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名前: ブライト
<E-mail>
題名: サンタランドでの話題
日付: 2001/09/27 23:22:34
ユーミンが聖子の事を嫌いになったのは
楽曲提供後のことで、提供最中はイヤイヤとかではなかったと思いますよ。
ユーミンは自身でもよく語ってますが、彼女はオリジナリティーのないものを
憎むという性質が強くあるらしく、自分は「ユーミン」というブランドを自分の手で
「ディズニー」のように1つのワールドとして確固たるものにしていったのに聖子は、
「私のコピーもの」、「ユーミン分家的存在」であって、独自の「聖子ワールド」とういうことなんか存在しない、
彼女の中ではあくまでも「ユーミンワールド傘下での聖子」でなくてはいけなかったのに、
聖子はユーミン楽曲提供後も、彼女の元を離れて次々と才能ある気鋭のアーティストに楽曲提供をお願いしてはその形を変えていき、
というよりその聖子ワールドをより広げていって、その提供者の中にもユーミンが気にいらないアーティストもいたわけで、
「私のおかげで大きくなった聖子が私を離れても悠然と人気者でいる」、
そして更に自分とファン層がダブりながらどんどんその聖子ワールドを
大きくしていってることがまず許せなかった、と。
[そんな嫉妬心なんてあんな大物にあるの?]
と感じると思いますが、実際のところ天才ほど異常に才能に対して嫉妬深いものなんですよね、
あの手塚治虫さんとかもかなりだったらしいですし。
実際冷静になってる時の彼女(ユーミン)は、自分を分析して
「私の最大の欠点は嫉妬深い(恋愛とかそんな単純なことじゃなく)ところかな」
って、頭が良いので自分で自分がよくわかっていて、それでも性質というものは変えられるものじゃないし。
たしかに聖子はユーミンからの提供曲によってその聖子ワーールドに広がりを持たせたことは事実。
でも聖子には聖子のワールド、ユーミンとは確実に違う別の聖子にしか表現できない世界が
あるし、それはユーミンや松本さんと関わる前から聖子の中にはあったものだし、
ユーミンにはユーミンにしか歌えない世界があると思うし。
でもその辺を分けて考えられない、「自分のお陰」ということがものすごく彼女の中にはあるし、、
ユーミンが「赤いスイートピー」を必要以上に自分のラジオとかの公録とかで
歌ったりするのは、「松田聖子は私が作ったこの「赤いスイートピー」で今の女性中心に支持される女の子の気持ちを歌う聖子ワールドを築いたんだよ」「それほどの名曲を私が書いてあげたから」と、、。
でも聖子自身は、皆さんご存知のようになにかというと「赤いスイートピーが大好き」「この曲のお陰で、、」という風にいたって謙虚に、そして敬意をいつもユーミンに向けて持ち続けてそれを公けにも発言してるし、それにユーミンからプロデュースを離れていったのも
彼女が悪いわけではないのに、その「聖子ワールド」のプロジェクトのシンボルとなってる聖子本人を嫉妬のターゲットにして叩き落とさない限り、ユーミンの気は晴れないわけですし。
だいたい「赤いスイートピー」に関しては、その作詞者である
松本さんのことも某雑誌のインタビューで、「彼はようするに私のマネをしたかったのよ、、
でもしょせんプリズム本体(ユーミンワールド)の構造がわかってないのにそれをやろうとしても振り回されて間違いを犯す、、」という発言をしているくらいで、いかに彼女が自分のワールドに
固執してるかがよ〜くわかります。
別のインタビューの中でも彼女自身はこう語っています。
「(聖子に関して)アイドルもベテランになってくると、アーティスト指向になってくる、それって勘違いでみっともない。
(当時聖子はアメリカ進出をし始めていて、日本でのアルバムも自身で作詞曲しはじめていた頃)
だから、そこを勘違いしてちゃうやつっていじめたくなっちゃう(笑)。
それじゃあこっちの煮え湯に入っておいでって、でもこないのよ。こっちが醸造したおいしいところだけすくっていこうとする。
本人がするわけじゃないだろうけど、周りがね。
おカネしか追っかけてないビジネスと、おカネは最後からついてくるビジネスはくっきり違うから。、、、」
