吉備津神社(きびつじんじゃ) 岡山市吉備津 
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    吉備津神社 本殿・拝殿 Kibitsu Shurine   
     
  吉備津神社    北随神門   
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  吉備津神社 GoogleMap
古代には吉備国の、中世以降は備中国で第一の社格を有した大社。本殿は、吉備津造とも称され、比翼入母屋造という前後に棟を二つ並べる独特の構造をしており、拝殿とともに国宝に指定されている。境内の御釜殿では「雨月物語」で知られる鳴釜神事がまた、正月には古式ゆかしい矢立行事が今も行われている。
JR吉備線 吉備津駅で降り、岡山市の郷土記念物に指定された松並木を進むと右手に吉備津神社の大屋根が見えてくる。
祭神ー大吉備津彦命ほか。古くは吉備津彦神社といわれたが、中世以降は備中の吉備津宮または吉備津大明神と呼ばれた。安芸の宮島の厳島神社と並ぶ山陽屈指の古社。
   
吉備津神社本殿
第10代崇神天皇の御代に、四道将軍として吉備国に派遣された吉備津彦命を祭神とし、古来吉備地方の総氏神として崇敬されている。
現在の本殿及び拝殿は、応永32年(1425年)に完成。本殿は、比翼入母屋造または吉備津造とよばれる。独創的様式の大建築で、拝殿と共に国宝に指定されている。
また、延文2年(1357年)再建の南随神門と天文12年(1543年)再建の北随神門は、共に重要文化財、鳴釜神事の行われる御釜殿は慶長17年(1612年)の建築で岡山県重要文化財に指定されている。                 岡山県・岡山市
(現地案内板より)
北随神門(国指定重要文化財 大2.4.14)
みやげ物店の並ぶ北参道の中ほどに位置する三間一戸、正面7.5m 側面3.9m 入母屋造り・桧皮葺の八脚門で棟札の写しなどから、室町中期(15世紀半ば頃)の再建とされている。
木部はすべて丹塗りで、壁は白く塗られている。南随身門と構造・様式がよく似ており、形態が整っている。
左右には随神を安置している。
                                                                  周辺地図 岡山市内中心部宿泊情報
 
  吉備津神社 (国宝 昭27.3.29 追加指定 昭45.6.27)  岡山市吉備津931 Tel086-287-4111   
(主祭神)大吉備津彦命
古代吉備国の総鎮守。現在の本殿と拝殿は、25年の歳月をかけて室町時代の応永32年(1425)に完成したもので、本殿は二つの屋根をつなぎ合わせて一つにした比翼入母屋造り(別名=吉備津造り)という珍しい構造で、国宝になっている。(岡山県観光便覧より)
(拝観時間)6:00〜18:00 (P)普通車400台 バス3台
JR吉備線吉備津駅/徒歩5分 山陽自動車道岡山ICまたは岡山自動車道岡山総社IC/車15分
岡山市吉備津931 TEL086-287-4111 ホームページ

第10代崇神天皇の御代に、四道将軍として吉備国に派遣された吉備津彦命を祭神とし、古来吉備地方の総氏神として崇敬されている。
現在の本殿及び拝殿は、応永32年(1425年)に完成、本殿は、比翼入母屋造または吉備津造とよばれる。独創的様式の大建築で、拝殿と共に国宝に指定されている。また、延文2年(1357年)再建の南随神門と天文12年(1543年)再建の北随神門は、共に国の重要文化財。
鳴釜神事の行なわれる御釜殿は慶長17年(1612年)の建築で岡山県重要文化財に指定されている。
(現地案内板) 
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御釜殿 回廊 南随神門・廻廊
御釜殿 (国指定重要文化財 昭55.1.26)
江戸時代初期の慶長17年(1612)に安原備中守知種によって再建されたもので、窯のなる音で吉凶を占う鳴釜神事が有名
廻廊 (県指定重要文化財 昭51.3.27)
本殿と南の本宮社や御釜殿をつなぐ長い歩廊で、現在の姿になったのは戦国時代の天正年間(1573〜1591)と推定されている。総延長398m。梁間一間、切妻造、本瓦葺。
廻廊建立の棟札が29枚現存している。

