YOSHII BUDOKAN 2008
2008.12.28. 日本武道館

SET LIST(start 18:45 End 21:00)
ビルマニア/I CAN BE SHIT,MAMA/Do The Flipping/黄金バッド
Side By Side/ルーザー/BLOWN UP CHILDREN/NAI/CALL ME/TALI
CREEP/天国旅行/シュレッダー/SNOW/バッカ/WEEKENDER
(EC)
崖の上のポニョ/I Want You I Need You/くちびるモーション/マンチー
見てないようで見てる/FINAL COUNTDOWN

西南側から会場の様子を映したカットから、いきなり楽屋(というか、ロビーみたいな所?自販機が並んでいてテーブルの上には炊飯器とか鍋が用意されていました。)のダチョウ倶楽部の「いやー!」にカメラが切り替わったのがビックリでした。…って、HDDのサムネイルにリーダーが映ってたんで、違う番組を録ってしまったのかと焦ったのですが、吉井武道館2008特別オープニング司会なんですね。
ずっとダチョウ倶楽部の画面が続くのか…と思っていたら、控室から吉井さんが出て来て無言で竜ちゃんのギャグをパクったりして戻って行きました。(竜ちゃんに営業妨害とか言われていた。)…ダチョウ倶楽部には「ロビンちゃん」って呼ばれているところが何とも。
吉井さんの服装は光沢のある黒シャツに黒いスーツにレンズ大きめのサングラスでした。
その後、ダチョウ倶楽部の前に熱々のおでんが登場。おヤクソクのギャグの合間に、控室の吉井さんが召還されたりもしましたが、吉井さんは無言(というか声が入っていない?)だった所に緊張感がありました。ダチョウ倶楽部のギャグについては、多分、ここではあまり求められていないと思うので割愛させてただくとして…。
そのまま、開演ギリギリまでダチョウ倶楽部のギャグが続くのかと思いましたが、8分くらいした所で、「WEEKENDER」のイントロに乗せて、会場設営や表の看板の様子が早回しになったオープニング映像が入り、会場内のカメラに切り替わりました。
ややしばらくすると、会場内にオープニングの音楽が流れて会場内の照明が落ち吉井さん登場。
…ダチョウ倶楽部って「フジテレビ721」の中継の特別オープニング司会だったんですね!2007年の様に前説やるもんだと思ってました…。
ギターのイントロでギターの手元がアップに…うっわ〜!!エマちゃんだ!!…って、エマちゃんといえば最近髭だったけど、何かすっきりしているような…。ちなみに服装は黒のスーツに黒のシャツで首には黒のマフラーでした。
ひとしきりイントロが流れた後、青い照明から一転して照明が明るくなりました。「ヘイ!武道館!」と吉井さんのかけ声がかかり、一曲目は新曲の「ビルマニア」です。
大きなサングラスがアヤしいロックスターっぽいってか、何故か浮かんだイメージが「只野仁」…なんでや…orz
それはおいといて、初めて聴く「ビルマニア」は「WEEKENDER」を彷彿とさせる系統のカンジで、シングル曲として中々、良いのではないかと思える曲でした。
曲間でサングラスを取ったらしく、ドラムのイントロの中ギターを手渡される時の吉井さんはサングラスを外していいました。「ヘイ!エブリバディ!」と声をかけて「I CAN BE SHIT,MAMA」が…う〜ん…懐かしい。って、あっさりした感想でスミマセン…。
だって、その後、一転して照明が落ち「Do The Flipping」のイントロが来たんですもの…。低めの声で、タイトルコールしてた様な…この曲ではギターは持ってなかったです。そして、フラッシュする照明がカッコええ…。
更に「黄金バッド」で「かめのかんがえたさいきょうせっとりすと」的な流れが続き、年に一度の吉井武道館な選曲に大興奮です。
「Do The Flipping」の前に「Introduction」が入らないと少々物足りないかも…と罰当たりな事を思ったりもしたけど…。
照明がつき、「吉井武道館へようこそ。(ここで手振りが入る)12月28日、毎年恒例となってまいりました吉井武道館。ここにいる方達は…もしくは、テレビを見ているテレビの前の皆さん、毎年この日を空けてくれているんですよね?神だ。私だ。…ええ…とにかく…今年の汚れは今年のうちに。悪い事をしてしまったいっぱい人もいるでしょう。ここで、浄化さして下さい。武道館の神様が見ています。最高の夜にしたいと思います。」というMCが入りました。…スミマセン、録画で見てます…。「神だ。私だ。」って所は何かのモノマネっぽい様な気がします。いちいち腰に手を当ててたのが微妙にウケました。
