ニキ・ド・サンファル
1930年
10月29日フランスに生まれる。
7歳の時、家族と共にニューヨークに移住。
18歳、アメリカ人ハリー・マシューズと結婚。
20歳 娘ローラ誕生。25歳、息子フィリップ誕生。
この頃マドリッドに訪れ、ガウディの建築「理想宮殿」に出会い、
神の啓示のごとく自分の製作の未来を予感。自分の彫刻公園の設計を決心する。
1960年
マシューズと離婚。射撃による絵画を製作。パリ、コペンハーゲン、
ロサンゼルス、カリフォルニア、ニューヨークのギャラリーで個展を開催。
この年から終生のパートナーたるジャン・ティンゲリーと共に制作をするようになる。
1965年
パリのギャルリ・アレキサンダー・イオラスにて最初の「ナナ」展。
誇らしげに肉体を謳歌する女たち「ナナ」の立体作品は、ニキの代表的作品となる。
以降、ニューヨーク、デュッセルドルフ、ロンドン、チューリッヒ、ミュンヘン、
ジュネーブのギャラリー及びアムステルダムのステデリック美術館、ナノーバーの
芸術協会美術館にて「ナナ」展を開催。
1966年
ストックホルム近代美術館のために、ティンゲリーらと「HON」
(スウエーデン語で「彼女」の意)を制作。世界的な注目を得る。
1967年
フランス政府の依頼で、モントリオール万博のフランス館のために、9体の彫刻(ニキ)
と6体の動く機械(ティンゲリー)の制作以降、世界各地の美術館ギャラリーにおいて
数多くの個展、グループ展を開催。
1971年
ジャン・ティンゲリーと結婚
1973年
映画(ダディー)を制作。リンカーン・センターにて行われた第11回ニューヨーク・
フィルム・フェスティバルで上映。カンヌ映画祭に出品。
1978年
イタリア・トスカナ地方ガラビッキオの地に理想宮殿「タロット・ガーデン」の
建造を始める。
1980年
7月ー9月 パリ国立近代美術館ジョルジュ・ポンピドウー・センターをかわきりに
ニキの大回顧展がヨーロッパ各地を巡回。
12月 ニキ・ド・サンファルの個人美術館を企図して東京にスペース ニキ回廊、
1981年末まで1年間に亘って版画・ポスター・映画・立体各展を開催。
1982年
パリ市の要請により、ポンピドウー・センター広場にティンゲリーと噴水彫刻を共作。
1986年
スペース ニキと佐賀町エキジビット・スペースにて、スペース ニキ・コレクション
による大規模な回顧展を同時開催。10月大津西武百貨店にて スペース ニキ・コレクション
によるニキ・ド・サンファル展。
1987年
アメリカ・ロングアイランドのナッソー郡美術館にて大回廊展。
1988年
ミッテラン大統領の要請により、彼が市長として長年勤めたシャトー・シノン市庁舎
広場にティンゲリーと噴水彫刻を共作する。
ヘレン・シュナイダーの依頼により、シュナイダー小児科病院に噴水を制作。
スペース ニキは栃木県那須町に、ニキ美術館予定地を得る。
1992年
ドイツ・ボン市の国立美術館にて大回顧展
1993年
イギリス・グラスゴー国立マックレラン美術館、フランス・パリ市立現代美術館
スイス・フリブール芸術歴史美術館にて大回顧展。
5月 栃木県那須町にニキ美術館が着工の運びとなる。
1994年
10月 ニキ美術館開館
[ 戻 る ]