吉備津神社の象徴の一つとして、吉備高原都市、きびプラザ、さんさん広場の回廊にもこのイメージが取り入れられている。
南随神門
(国指定重要文化財 明44.4.17)
本殿から本宮や御釜殿につながる回廊の入口にある正面6.2m 側面3.2m 入母屋造り・本瓦葺三間一戸の八脚門(やつあしもん)。木部は丹塗りで壁は白壁。
社記・棟札などから、南北朝時代の延文2年(1357)の再建と言われ、この神社の数多い社殿群の中では最も古い建物である。

                                                                           吉備津神社境内案内図 周辺案内地図
拝殿 三社宮 本宮社
三社宮
回廊の御釜殿への分岐部分よりさらに本宮社に向かって下ると、左側の山裾に朱塗りの柱を有する社が三社祀られている。向かって左より春日宮・大神宮・八幡宮。
本宮社
回廊の南端を左に曲がると本宮社の拝殿が、その奥には本殿が見える。岡山城主宇喜多秀家が再建した。もともと吉備津彦の父君孝霊天皇を祀っていたが、明治末年、新宮社と内宮社を合併したので、現在は天皇のほか、吉備武彦命や百田弓矢姫命(ももだゆみやひめのみこと)を合祀している。
岩山宮参道 岩山宮 あじさい園
岩山宮
回廊をえびす宮からさらに少し下がった左側に見える。吉備の国の地主神である建日方別(たけひかたわけ)を祀っている。備中の国高梁川周辺にはこの神社の分霊が各所に祀られている。
参道階段の両脇にはあじさいがうえられており、初夏には、多くの人が訪れる。
吉備津神社 ぼたん園 ツツジと廻廊 イチョウ
吉備津神社の自然
吉備津神社では、四季折々の花や樹木が伝統ある建物に彩を添えてくれる。 春:梅・桜・つつじ・ぼたん 夏:あじさい 秋:イチョウ
吉備津えびす宮 正月3日の吉備津神社 参道
吉備津えびす宮
本殿からの長い回廊を本宮社や御釜殿に向かって下る途中の左手にある末社。夷と大黒の二神を祀っている。江戸時代には招福と商売繁盛の霊験で賑わったが明治以降一童社に合祀されていた。氏子の強い要望で昭和47年頃から元通りご神体を祀り「えびす祭」も復活している。
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祖霊社 吉備津神社 庭園 旧社務所門
吉備津神社の宝物
獅子狛犬(木造)ー国指定重要文化財(13世紀 鎌倉時代)
女神像(木造)−県指定重要文化財 11世紀 平安時代(個人蔵)
行道面(木造)−県指定重要文化財 13世紀・14〜15世紀 鎌倉時代・南北朝〜室町時代
吉備津宮法楽一万句連歌発句 県指定重要文化財 応永8(1401)年
大太刀 法光ー県指定重要文化財 文安4(1447)年
大太刀 銘備州長船秀幸ー県指定重要文化財 長禄3(1459)年
梵鐘ー重要美術品 永正17(1520)年
鬼面(木造)−16世紀 室町時代
絵馬 黒馬図ー16世紀 室町時代
鉄造 風月燈籠ー17世紀 江戸時代
備前焼 欄間獅子ー寛文12(1672)年
鉄弓ー17世紀 江戸時代
鉄矢ー天正20(1592)年
奉納和歌100首ー明和6(1769)年
吉備津宮奉納五十首和歌ー寛政10(1798)年
般若心経三部 金銅筒入ー安政6(1859)年
和時計ー天保12(1841)年に寄進。備中国早島の時計師が製作。
備中松山藩士山田方谷4歳の書
弓道場 茶祖 栄西禅師 栄西庵 一童社
吉備津神社ゆかりの人々
