フランスでは11時30分はまだ昼飯には「とても」早い。そこで付近の店を物色する。長與は、フォアグラ缶を購入、家はソーセージ(といっても固いヤツ)を買う。フォワグラは食べるに限る、「製作工場」は見たくない、の意見が一致して何よりだった。以前テレビで見たが、鳥の嘴に管を突っ込んで餌を流し込む様子は、気分の良いものではない。実際の現場を見たいと言われたらどうしよう、と小生は思っていた。(この地域にはこれを見られるところが点在しているので、興味のある人はどうぞ。)
余談だが、「製作工場」は我々の行くレストランもそうなのかもしれない。が、それを考えると食欲が落ちるとも限らないので、考えない、考えない。これぞフランス、C'est la France。
モンティニャックの村は、ラスコーに経済の全てを頼っていると見られるところではあったが、レストランは多くあり食事に困ることはない。何でも好いというなら、フランスなのでまずいものに当たることはない(筈)。こじんまりとしてきれいな村だ。
ここは夜に備えて、「あっさりクレープ」なる作戦に出た。しかし、酒の好きな我々一行は、Cidre en Pression(シードルが瓶ではなくタップになっている)の看板を見て、当然注文。食事がどうだったか、写真を見てくれればよく分かることだろう。(最後には手酌で呑む長與の満面の笑みは最高の写真だと自負している。)クレープはまあまあだったが、シードルはリンゴの香りが良く、本当に美味しかった。
その後また店を物色するも、カフェでコーヒーを飲み、(コーヒーの値段はいつもパリと比べて地方は安く、驚く)ミシュラン、ゴーミヨ、日本のガイドをテーブルに積み上げて勉強する。結果、ミシュランにも出ていて、今晩の夕食は長與持参の日本のガイドにも出ている「Le 8」に決定。早速その場で予約する。