4月30日 クラブチッタ川崎 ミックロンソン追悼


 600番台に入ったので後ろだろうと覚悟していたら、1つ目のブロックを難なく通過。
 前のブロックも、右端から入れたので、結構前で見ることが出来ました。

 先日のパワステにくらべたら、結構余裕があったので、今思うと1曲目で興奮したふりをして前につっこんで行けば良かったと少し後悔。
 だって、1曲目が去年はやらなくて、是非もう一度見たい!とかねがね思っていた「HANG ONTO YOURSELF」がいきなりはじまるんだもの。

 「SUBJECTIVE LATE SHOW」みたいに右手を大きく回しているのを見てから(逆か、こっちの方が本家か)CDでソロの所を聞く度に、ドキドキしていたのです。音も見かけもかっこいいところだし。

 間奏部分で、EMMAさんが前の方にきたのに、そんなステージアクションがあるなんて思っていなかったのか、「えっ?なんでいきなり最初の曲からこんなすごいの??」ってびっくりしてた様で、みんなキャーって感じじゃなかったので、よけいそう思いました。

 右の端の方で、前に人がいたため、全体が見えず、もっぱらEMMAさんの手元と口元ばかりをみていたのですが、音の方もすごくグリッターで、イエモンのライヴより盛り上がってしまいました。
 さらに、観客の適度な引き具合が、イベントで「イエモン、すごく良いのに、みんな分かって!」と思って見た頃を思いだして、よけいに自分の気持ちは、のめりこみます。

 そして、最近イエモンの曲にああいう「おらおら」「ど〜だ〜」「クゥィ〜ン」って感じのギターソロが無かったので口をひらいたまま、あうあうやってる(失礼)のを見ることができ、夢の様な時間でした。もう何やってもすごく良かった! 流し目じゃ無くても流し目見たいな音だし。

 今年は後の方に持ってこられた、「LOVE ME TENDER」バラードなのに、っていうのもヘンですが、激しく一生懸命ドラムたたいてるANNIEさんがに見とれてしまいました。多分いままでみたいに、1曲目だったら、ああいう風にはならなかったでしょうね。

 ボーカルが変わる度にだんだん盛り上がってきて、アンコールも1回目は「どうせあるんでしょ」って感じだったのに、2回目になると拍手も多かったし、さらに終わってからもすごかったです。
 もう曲はなかったかもしれないけど、また出てきてくれるんじゃないかと思うくらいすごい拍手で、「もうちょっとみんな早く反応すれば」と思いましたが、最後の曲の盛り上がりようで、お互い十分分かりあえたのかなぁという気もしました。
 去年のホールの時なんて、ステージの上だけ妙に楽しそうで、私もステージにあげて欲しいくらいな雰囲気だったので、今年は追悼っていうしんみりした感じには、なれなかったけど、そのかわり、当時のライヴに参加して、手をたたいたり、歓声をあげている様な気分になりすごく不思議で楽しい時間でした。

 FOR SEASON 以降のライヴもすごい好きで、昔の曲も今の曲もやった場合、盛り上がりとかホールの響きとかで比べると今の曲の方が良すぎるくらいだし、これからどうなるかも楽しみなのはもちろんですが、こういう変わらないところを年に1回見ることができるというのも、うれしいものです。

 ちょっと残念だったのが、「All the Young Dudes」のキーが低かったことで、好きな曲なんだけど、やっぱり元のキーじゃないと、あのテンションが出ないような気がしました。

 終わってから、配られたパンフレットを見たら、吉井さんが「ミックロンソンのピックスクラッチを、エマもマスターしている。幸せだ。」書いていたのをみて、なんだかうれしくなってしまいました。何となく似てるじゃなくて、技術的にも似てるんですね。
 吉井さんがEMMAさんにからんじゃうのは、理想の音を出してくれる大切な人だからなのかなぁ、と思いました。
 また、来年が楽しみです

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