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名前: 日出処の天子
<E-mail>
題名: 21世紀になって聖子や聖子関係者へ(長文読んでもいい人だけ読んで下さい)
日付: 2001/07/16 13:53:22
まず高ちゃんへ
長くてすいません、こういうのってどれくらいまでが人の掲示板に送って許される範囲
かわからないので、長すぎならこの投稿自体削除してくださいね。
今の聖子の売れかた問題について、
聖子が「私はわたしのやりたいようにやる」ということなら
アーティストは聖子自身なわけですから、それが合わない、好きになれない人は
ファンでいなければいいだけのことですから、最終的には聖子の好きに
やりたいようにすればいいんでしょうけど、
かくいう私もしばらくそう思ってきたので(今でもそう思ってるが)
「もう売れる事や色々な問題を考えたり、気にしたりするのはやめよう、放っておこう、
気にしてたら腹が立ったり、もどかしくなったりするだけでなんかファンであることに疲労するので、
良さそうな「モノ」、行動だけには目をやっても、気に入らないモノ、ことには見ざる聞かざる言わざる
にして、、、ひょっとしてこの先ファンともいえなくなっていくのかもなぁ、、」と思いながら
この1年過ごしてきたものですから。
でも今回あえて色々言う(書く)暇ができたのと、何より今年のライブを見に行って、
今の観客動員数をも、聖子自身現状をわかっててそれに関連する発言をライブ中してたのを聞いて
「あ〜、聖子自身の口からもこんなこというんだな〜、そりゃあお客さんに入ってもらいたいよね〜」
とひしひしと感じたし、聖子は売れなくてもいいと思ってやってるアーティストではないと思うし、
でもライブでの聖子にはやっぱり輝きがあって、今現在でもあれだけの観客動員力はあるわけですから、
そのライブの席もどんどんこの先、上の階から空席が多くなっていっては、聖子自身が悲しい、寂しいはずだから、
最終的には松田聖子がやりたいようにやっていけばいいのは当たり前だけど、
それをふまえた上であえて私なりに今の聖子について色々感じてることを書きたいと思います。
私は今回のアルバムは、全体は曲としてはまぁまぁ好きで
かる〜いポップスアルバムだなと思いました。
ただ7曲しか入ってないっていうことととか、
その代表となるシングル曲がシングルにするようなものかどうか、、ってこととか、
同日発売でシングル売る気もない、みたいなところとかはとっても気になりますが。
だってこんなに聖子好きな私でもシングル買ってませんし。
1ヶ月くらい前にでてたら買ってたかもしれませんけどね、
曲がどうというよりも売り上げに、初登場順位に貢献できるかもしれないって。
でも同日発売では私一人が買ったところで、、と、私のように考えた人も少なくないと思います。
それでもシングル初登場30位ですか?ほんともったいないです。
今日日、初登場で30位っていう順位もなかなかとれないもんですよ、
他のそこそこ売れてるアーティストをみてみても。
なのに同日発売でこんな良い初登場順位。
でもしょせん30位では、「同日発売だから」なんてことは全く知らない世間には
ただの30位で、色んなランキング番組で紹介されるわけでもないし、
なんかで30位ということを知った人は「聖子の新曲初登場30位なんだ〜、イマイチ売れてないんだね〜
大した曲でもないんだねー」ってんかんじで、、
シングルなんて最初に勢いにのらなければ世間的には聴く機会にも恵まれないし、
ますますそのまま日の目を見ずに終わってしまうだけで、
曲自体もそうだけど、早く順位が下がっていく事で「松田聖子自体」の勢いもイメージ的に落ち込んでいくわけですから、
あんなにTVで歌うんなら、もっと売れるように、はじめから順位もあがるようにすべき。
売れないシングルを出し続けてたら、もっともっと売れなくなるだけです。
果たして今回の曲が、質的に売れるものなのかどうかということはこの際おいといても
それでも30位になるだけの人が買ってくれてるわけですよねぇ、
これだけ固定ファンがいるアーテイストもなかなかいるもんじゃないんですから
その固定ファンを「土台にできるうちに」、本当になんとかしてほしい。
ゆうせんだって私はCD(アルバム)持ってるわけだし、ゆうせんからなんて聴きもしなくても、毎日のように電話代使ってリクエストをしたし。
それは私じゃなく、誰かしょっちゅう聖子をリクエストしてるファン?が私の地区にいるらしく、
ここの地区でのゆうせんでよく新曲がかかってたりするから、
「こんな頑張って応援してる人がいるなら、私もこの人の頑張りに一役買おう!
