5月13日 大阪城ホール


<最後>

 いつもの通りに「アバンギャルドで行こうよ」が終わった後、(始まりはいつもの通りでは無かったケド(^^;;)12弦アコースティックギターを持ったスタッフの人が急いでステージ中央にやってきた。

 その瞬間から勝手に一人で盛り上がってしまった。曲順とか最初から分かってて、見るのもたのしいけど、知らないのもたのしい。周りはいいメイワクか。

 横アリ見た人間に言わせると、「やると思った」とのことだけど、ねぇ、だってサンプラだとか武道館だとか、でしかやってなかった、あの曲をやる、なんて希望はあるけど、思ってもみなかったので。。すごくびっくりしたのだ。

 ま、メカラ・ウロコでもみてるし、最近はそんなに見逃してるわけじゃないんだけど。

 周りの人間はもっとびっくりしてたらしい。友達が言うには、「そのとき(私の)瞳孔が開いていた」「後ろの人が笑っていたので恥ずかしかった」とのこと。

 「関東だけじゃずるいよねぇ」だっけ??「東京だけじゃ」だっけ、まぁ、そんなセリフにつづいて、「WELCOME TO MY DOGHOUSE」が始まったのだった。

 なんか今回のツアー、特別嫌なコトもないかわり、ゾクゾクするような訳分かんない感動の瞬間ってのもいままでに比べたら少なかったと思う。(「NAI」は毎回ゾクゾクしたけど)

 でも、「WELCOME TO MY DOGHOUSE」を聞いたら、たまってたのが全部出てきたみたいだった。
 最後だなーとかおわっちゃやだーとかっていう感慨には最後まではまらず、「ありがとー」とお礼をいいたい気分になった。実際叫んでいた。やっぱ友達は苦笑してた。

 
<アバンギャルド>

 さて、自分にとっては最後が強烈だったので、ホントはすごく強烈なアバンギャルドの前の記憶がありません。
 2度目のアンコールで登場しメンバー紹介があり、吉井さん紹介のときにHEESEYが「この男が、自分の名字が”吉井”だからなっ」自分の名字の頭文字で辞書を見ていて、YELLOW MONKEYという名前を発見した、という話だったのですが、「なんていうんだ??ホッキ人??ボッキ人??」というようなコトを言っていたと、思うのですが、それからどうやって、あんな展開になったのか、思い出せない。

 まず「浪速ブギウギ」と吉井さんが歌い出し、終わったところで、ANNIEはドラムの横のモニターにかくれたりしていたところ、「今日は最後だから全員、ANNIEはボーカルのマイク使ってください」ってことで、ANNIEが真ん中で、三国さんはHEESEYさんのところでいっしょに歌っていたのでした。

 そして、それが終わったあと、「大阪といえば、この人、コメディーNo1 !!」とか言っていたら、後ろの「心のモニター」にステージ袖にいる、「アホの坂田」師匠が突然写ったのだった。

 この「コメディーNo1」という言葉なんだけど、たまたま、この日の昼間、「アタックNO1」ってすごいタイトルだよねー、と友人がいいだして、ふと昔の天才バカボンで、セリフを他の言葉で言い換える、という試みがあり、(「愛してます」の代わりに「ウンコしてます」というの)その中で何かのセリフの代わりが「コメディーNo1」だったのを思いだし、コレって一体なんなのよー、という話をしていたところだったのだ。(テレビ番組か何かなのかなー)

 結局コメディーNo1ってのはなんなんだかわからないけど、バカボンの雰囲気と坂田氏の雰囲気がぴったりだったので、笑ってしまった。

 で、「アホアホ」いいながら出てきて、歌うんだ。
 だんだん放送禁止っぽい歌になっていって、最初は普通にしてたメンバーも「嫁さんほしい、毎日オ○ニー」と坂田氏が歌ったあたりから、だんだんツボを直撃されていったらしく、もうどこをみたらよいのか分からないくらいおかしかった。
 本当にちっちゃい人なのに、すごいパワーだったのでした。