あとまだ他の聖子への怒りの原因もみんなその直線状にある理由なんですが、
かつて伊集院静氏が、その他に類を見ない斬新かつクオリティーの高い演出でいまだ有名なあの「ユーミンコンサート」
の総合演出をずっとまかされていて、その当時はとってもお互いの才能に信頼関係を持って「独自のライブ演出」という感じで
二人三脚というか良い関係であったところに、
これまた聖子がある時期から自分のコンサートの演出家に伊集院氏を迎えて似たようにやりだしたということから、
ユーミンはその直後から伊集院氏と決別し自分達でライブの演出もするようになり、
あれだけ仲良かったのに、伊集院さんのこともその後手の平返したように悪く言ってましたからねぇ。
伊集院さんだって同じ演出するのでも、ユーミンにはユーミンの聖子には聖子の演出をしてたとは思うんですけど、
それでも彼女にはそれもコピーとしか捉えられなかったということです。
あとはアルバム「SUPLEME」でサウンドプロデューサーとして武部聡氏が大活躍するわけですが、
彼も古くからユーミン一家だったり、
とにかく上のインタビューにもでてきたように、自分の手元から完全に離れてるのに、
自分のお陰で大きくなった(と彼女は思っている)聖子が、
自分の周りの人間を使って、自分と似たようなことをやって(と彼女は思っている)成功してる聖子を許せない、
ということだったと。
とりあえず聖子自身はただまっすぐに、そして既存のアイドルと違って
音楽に対する根性が半端じゃなくアーテイストしていたということで、でもユーミンは
アイドルはしょせんアイドルでしかないんだから、、しかも私が作ってやったアイドルなんだから、、
っていう、、だから聖子が悪いことをしたとかそういう次元のことではなく、
和田あきこ氏にしてもそうだけど、唯一本物、というか大物に対しての威嚇攻撃というか
やっぱり放ってはおけない、自分の女王性を脅かす存在に対しての嫉妬心からくる
攻撃だと思いますよ。
そういえばこの2人(和田&ユーミン)四柱推命60分の1の確率で丸きり一緒だし(笑)。
でもそうやって聖子の事をラジオや雑誌など公なところで激しくバッシングしてたのも、
もう10年ほど前のことで、その後も地道に自分で頑張ってる聖子に対して今どういう感情を抱いているのかは
わかりませんよね。
ユーミン自体にも10年前のような勢いが全くなくなってるから
そんなに外部に対して攻撃してる場合でもないですし。
だいたいユーミンと聖子ファンて割と本当にダブってる感じだったのに、
当時のユーミンの聖子に対する執拗なバッシング発言で、
かなりの聖子ファンとの両ファンだった人を無くしたと思いますよ。
それは聖子の肩をもつというよりも、公共の場を使ってあんな風に人のことを中傷するということを
聖子は決してしないということ。
だからどっちの人間性がどうというよりもそういう行為自体で、ユーミンに対して人として幻滅したという人が
多いんじゃないんでしょうか。私もその一人なのですが。
めちゃめちゃユーミン大好きだったのに、この時期の彼女の失言の数々で
どんどんユーミンに対しての気持ちが、、
デビューからすべてのアルバムも買って来たけれど、この時期からパッタリアルバムも買わなくなったし、
あんなに苦労してチケットとって楽しみに行ってたライブにも行かなくなりました。
でも奥居香さんにラジオの生放送で聖子のことを悪く言った時には、
ちゃんとその旨を抗議文としてキモチを両ファンだった者としてストレートに書いてユーミン宛てに番組に送りましたよ。
「がっかりした、、」と。
今あのユーミンでさえアルバムが20万枚程度しか売れなくなってます、
でもそれは音楽性の問題もあるのかもしれないけど、
こうした事も少なからず影響してるかもしれないと私は思ってます。
人に対しての妬みのキモチを持ってそれを形にした人には、必ずその跳ね返りが
自分にやってくるということ。
でもまたいつかユーミンと聖子がお互いの色んな過去の感情を乗り越えてまた、
それぞれ年月を経て成長した新たなアーテイスト同志として出会い、
新しい作品を共同で生み出してくれたらいいなぁと私は思っていますけど。