!!!概要 手帳を活用したメモの取り方の説明です。 !!!説明 新たなアイデアの発想は、考え込んでもなかなか得られず、むしろふとした拍子に得られる場合が多いようです。 三上(さんじょう)という言葉がありますが、これはアイデアを練ったり思いつくのは、「馬上」「枕上」「厠上」がよいという意味で、現代でも相通ずるものがあります。 このようなシチュエーションでは、頭脳がリラックス状態にあり、脳内に記憶された様々な情報・知識が融合して、新たなアイデアとなり浮かび上がるわけです。 しかし、浮かんだアイデアも、その場で即座にメモを取らなければ忘れ去ってしまいます。 これを防ぐには、常にメモを取る「どこでもメモ」を実現できるよう、手帳その他のツールを活用することが必要です。 !!手帳は常にスタンバイ 「どこでもメモ」の基本は手帳とその取り回しです。 *席に着いたら、すぐ開いておく。 *手帳は手に持って歩く。または、胸ポケット、上着内ポケット、腰ポケットなどすぐ出せる場所セット。 !!非常時はなんにでも書く 手帳やメモ用紙がなければ、まずはなんにでも書きましょう。 *お札 *割り箸の袋 *コースター *壁(あとで消しておくこと) *手のひら *地面(すぐに転記する) !!書けない場合の記憶メモ どうしても書くことができない場合でも、記憶のみに頼るのは最後の手段です。なんらかの手がかりを残す工夫をしましょう。 ::音声メモ :::レコーダーがなくても、携帯電話や自宅電話の伝言などに残す手段です。 ::折る、破る :::雑誌・書籍の気になるページの隅を折る。 :::なにかの数を記憶するのに、その数分紙を折る、破り目を入れる。 ::記憶アンカー :::重要なことを思いついた印に、腕時計を逆の手につけたり、ペンを胸ポケットに刺したり、後で思い出す仕掛けをしておく。 !!用語解説 ::三上(さんじょう) :::「馬上(ばじょう:乗馬中)」、「枕上(ちんじょう:寝床でうとうとしているときき)」、「厠上(しじょう:トイレに入るとき)」の意味。 :::宋の時代の学者・欧陽脩による言葉で、アイデアを練る時には三上でなければならないと書き残している。