オリコンがダメならゆうせんから、、、」ということで
私も毎日のように聴きもしない有線リクエストを繰り返してみたり、、。
みんな聖子の曲に日の目をみてほしいと思って必死になってる人いっぱいいるんですよ。
こんなにも固定ファンがいる大アーティストなんだから。
ここのところの聖子で一番気になってるのはシングル曲が、本当にシングル向きの曲なの?
というか、去年の「上海ラブソング」とか「Unsea、、」とかをシングルにした意味は?
曲自体のクォリティーどうのというより、シングルとして出しても、TVで歌うわけでもなければ、なんの宣伝をするわけでもない、
もちろん全く売れるはずもない。
何だったんでしょう。ここら辺がまったく理解できない。
さっきも書いたように売れないシングルをだせば出すほど、どんどん売れなくなってしまうのに、、。
「上海」も「UN」もたしかに良い曲だとは思うけど、あえてシングルにするほど?
アルバムの中に入ってたら「あぁ良い曲だねぇ」で満足できるのに、、
あれがシングルになるぐらいなら、たとえば同じ「上海」つながりで、かつて「上海倶楽部」だってあんなに名曲なのに、
それでもただのアルバムの一曲なんだよ、ってところが松田聖子の偉大なる所以だったのに、、。
だから「Sound of」も「あなたしか」もアルバムの中の一曲ならまだ「あぁ〜、、」って感じなんだろけど、、。
こんなことならかつての名アルバムたちから選んでシングルカットして切ってった方が、
宣伝次第でそれを知らない世代の子たちを中心に、絶対売れそう、っていう曲いっっっばいあるのに、、くらいにも思ってしまう程。
最近のシングル事情がなにより一番のネックだと思う。
でもジャケ写とかは今までスタジオでの顔ものばかりだったのがはじめての屋外ジャケだったり、
聖子として新しい事、というか、少なからず各聖子HPでみんなが去年の「20TH、、」の時に
ジャケ写についてもさんざん感想を語ったこととかも、確実に反映されてると私はみましたし、
原田さんの曲に関しては色々な評があるけど、私はアルバム「20TH、、」もとってもよかったと思ったし
セルフ時代の何枚よりは「私の中での」クォリティー評価は高かったので
結構何回も聴き続けましたよ、今でも聴くし。
本当に「20TH」は「永遠の少女」に引き続き内容の濃い良いアルバムだと思いました。
「ラブエモ」も7曲しか入ってないってことで、曲風がバラエティーにとんでないのは不満だけど
「洋楽的に聴けば」軽快なポップスって感じでまぁ良し、って感じです。
ただこれから次回後もずっと前の小倉さんとのコンビの時のように、原田さんとばかり
っていうのは私は反対だけど、それでも何曲かはこれからも機会があったら参加し続けてもらいたい
才能あるミュージシャンだと思ってます。
だけど聖子の詩がやっぱり私の中では軽い、ちょっと軽すぎる。だからさっきもいったように
聴き方が洋楽的なんです。それはセルフのものの大半が私はそういう聴き方、詩を聴くというかんじではないんです。
去年やおととしのアルバムがよかったのは、曲もよかったけど詩も「私の中では」充実してたということ。
作詞も原田さんのは、私は全曲そこそこ好きですよ。かる〜いのもあったけど、それもそれで
この曲にはこんなもんかな〜って感じだったし。
今回のラブエモでも「sound of、、」は歌詞は良いと思ったし、(私はこれは曲とアレンジがあまり好きではなく、
全体を通してはこれってシングル??って感想だったんですけど)
だって今売れてるアーティストもアルバム全曲歌詞が揃って良いってのもあんまりなくて、
ほとんど洋楽的に聴いてるものも多いし。
昔の聖子のアルバムのような全曲詩内容濃い!みたいなアルバムって、最近売れてるものでもあんまりないですよね、
今あってもそういうアルバムでも売れない時代だし。
聖子の曲でも洋楽っぽく聴く曲もそれもそれであってもいいんですよ、数曲なら。
ただ大半がそれではちょっと軽すぎるんです。
聖子の声ではもったいない。詞が伝えられる声なのに。
それと「20TH」もう半分、吉法師さんが作詞してて、これまた私にはとってもよかった。
だから詩的にもおととしと去年のアルバムは私には久々にとてもよかったんです。
聖子の自作詩でも、シングル「20TH」は私はあまり、、、なんだけど(曲のノリは好きだったけど)
「感謝しているよ」とかの詩は聖子らしさがでてて、そのまんまなのが逆にこの曲のコンセプトにあってて
直球で良い、と私は思ったし。
だから聖子作詞も、聖子系HPができた頃から書く度に何回も言い続けてるけど、全くなくさなくても1、2曲は入れるとか
してれば、それはそれで今まででも聖子自作で良い詩もあるわけだし、それが好きなファンも大勢
いるわけだし。
ただ私としては全曲ではやっぱり厳しいと思う。作詞家じゃないんだもん、もともと。
歌手なんだし、それで世の中にでてきて女王松田聖子になったわけだし。
セルフで数年、詞曲と作り続けてみて、それで自分で能力、そして売り上げ的にも限界が見えたから
「私を助けてください」ってことになったわけだし。
その「永遠の少女」についても、売れなかったのは聖子が「なんか違う」と思いながらイヤイヤやったから
その結果売れなくて、やっぱり自分のやりたいことと違うと感付いて、、みたいにいってるファンもいるみたいだけど
私は違うと思いますよ。聖子は松本さんとの再会を失敗だったとは思ってないと思います。
今も、「再び決別している」なんて私は思ってません。
たしかに「永遠の少女」は思ったほど売れなかった。でもそれはアルバムの質のせい?