「Side By Side」のイントロのギターでオレンジ色の照明に照らされるエマちゃんがカッコいい…そして、ただでさえエロティシズムを感じる曲なのに肩袖だけ通して中途半端にジャケットを引っ掛けて(ジャケットプレイという単語が頭に浮かんだ…。)歌う吉井さんが何とも色っぽかったです。
「Hey!武道館!」と呼びかけて始まった「ルーザー」では♪これで〜いいのだ〜♪のフレーズが挿入されていた笑えました。…もうバカボンパパの年齢越したんでしたっけ…?(遠い目)…まぁ、CDでも♪これで〜いいのだ〜♪が聴こえてきそうってコトで…あんまり違和感なかったんだヨ…。
暗転して吉井さんのアコースティックギターのイントロで「BLOWN UP CHILDREN」から、更にエレキギターに持ち替えて「NAI」とじっくり聴かせてくれます。
「NAI」のラストの方のカメラワークは吉井さんをじっくり映して欲しかったなぁ…とか、昔、「POP JAM」で披露された時のギターを抱きしめる吉井さんを思い出してみたり…(懐)。
その後も「CALL ME」「TALI」と続き、この4曲はホントに圧倒的な流れで、やっぱり「吉井武道館」と銘打つだけある選曲です。
「TALI」では♪あっちの人も失敗だ♪の前の間奏に「来年もいい年にしようね」という呼びかけが入りました。
しばしの沈黙の後、照明が付き「サンキュ。楽しんでますか?」の問いかけに勿論、会場からは歓声が。投げキッスで更に歓声。
「え〜、2008年もいろんな事件が起こりましたけども、今日は…わかってる?…ふつー、普通にやってるから(ちょっと小声)今日は…折角ですので…短めにやるよ(ちょっと小声)…短めに話しますので。吉井和哉の第一位になった珍事件を聞いていただきたいと思います。今年から、加圧トレーニングという、か・あ・つ・ね。ジムに夏位から行きだしました。そして、そのジムに行く前にちょっと太ったので、そろそろちゃんとジムにでも通わないとマズいよという事で、夜のお酒とともについ食べてしまう夜食を我慢するようになりました。(客席から拍手)しかし、酔っぱらったらお腹がすいてしまうのが40代の男性です。レコード会社のスタッフやらと飲みに行った帰りに、ついつい飲んだ後、吉牛で豚丼を食べてしまった…うるさいっ!たまたまその日はアパクロンビーのスエットパンツみたいなものをはいていて、そして、まぁ、帰って眠り、次の日、お昼の2時からジムに行き、「それじゃあ、吉井さん、まず腹筋からお願いします」皆さん知っているかわかんないけど、こうやって…足をこういう風にやって…こうやってやるヤツ(手を枕に横たわるポーズ付き)なんですけど…知ってますか?…ちょっと斜めになって…そして…ん?…いやいや、ないでしょそれ。マイケル・ジャクソンじゃないんだから。それで、トレーナーさんがここにいて…ちょっとSなんです。年は27歳。そして、トレーナーさんと俺が向かい合って、俺が「1、2、3、」(腹筋実演付き)ってやってますよね?…で、ふって股間をみたら、前の日に喰った吉牛の米が!股間に!米が股間ですよ!醤油っぽい米…。「吉井さん最近、夜食べてないっすか?」「喰ってません」って、さっき言っちゃって、全然喰ってませんって…で、ハッって気付いて、トレーナーの人がふって顔を背けた瞬間、ぶ〜って取って…(払う手振り付き)。とんでもないお米野郎ですけども。関西ではアブナいですね…お米野郎。…さ!終わりです。」
…シリアスな曲が続いてたのに…米が股間ネタ…orz…いや、加圧トレーニングとか反応したい所は山々なんですが…米に股間のお米野郎ですよ!!…このバランス感覚…。
「米が股間ですよ!」の時のカメラは股間にズームなのはどうかと…と言いながら股間を連呼する自分もどうかと…流れ的には「マンチー」でも来そうな勢いなのですが…。
「え〜大分、恒例となって参りました吉井武道館。また今日も洋楽のカバーを…私が勝手な訳詞を付けて毎回、歌わせてもらってるんですけど、まぁ、人気があるといえば人気があるコーナー。え〜、今日はですね、90年代の大好きなイギリスのバンドの曲を…この歌詞は割とその、英語の歌詞の直訳に近いんですけど、凄く歌いたかった曲だったので聴いて下さい。RadioheadでCREEP」