重源(1121〜1206)ー鎌倉時代に東大寺再興の大勧進を努める。現在の本殿以前にあった本殿の建築に重源が関わっていたと指摘されている。
栄西禅師(1141〜1215)ー代々吉備津神社の神官を務める賀陽氏に生まれ、28歳と47歳の二度にわたって入宋して、日本へ臨済宗を伝える。
安原知種(生没年不詳)−備中国早島出身。島根県石見銀山の山師。吉備津神社の回廊、御釜殿、正殿の屋根葺き替えなどの出資者。
藤井高尚(1764〜1840)−吉備津神社の神職の家に生まれた江戸時代の国学者。本居宣長の門下生として中心的存在。
松並木 矢置岩
吉備津の松並木 (岡山市指定郷土記念物 昭49.12.18)
県下最大の松並木
矢置岩の由来(現地案内板より)吉備津彦 吉備の中山 温羅退治 矢喰宮
社伝によれば、当社の西北八キロの新山に温羅といふ鬼神あり、凶暴にして庶民を苦しむ、大吉備津彦は「吉備の中山」に陣取り鬼神と互いに弓矢を射るに、両方の矢、空中に衝突して落つ、そこに矢喰宮(旧高松町高塚に現存)あり。また、中山主神は鬼神の矢を空中に奪取す、当社本殿の中に祀る矢取明神はすなわちそれなり、この戦いのとき大吉備津彦命、その矢をこの岩の上に置き給いしにより矢置岩と呼ぶと、旧記によれば中古より箭祭の神事あり、願主は櫻羽矢または白羽の矢を献る。神官その矢を岩上に立てて交通の安全を祈る、のちその矢を御蔵矢神社に納むる例なりき、と、この神事いつしか中絶せしが、昭和三十五年、岡山県弓道連盟の奉仕により復活され、毎年正月三日、ここに矢立の神事を斎行することとなれり。
本殿遠景 宇賀神社 普賢院本堂
宇賀神社
御釜殿と道路をはさんで西側の池には中島が設けられ、明治時代以降では稲荷神を祀るようになった宇賀神社がある。五穀豊穣をもたらす神様。
そばには枝垂桜が植えられており3月末から4月初旬には素晴らしい花をつける。
普賢院 
吉備津神社の社僧寺の一つ。
犬養 毅銅像 新春の吉備津神社 吉備の中山
吉備津神社の行事
歳旦祭ー正月元旦
三味線餅つきー正月三ヶ日に本殿横の広場で行われる。三味線や太鼓にあわせて餅つきが行われる。地元の鯉山小学校では三味線クラブが結成され、子供たちにもこの伝統が伝承されている。
矢立の神事ー正月3日に、神社参道脇にある矢置岩の上に供え置いた矢を、4人の射手が四方に向けて放ち、一年の泰平を祈願する。
宮内踊ー岡山県指定重要無形民俗文化財 白石島の白石踊、蒜山の大宮踊と共に岡山を代表する盆踊り。
七十五膳据の神事ー五穀豊穣を感謝する新嘗祭。備中国内各地から献納される米、野菜、海産物などを調理して七十五膳に並べ神前に供える。百数十名の長い行列になる。五月と十月の第二日曜日に行われている。
鳴釜神事ー釜からでる音の大小長短により、吉凶禍福を判断する神事。上田秋成の「雨月物語」にも取上げられている。
御煤払の神事ー吉備津神社での最も重要な神事。
御神体に直接触れる宮司は、三日間の無言の潔斎の後、12月28日午前零時、新調の白装束、紙マスク装着の上、ボンボリ灯のみの中、酒と水で御神体を清める。
他の神職は摂末社を同様に行う。この間無言、終了して解斎。夜明けと共に、一年間の煤を取り除く御釜殿大清掃が行われる。
迎春行事。
参考資料:岡山県立博物館平成19年特別展 「吉備津神社」 編集・発行 岡山県立博物館

                               

  

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