GoogleAdSense体験記
ホームページは宝の山だった!!。

ダイヤモンド社から発売されたGoogleアドセンスの解説本に、私のこの取り組みが成功事例として収録されています。
1996年春、インターネットに興味を持ってホームページを開設しました。
ホームページというものは世界のどこからでも電話線を通じて見ることが出来るという体験にワクワクしたのでした。
ただ内容は家族やペットの写真を貼っただけのもので、他人に見てもらえるようなものではなかったので訪問者も自分自身か知人だけでしたが。
以降、ページに色を付けたり、音を鳴らしたり、写真を動かしたら、ムービーを載せたり、 パソコンもネット環境もブラウザもどんどん進化していき、新しく挑戦したい課題が次々と現れ 、克服するたびに達成感や満足感を味わうことができました。



特に2000年春、定年退職した後、 携わってきた「トヨタ生産方式」の資料をうウエブページに復刻したり 、退職記念にいただいたデジカメで周囲の野の花や昆虫や野鳥を撮影してホームページ上に図鑑として仕上げたり 、孫や女房の要望のゲームページをホームページ用プログラム言語のJavaScriptを見よう見まねで習得て作ったり、 時間を余すどころか深夜になることもしばしば、自分にとっては充実した日々をすごしていた。
そのころになるとネット人口も増え、訪問カウンターが気になるようになりました。

2005年春、アフィリエイトに興味を持ちました。
別に収入を期待したわけではなく、ホームページ作りの一環として、どんな仕組みになっているのかを理解したかったのです。
あわよくばレンタルサーバー代ぐらい稼げれば!、と思ってはいましたが!。
女房の要望で作った「上海ゲーム」にバナー広告を貼って見たところ、1週間後には毎日200〜300回のクリックがあり、時には物品も売れて、 レンタルサーバー代どころか、その月は予想もしなかった23,000円も、お小遣いが入ったのです。
それまで、作ることが楽しみで作りためてきたページが宝の山であることを知りました。
欲が出たわけではないですが、現役時代の生産性の向上に取り組んできた血が沸いて、さらにクリックしてもらえる工夫に取り組みました。
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  • 一定時間過ぎたら、広告を差し替える。
  • 一定時間過ぎたら、広告の表示場所を移動する。
  • おしゃべりキャラクターを表示してお願いさせる。
  • スポンサー訪問者にゲームの特典をあたえる。
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とエスカレートしクリック数も伸びていきました。
ところが、クリックを誘導する行為はアフィリエイトの契約上禁止されていたのでした。
スポンサーのページまでお客さんを誘導したのに、そのお客さんをページ内へ案内できないのはスポンサーのページの努力不足と思うは、こちらの理屈のようで 契約違反として収益を没収されたうえ解約されてしまいました。

24時間365日、定年も無く働いてくれる

2006年春、GoogleAdSenseに出会いました。
広告窓だけ割り付けておけば、そのページをGoogleが解析して訪問者が一番興味を持つと思われる広告を自動的に表示するという。
これまでは広告の報酬条件を1つづつ見守り、変わるたびに差し替えないとクリック報酬が「0」になっていたり、撤退したスポンサーを知らないでいることすらあった。
維持が面倒なので、いろんなページへ展開することは出来ないでいました。
GoogleAdSenseなら、一度コードを貼り付けておけば維持メンテナンス不要なので、いろんなページに貼り付けて行きました。
まさに宝の山を掘り耕して行ったのでした。


以前の失敗に懲りて、プログラム的な工夫は一切行ないませんでしたが、月々10万円を超える収益が得られるようになりました。
こうなるとお小遣いではすまず、年金所得と合算して所得税の確定申告もしました。
給料から天引きで源泉徴収されているのと違い、まとまった税金を納めるのは初めてで、国家社会に役立っている実感を得ました。

宝の山は掘りつくせば終わりだが、 AdSenseは手を煩わすことなく、休日も深夜も24時間365日、さらに定年すらなく、ひょっとすると 自分の生涯より長く収益を生み続けてくれるかもしれないのです。
しかも資金は不要で倒産のようなマイナスの心配もリスクも無い。
その上、分析や努力で更なる増収が可能なのです。
更なる増収を計るには
  1. 、訪問者数を増やす
    1. ページを拡充したり充実する
    2. 一度訪問した人を逃がさない(リピーター)
    3. 他のページやサイトからのリンクを増やす
    4. 検索サイトで上位表示されるよう工夫する(SEO)
  2. 、クリック率とクリック単価を高める
    1. 実態を把握し定期的に解析をする。(チャンネル)
    2. レイアウトを最適化しクリック率を高める。
    3. クリック単価を高め、収益を増やす。
という手段が考えられます。
以下、私のやってきたことを紹介したいと思います。