という事で、「CREEP」は訳詞が吉井さんの背後(と言っても上の方)のモニター(?)に出る様になってました。中継では割と歌詞が映る様に工夫されたカメラワークになっていたと思います。
ちょっとチューニングみたいな音が入った後、吉井さんギターをかき鳴らす「天国旅行」のあのイントロと共に照明がそれまでの青系から一転してオレンジになりましたが、ボーカルが入ると、また青に戻りミラーボールが回っていました。ミラーボールと屋根に映し出される星空みたいな照明が印象的でした。
長めに入ったキーボードの和音に吉井さんのアコギのイントロがのって始まった「シュレッダー」は「天国旅行」の次に来るとヘヴィな味わいです。
「え〜、サンキューどうもありがとう。え〜、吉井和哉の5枚目のアルバムが完成しました。え〜、アルバムタイトルは、え〜、後でアンコールの時のゲストの方が見してくれると思います。ダチョウじゃないよ(笑)。え〜、その5枚目のアルバムの、え〜、曲の中から今日は特別にまたもう一曲、皆さんに聴いてもらいたいと。まぁ…あの〜歌詞がどれくらい聴き取れるかわからないですけども、とにかくはっきりなるべく歌う様にしますので。あの〜、人間の出会いと別れ…永遠に続く出会いと別れみたいな事をちょっと、この季節にかけて歌ってみました。聴いて下さい「SNOW」」という紹介で披露された「SNOW」はタイトル通り静かに雪が降り積もっていくカンジの曲でした。♪今度はもっと急いで君を捜すからね♪のフレーズが好きかな。
カウントをとっている声が微かに聞こえて「バッカ」に続きました。冬のライブではやっぱり聴きたい曲だと思います。そんでもって、明るい照明の中、時々宙に舞う吉井さんの手が素敵でした。
「バッカ」の余韻を破る様に「WEEKENDER」のイントロが始まり、「OhYeah!武道館!盛り上がるぞ〜!盛り上がるぞ〜!」とステージサイドから客席まで張り出した花道から客席の近くまで来てくれてたり♪働いて♪の後に「今年も一年お疲れさま!」が入ったり♪今年最後の東京は最高で♪と改変されてたり「武道館最高!」とサービスタイム。ホント、ステージサイドの最前列は近くまで来てくれてたカンジでうらやますぃ。
「サンキュウ!ありがとう!」と言い残し吉井さんは手を振りながら、エマちゃんは手を叩きながらステージからはけていきました。

中継ではアンコールを促す拍手が起きる会場内の様子が映し出されていました。
5分程、経った所で照明が付いて、赤毛のロン毛ウイッグに胸元には濃いピンクのスカーフが巻かれ、白と水色の太いストライプの長いジャケット…そして黄色いタンクみたいのを背負った吉井さん登場しました…って…コスプレ…?会場内も大ウケです。
手に持った噴霧機能も付いているらしいシャワーノズル(?)を振りつつ、ステージ上で一通りお披露目した後、「フジモトです。本物です。スペシャルゲストのフジモトです。」と自己紹介がありました。そして、手には「VOLT」と書かれた板(歌詞を書いた紙が挟まれてるっぽい)が…。「今年最も人気をかっさらった、ポニョのフジモトです。会場のお子様が喜んでおります。」スペシャルゲストって…(笑)。
「今日はこのスペシャルステージで…北の…恵まれない北の皆さんに…えっへっへっへっへ…一曲、歌いたいと思います。イエー!それでは聴いて下さい!「崖の上のポニョ」」
え〜、何だこの流れは〜!!(笑)「女の子」って所を「お父さん」と変えて、エマちゃんと2人で歌っていました。♪ポ〜ニョポニョポニョ元イエモンまんまるお腹のお父さん♪って…。まんまるお腹よりは加圧トレーニングでカニ腹の方向でお願いします…orz
最後の方、ちょっと歌詞がアヤシかったのはご愛嬌だけど、吉井さんが北の席に向かって、エマちゃんが正面に向かって歌うポジションなので、背中合わせの絵面になってなかなか美味しく頂けるサービスってカンジの曲でした。
吉井さんは背負ったタンクを下ろしながらステージ中央に戻って来て「OhYeah!もう忘年会だ!このままやるぞ!I Want You〜!!」と煽りつつ、「I Want You I Need You」スカーフの結び目と、ジャケットのボタンを外したフジモトのまま歌うようです。
♪I Want You I Need You♪は客席付近まで行ってやってました。「落ちるよ」とか言ってたけど、近くまで来てくれるのなら乗り出しちゃうのが人情ってもんです。でも、目の前まで来られたら動けなくなりそう…だったらまだマシだけど、只の挙動不審者と認識されるな…アワワ…。
