12月2日 秋田県児童会館


 この日は会場の盛り上がりががすごかったです
 非地元民の率が高いのは見て分かったけど、それとは全然違う、1曲目から声援も勢いもすごくて、メンバーの方があおられてました。
 これは、金沢が超静かで顔だけ笑っているのと比べているからかもしれませんけど、本当に初めてきたの??と何度も振り返って周りを見てしまうくらいでした。

 演奏は、体を動かしてなくても踊ってるような気になるほど良かったです。

 ほかのヒトのノリはどうでもいいとして、金沢のライヴそのものもすごく良かったのですが、この日は止まったままの体に、足下の床から、寄りかかった前の背もたれから、そして前の方から、すごい衝撃を感じて、2時間ほとんど声も出せなかったし、拍手もできないくらいで、見つめるのが精一杯。
 しかもその目からは、バラードでもないのに涙がでてくるし、たんなる情緒不安定なのか、旅先でのノスタルジーなのか、分からないけど。でも「私ヘンになっちゃったぁ」という意識はありました。
 それまでのライヴのくせになり方っていうのは、「蟻地獄」の言葉で言われる「次の日から、曲が頭を回って離れなくなる」状態だったのですが、ライヴ中から続けて終わってからも鳥肌が立ち続けたなんて、はじめてで自分でもびっくりしました。
 多分、いつも体をうごかして、大気中に分散しているモノを、体にため込んだのが、いけなかったのかも、とちょっと真剣にかんがえてみたりした。
 LOVINの喉の調子もよかった。EMMAさんは激しくて、途中ソロの時、弦がきれるほどだった。
 そして、客のノリとライブにおけるMCの量は反比例しているということでしょうか。

MCはその盛り上がりのせいかあまりなかったのです。牛飼ってる話のほかは、「昨日移動してきたんだけど」、「秋田にもパルコみたいなのがあるんだね」(フォーラスのこと?)とか取り留めのないことしかないです。
たしか、EMMAさん紹介で「この人、もうあたしのものじゃないの」(というニュアンス)と言ってたあと、「何で?」となった雰囲気を一瞬で感じた吉井さんが「今はあんたたちのもの」と言っていた。当然盛り上がる客席。この言い方、計算ずくなのか、なんなのか吉井さんって不思議な力を持った人だと思った。


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