紅葉 しくみ

なぜ緑でなくなる?
 気温が低くなると、葉の中の緑葉素がこわれたりたんぱく質が分解して葉に離層ができる。 その離層によって水分や養分が葉に運ばれず糖分が葉に蓄積される。 その糖分が変化して葉の色が赤や黄色に変化する。
赤と黄色の違い
 葉の中に蓄積された糖分がアントシアニンという赤い色素に変化する。 しかし、この色素は光が必要なため赤く紅葉する葉でも日影では黄色になる。 黄色はもともと葉に含まれているカロチノイドという色素が緑葉素が減少することに よって目立つためである。
赤色イロハモミジ、ヤマウルシ、ナナカマド、ハゼノキ
黄色イタヤカエデ、ダケカンバ、ブナ、コブシ

いつ紅葉する?
 紅葉が始まるのは最低気温が8度以下になることが必要。 また、美しい紅葉の条件は下記のとおり。
・好天の翌日に気温が低下、昼と夜の温度差が大きい。
・太陽の日がよくあたる。
・適度な湿度があって、乾燥で落葉しない。

山では、約40m/日で紅葉が下山してくる。

戻 る