1−1ページを拡充したり充実する。
これは、各自で考えることなので省略しますが、他の人が興味を持つ題材のページを作らないと、いくら作っても訪問者は増えないことは事実です。
どんなページに訪問者が多いか? 私の仲間たちのカウンターランキング をご覧になって、上位のページをご覧になって参考にしてください。
2位の平野さんの談話を参考に載せておきます。
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前立腺がんを手術して退院してから20日後、その記録とともにを発信をはじめ、おかげさまで累計150万アクセス到達です。
今年の6月には単月で4万5千を超えましたが、これは妻の「ドクダミ化粧水の作り方」へのアクセスがほと んどで、カンターグラフののび方とグーグルの収入とが比例しています。
カミさんには参りました。おかげで新しいPC購入の許可が下りました。
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1-2 一度訪問した人を逃がさない(リピーター)
私のサイトの訪問者の90%近くは再訪問者、リピーターです。
私のトップページ「還暦QPON」 で工夫してあることは ご覧いただいて解るように「お気に入り登録」ボタンを用意して、クリック一発で訪問者のソコンのお気に入りに登録いただけるようにしてあります。
さらに、個人名で歓迎の挨拶と訪問回数をカウントしてお礼を表示しています。
内容もさることながら、近親間を持っていただくのもリピーターになっていただく大切な要素と思います。

1−3 他のページやサイトからのリンクを増やす
「相互リンク」、すなわち、他の人のサイトからリンクしていただくには、まず自分の方から先方へリンクをして、お願いするのが礼儀。


私の場合、「地図から飛び出すリンク集」 という訪問者自身が登録できるページを作って、500サイト以上をリンクしている。
さらに、自作のJavaScriptも、 初心者でも使えるように直リンク方式で積極的にソースを公開し、利用者には極力リンクをお願いしている。
時々著作権を主張したり、ソースのコピーガードを掛けたりしたページを見るが、失笑してしまいます。
「上海ゲーム」 は「SunSoft」さんが日本での著作権を持っていらっしゃいましたが、「SunSoft」さんへのリンクを条件に使用許可をいただけました、結果 日々150前後のお客さんが私のページから「SunSoft」へ流れ、双方がメリットを得ています。
このゲームは、ネット以前のPC9801というパソコンで遊んだゲームを女房の要望でプログラムし復刻したものでしたが、今や稼ぎ頭です。
個人のゲーム成績を記録して他人と競争できる工夫が好評でリピーター率が90%を超え、毎日遊びに来る人、長時間遊んでいる人、 これらのゲームのおかげで、夢にさえも見なかった累計訪問者が1000万人を突破したのです。

1−4 検索サイトで上位表示されるよう工夫する(SEO)
SEOに関しては多くの攻略本が出ているのでそちらをご覧いただきたいと思います。
狙ったキーワードで、今どの位置に表示されているかを常時見ていて、順位が落ちたら、その原因を、その本を参考に考えてみると訪問者に好まれるページに改良するきっかけになります。
表示順位を常時把握するツール が作ってありますので、希望者はご利用ください。
このツールは、自分では意識していなかったページが上位に入っているのを発見する「逆SEO」にも使えます。

2−1 実態把握と解析
日本製品は「QC(統計的品質管理)」が浸透したことにより、欧米製品を凌駕する製造品質を実現し世界市場で地位を築いた。
GoogleAdSenseは現地・現物による事実をリアルタイムに把握できる体制が充実していた。
しかも自分の使いたい組み合わせでも、数年間遡ってでも、数秒で生データから再収集して作表してくれる。

2−2 レイアウトの最適化
ページのどの位置にどんな種類のどんな配色の広告を掲載するのがクリックされやすいか?
GoogleAdSenseのヘルプに詳しく解説されているが、私の体験した事例を若干紹介します。
孫の注文で作った「きかんしゃトーマス」のページの部位別クリック率を比較してみた
このページは「1024x768の標準ディスプレー」を前提でプログラムし、左窓にメニューを右窓にゲームというレイアウトでした。
広告を付ける場所を捻出するためメニューをプルダウンにして次のように配置しました。



部位別のクリック率を把握してみると位置により大きな差があることがわかりました。

他のゲームで、


頭のリンクユニットの位置を、さらに目線に近づける配置をしたところクリックは大きく増加した。
また、著作権者へのリンクが左上に置いてあるが、ここのクリック率が非常に高いことが解った。

そこで、それらを横展開するとともに、ディスプレーの高解像度化が進んでいるので、 横幅1024でははみ出す位置にも広告を配置してみた。
また、左上の一等地にリンクユニットを入れ、その分今の広告は下に押し下げた。


結果は大成功だった。
改めて訪問者のディスプレーサイズを調べてみると横幅1280ピクセル以上が現在50%を超えようとしていた。

2−3 クリック単価を高め、収益を増やす。
これまでのアフィリエイトの経験では高くても5円、高いものは出会い系とか、短期的なイベント広告で 自分のページにマッチするようなものは1〜2円だった。
GoogleAdSenseのクリック単価をみると、その10倍近い実績になっています。
優良なページの広告ユニットは広告主がオークションで競って自分の広告を掲載場所として獲得する、 プレースメント ターゲットという手法で価格が決まるからです。
ページに広告ユニットを配置したら、その広告ユニットをチャンネルに割付、そのチャンネルをターゲット設定して広告主に公開することからはじめてください。

あなたのページに集まる訪問者の興味と広告主が探す客層がマッチすればさらに数倍のクリック単価になるかもしれません。
右のグラフは、上の配置の改良でクリック数が増加して以降、クリック数はほぼ横ばいでしたが、収益が更に増加した例です。
広告ユニットは、必ずデフォルトの「テキスト・イメージ」にしておきましょう。イメージ広告が配信されるようになったらクリック単価の高い広告主が付いたと思っていいでしょう。