 なかなか終わらないところをやっと収集つけて、曲に入ったところで、師匠はステージそでにあの動きをしながら、戻っていかれたのでした。

 「入り待ちとかしたら、出るって最初からわかったんですかねー」とは友人の意見。確かに(^^;;

 
<野郎のタメ息>

 今日の各メンバーの話は、ANNIEさんの話で、内容は、18歳の時に初めて。。。(以下略)という話だったのですが、昨日はEMMAさんのまぁ、ラジオとかでも有名な話で(ANNIEさんのはなしも有名らしいけど)それは15歳だったとのこと。
 大阪は何故か兄弟の初体験シリーズだったのでした。(最近、使い回しのネタでつまんないぞ。でも「昔はラジオとかで良くいってたけど、最近言ってないから」とか吉井さんがいったような気がする。)

 その後のメンバー紹介の時、EMMAさんの時かな、「弟は18歳で。兄は15歳で。」と言うようなコトを吉井さんがいうと、その「15歳」の時、会場全体から、「ほぉ〜〜」という、それも男の子の声だけの低いタメ息が漏れた、思わず感嘆の声が漏れて聞こえた感じでした。

 なんというか、それはやっぱすごいわアニキって感じなのかしら。
 多分、男の子の中に2日連続で来た人が少なかったからかもしれないけど、すごく予想外で、楽しい瞬間でした。素直でよろしい。

 紫の空の途中、赤ワインのボトルをぐぃっと飲み干すところで、(中身は何なんだろー)本当に一気コールがかかったり、静かになるところで、スタンドから複数の男子の合わせた声で「結婚してくれー」という声が聞こえたりと、ま、男だからっていい気になるなよ、ってイジワル心も多少芽生えたけど、タイミングの良さと、媚びるところがないおかげで全体の雰囲気がだんだん良くなっていくなぁ、と思いました。

 
<その他>

 ・1日目は気がつかなかったけど(横アリからかどうかは知らない)ANNIEさんのバスドラムの表の模様が変わってて、「LOVE LOVE SHOW」仕様になっていました。

 シングルのジャケットの女の子のワンピースの模様で、ロゴは隠れてよく見えなかったけど、「LOVE」の2乗(右上に'2')だけ見えた。

 ・「WELCOME」が終わって、本当に最後、後ろの「心のモニター」にメンバー全員の写真がうつり、次に三国さんの写真にかわり、その次に文面は覚えてないんだけど、「野性の証明」のラスト静岡みたいに、「THANK YOU AUDIENCE」(全国の、とかついてるんだよ)スタッフ一同、って字幕がでたあと、「LOVE LOVE SHOW」のジャケ写と「SEE YOU SUMMER」という文字がでて、本当にライヴが終わったのでした。
 次は野外ツアーだ!!

 
<コメディーNo.1>

 さて、「コメディーNo.1」について、早川'tel'氏より指摘がありました。
 あれは、坂田師匠と前田五郎っていう関西の芸人さんのコンビ名とのこと。
 関西では有名らしいけど、私全然知りませんでした。
 でも、多分20年くらい前に読んだ漫画でみて(年が(^^;;)ずっと「何だ??」って思ってたけど、この10年くらいは忘れてたのよ。

 それなのに、そのコトバを偶然発した日に、その本人を生で見るなんて、なんて不思議なんだろう、とますます感慨に耽ってしまったのでした。(駅のホームとかで偶然みるとかならともかくさ)

 「コメディーNo.1=坂田師匠」って分かってて言ってたら、本当に予言者みたいで、そっちのほうがコワイか。
 本当に今回は、こういうくだらないけど運命的な偶然が多かった。
 いままでに増して多かった。こうして、ますます運命のバンドになっていくのね。こんな理由も含めて。

 

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