クドイくらいにこれについても論議がなされたけど、私は今でもそうではないと思ってます。
じゃあ聖子が違うと思って、また松本さんから離れて作った去年の「20TH」だって結局大して売れず、
今年の「ラブエモ」だってどうなんでしょう、、。
たしかに「永遠の少女」はそのタイトル自体とかジャケ写に問題があったとか、
全体のコンセプトが冬という事で暗すぎたとか色々問題はあっても、
何より聖子が全くマスコミ、TVから1年以上まったく遠のいてて、
しかもその年ずっと何年も続けてきた恒例の夏の全国ツアーも久々になくファンからも遠ざかっていて、
その後、多少のプロモーションはあったとしても、そんな松田聖子自身の勢い、インパクトというものはあの時
全くなかったんじゃないんでしょうか。
大体この時の衣装とヘアメイクのコンセプト自体も、久々登場にしてはおもいっきり地味(ナチュラル)だったし、
シングル曲の「哀しみ」にしても、たとえ良い曲だとしてもブランク明けのインパクトとしては、、タイアップもドラマとはいえあんな
「えぐすぎる」犯罪ドラマで、しかもあんな中途半端な使われ方だったし。
同じ「哀しみのボート」でも、もっとこの前やってた永作博美の「ピッアソウル」とかああいう内容のドラマの主題歌とかだったら
またぜんぜん聞き手の捉え方も違ったと思うんですよね〜。あの曲の持つイメージが。
私あのドラマをみてて、「あっ、今ここで「哀しみ」が流れたら異様にハマるはず、、」と何度も思っちゃって。
私としてはこの曲自体、あの時の聖子の久々のシングルにしては、初めて聴いた時に???とおもったけど。
聖子がかつて1位をとってるシングル曲って、ほとんどは初聴時にビビビとくるものがあったものばかりなので、
それを思うとヒイキ目で見る聖子ファンである私が???と思った曲が、世間全体に大浸透していくのかということになると、、
ってかんじがここのところずっと続いてるので。
それとあと「永遠の少女」は聖子のボーカルが、、、。
これも「聖子自身にやる気がなかったのが歌声に反映した」って書いてた人いましたけど、
それも違うと思います。
私は聖子の歌唱力、表現力が洋楽的に長年歌ってきたことで、内容ある日本語詞を歌うのには昔より落ちたせいじゃないか、
とはあえて言いたくないので、「あの時期限定」で歌手として調子が悪かったせいだと思います。
高音とか苦しそうだったし。
自分が世の中に出そうとしてる、売れなくなって自分から必死に頼み込んで売ろうとしてるアルバムを、
無意識でも乗り気じゃなく歌うなんてプロ魂に反するようなことをする聖子ではない、と私は思いますし、
聖子自身「何か違うと感じた」と語ったというのも、大して売れなかったという結果からでたセリフで、
実際に曲のタイプがいままでとは違って高音やファルセットが多かったりするのを歌わされるのが
大変だったっていうこととか、「コトバ」を久しぶりに歌わされることに難しさは大いにあったと思います。
それまで長年セルフで作ってきた、自分が作ってるだけに
おのずと今の自分が歌い易いメロディーと詩ばかりを歌ってきたそれまで何年間とはレコーディングの仕方が全然変わるわけだし、
そのせいか今聴いてもホントポップな曲でも全然昔のようなポップ感も感じられないし、
他の曲でも苦になるくらい苦しそうに聞こえるところが何個所かあるし。
でも私はそれでも「永遠の少女」は大好きです。「哀しみ」が2曲も入ってるのがイヤだけど。
松本さんの詩だけでなく、吉法師さんの詞もほんと好き。「samui」の方がシングルにしたら
売れてそうだと思ったし。詞がイマっぽいからこれなら10代にもカラオケとかでも歌われそうだと思ったし。
とにかく今このアルバム聴いてもなんかやっぱり詞を聞き込めて好きです。
ただやっぱり売れなかったという結果だけで、聖子側も松本さん側も色々考えたと思いますよ。
なんせまず作詞をしてもらうには松本さんクラスだったら依頼料自体が一曲に付き
ものすごい金額払うことになるわけで、売れようが売れまいがただ作詞してもらうだけで。
それをアルバム全曲となったらそれはもう、、。
だからって松本さんだってプロの作詞家大先生で、ボランティアなわけじゃないんだし。