「OhYeah!武道館!!PUFFYにあげた曲やるぜ!!「くちびるモーション」!!」
「くちびるモーション」はCMで使われたフレーズしか聴いた事なかったのですが、ノリが良くてカッコいい。吉井さんが歌う女の子の歌もなかなか新鮮だなと思いました。
吉井さんはポーズ付けて固まったまま、お馴染み(?)の叫び声が入って「O.K.始めようぜ!!」で始まった「マンチー」ですが、♪爆発の(以下略)♪は5回連呼されてました…って、連呼してたのに往生際が悪いな自分。でも、この曲はノリが良くってかなり好きです。縁起もいいらしいし(笑)。
「皆さん、この恒例の年末のマンチーは初詣みたいなものです。ある意味、明治神宮です。ちゃんとここで始めとかないと来年始まりませんよ〜!!吉井さんのライブをみたら3日早いけど来たわ〜みたいなモノも多いんです。あんたもそんなにカッコつけてないで。宮崎駿は得意ですね、ホントに。(この辺はエマちゃんを弄っていたらしい。)皆さん良いですか?始まりますか〜?」と呼びかけつつ、♪ほらほらマンチーが♪♪ハジマッタ♪していました。
「サンキューサンキュ。っか、コレ昔のオレじゃん。普通に。メンバー紹介します!!ドラムス!!今年も一年お疲れさまでした。城戸紘志。あ…無事に赤ちゃんがお生まれになったそうで。ベース!!おたくの所も無事に赤ちゃんがお生まれになったそうで、三浦淳吾。キーボード!!…なんか、たまに赤ちゃんになるそうで…?鶴谷崇。リードギター!!…赤ちゃん…ジュリアン・コリエル!!リードギター!!オレと同じ赤ちゃんがいるそうで。あ…違うか。ギター!!菊地英昭。」と赤ちゃん繋がりなメンバー紹介を一通り終えた吉井さんから、エマちゃんにボーカルの紹介をする様にと身振り指令がは入り、「おっと…いきなり振られた…え〜、リードボーカルだな…ふふっ…この格好は懐かしいような…フジ…?フジ…?」「良いからボケなくて」「吉井和哉!」と、吉井さんとエマちゃんのやり取りが微笑ましかったです。やっぱり、この2人が同じ画面に収まってるのは良いなぁ…。
「じゃあ、昔のギタリストと昔のオレで贈ります。」という前振りで「見てないようで見てる」では「来年も良い年になります様にもう一回行きますよ!」と煽ったり「ありがとう!!私は幸せです!!」とか言ってました。
間髪入れずに、「ありがとう東京!武道館!ありがとう!FINAL!FINAL!」とコールして「FINAL COUNTDOWN」に突入。
間奏で「今日はホントにどうもありがとう!今年、まだ少しありますけど、くれぐれも病気、怪我のない様に素敵な年越しを行って下さい。そして、来年3月くらいに出るニューアルバムを心して待っていて下さい。信じられないアルバムです!マジで。それでは、また次回会えるのが、多分、夏前くらいだと思いますけど、その時までお元気で。また今日から一緒に、生まれ変わりましょう。Yeah!旅立ちへの…」と、年末の挨拶と今後の予定を残しつつ曲に戻っていきました。
歌い終えた後は「ありがとう東京〜!」「サンキュー」「良い年を…」と客席に一礼して吉井さんとメンバーは退場していき、ほどなく会場のアナウンスが入っていました。ちなみに中継の方は一礼した所でスタッフロールが入りました。

お米野郎なMCはあったものの、「BLOWN UP CHILDREN」以降は、じっくり聴かせる系の曲が続いていたんで、「WEEKENDER」で本編終了だったのは結構、力技だな…と思っていたのですが、アンコールの怒濤の流れはまさに、年末恒例の吉井和哉祭!!ってカンジでした。
スペシャルゲストがコスプレだとは思いませんでしたが、サービス満点で大満足といったライブだったと思います。個人的にはタンクのシャワーノズル(?)を持ってる姿に結構、萌えました…orz…
やっぱり生で見たかったんですが、今後の予定も発表されていたので、それに期待しつつ…今年も足を洗えそうにないなという事を確認して見終わったライブでした。


*注*
MCは書き起こしてみたのですが、非常にアヤシイ所があるかもしれません…(^_^;)。
お気付きの点があればメールくださいませ…m(__)m。

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