girl」でもそうだけどね。

 私はめんどうだから最初から参加しないか、わすれてるか、思い出してそこだけやるかっていうほうなんだけど、その「壁両手率」と「パンパン率」のギャップにイエローモンキーっていやぁただ手を挙げてりゃ楽勝って言うわけではないよなぁ、とふと思ったのだった。吉井道は決して平坦な道ではないのだ。それともやっぱりみんな歌詞をすごく入れ込んできいているっていうことの表れなのかなぁ。歌詞に手拍子は確かに関係ないし。

 その後、吉井さんが這うようにしてEMMAに近づいていくとEMMAも近寄ってきて、カラミ開始。

 ふたりよりそったまま向かって右側から左側に移動して、またしてもカラミが始まる。

 そのあと、「男同士でキスしてもいいじゃないか」「でも女の子の方がいい」と吉井さん。良く分かんなかったけど、やっぱキスしてたみたい。

 その後のEMMA紹介のところでいきなり客席におりる吉井さん。

 EMMAソロをファンとして両手を挙げて眺めていた。客席からステージを見た気持ちってどんなだったんだろう。

 最後、「my life」といってステージ上のボーカルの位置を指さし、「your life」といって客席を指さしていた。

 ぼくのステージはここにあって、あなたのステージはそっちにある、ぼくはぼくであり、あなたはあなただ、とちょっと突き放されたような気分を感じるとともに、ステージを指さしこれが自分の大切なものだと言い切る吉井さんに対して、敬意とうらやましさを感じた。

 自分はなにかそれだけ大切なものを自分でつかめるのだろうか?

 考えると暗くなりそうなので、あんまり感じないようにしていたけれど、ひさしぶりにイエローモンキーの歌をきいて、前向きなパワーを感じとらされた夜だった。(とはいえ、「SUCK OF LIFE」も「雨だれアニキ」的なうたなんだけど。)

 そして、前からうすうす思っていたけれど、チケットとりにくいとか、席がわるいだとか、仕事で休めないだとかライヴにいかない事情はいろいろあるだろうけど、今回特に日替わりの曲が聞けたことに対する自分の充実感から、私はそういう我慢をしないほうがいいらしいということもやっとやっと分かった。本数をかせげば満足度が増す、と言うわけではなくやっぱりツボをちゃんとねらってライヴを見に行かないといけないみたいな気がしたのだ。

 といっても、これって、「前向きパワー」とは逆行している、自堕落モードのような気もするし、複雑。

 でもこれでやっとサンプラ計5日間がみれなかったという引け目というかわだかまりのような気持ちがやっと解消されたのも事実。いくら自分に事情があっても、イエローモンキーのライヴってば1つのホールで複数やるなら、自分にとっては続けてみてますます価値の上がるモノだということが分かった。

 もちろん移動しながら中一日はさんで4daysとかも楽しいけど、今回移動ナシでもものすごく充実してたもの。

 イエローモンキーにしたら同じお客さんが続けてくるってのはめいわくかもしれないけどね。

 ってことは、今後のアリーナツアー、横アリ、大阪城ホールもやっぱ4日みないとまたわだかまりが心に芽生えてしまうのだろうか??あぁ(後悔の念。ちなみに一般発売はまだだけど)


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