「なんで松本さんはもうイヤになったのかしら、、」とか「2人はまた決別したんだ」とかいってる方も
あったみたいですけど、それよりなによりまずそうそう枚数売れないアルバム、というかアーティストが
依頼料があれだけ高い人にアルバムの作詞をしてもらうなんていうことは、
アルバムを発売しても結局最終的に自分のところ(レコード会社や事務所や聖子)に入ってくるお金は
今の聖子の売れ方では元がとれない、までいかなくてもものすごくびびたるものになってしまって、
CDを発売してる意味がなくなるというか、そのアルバムでの収益を元手に色々しなくちゃいけないことがあるのに
それもできなくなる、とか々あるんじゃないんでしょうか。
かつてのような枚数売れてれば、それくらいの破格の依頼料とかの「諸制作費」でもゼンゼンOKの範囲よ、ってかんじだろうけど。
それなら聖子が自分で作詞してれば、同じだけの枚数、数万枚でも売れた時に一枚のアルバムから得られる
聖子側に入ってくる最終的収益は作詞印税とかも含めて断然高くなるわけで、、。
どうせ高い依頼料払っても、自分で書いても同じくらいの売り上げにしかならないのならば、
その収益のあまりの格差を前にしては、、、とりあえず自分たちでやってた方が、
それでも安定したある程度の収益は確実にあるわけですから、
たとえ2万枚くらいとか売れない場合でも。
でも松本さん自身も依頼料問題とかじゃなくても、他にも色々考えるところあっての
「あえての」今のこの沈黙期だと私はおもってるんですがね。
「松本さんが書いたもので売れなかった、作品のせい」とか、一昔前と違ってIT時代なので
ダイレクトに方々でヤンヤ言われたし、
「じゃあまたそういうファンが望む方向で好きにやってみたら」とまではかないにしても、
あのまま自分が作り続けるよりも色んな意味合いからも、一回また沈黙の時が必要、だったんじゃないんでしょうか。
だから2人が組む事はもうない、なんて私は全然思ってないし、
ただ私は松本信者?のような者でもけしてないので、これから先松本さんが書いてくれなきゃイヤとかも思わず、
良いものであればなんでも、誰でも良いので、松本さんでもまた良いものを書いてくれたら万万歳だし、
私的には吉法師さんがさっきもいったように、叙情的でかつカッコイイ詞を書いていて結構好きなので、
かつて噂されたように吉法師さんが波多野さんでないならば(笑)、これからもまたどんどん書いてもらいたいし、
結局良い詞や曲であれば、作家自身が有名無名に関係なく、良いものは良いんだから
かつてのように時代の一流有名作家陣に作ってもらう松田聖子でなくても、
どんどん無名でも才能のある新しい「これからの人」を募って作品を作っていったらいいと思うんです。
そういうことなら、依頼料自体もうんと低く押さえられるわけだし、
作詞曲印税なんてのはもうこの際いいんですよ、
良いものを作ってればそれだけ少しづつでも枚数も伸びていって
逆に昔のように歌唱印税だけでも十分、って結果になっていくと私は思います。
良いものであればこんな売り上げ低迷を続けてる松田聖子ではないと。
とにかく良いシングルをまず出すということ、そしてそれのプロモーションにも力を入れて
完全な世間的シングルヒット曲をだす、そしてその直後に発売されるアルバムを
一般の方たちが、シングルヒットの流れによって耳を傾けた時に「あ〜アルバムもいいね」といわれるものを出す。
当たり前だけどそれが難しいこの流れが、一回でもできないと今の低迷聖子からの脱出はないと思います。
売れる、といったところで私はかつてのように100万枚だとか、他の今旬のアーティストのように何百万枚
売れろ、なんてことは全然思っておらず、ただ2万枚とかで終わるアーティストではないと思ってるだけなんです。
あなたの歌声、その存在自体の輝きは日本の宝なんですよ。
とりあえず聴いた瞬間に少しでも「ビビビ」とくるシングルを発表してください。
最後にもう一度言いますが、あくまでも最終的には聖子自身がやりたいようにやっていけばいいということ、
それでもファンであるかないかは自分が、一人一人が感じて決めればいいこと、
だということは大前提です。