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名前: 星のしずく
<E-mail>
題名: 聖子さんの人間的魅力
日付: 2002/12/06 17:29:06
初めて投稿します。
以前この談話室は「聖子はアイドルかアーティストか」等のいろいろな討論で非常に盛
り上がっていましたが、最近はランキング情報等の差し障りのない話題が主体になってい
ますね。
談話室の方針が変わってしまったのですか。
まあそれにはこだわらずに、最近私が感じ始めてている聖子さんの魅力について記しま
す。
私は20数年来の聖子さんファンですが、かなり不真面目なファンです。
というのは80年代のアイドル時代にはすべてのシングルとLPを買ってよく曲を聴いたり
コンサート(2回だけですが)に行ったりしていましたが、90年代には曲に魅力を感じなく
なったのと仕事が忙しくなったのが重なり音楽全般から離れほとんど曲を聴くこともな
いという聖子さんから離れていた"空白期間"が10年ほどあり、3年ほど前からまた聖子さん
に非常に興味がわいて曲を聴いたりTV番組を録画して観たりし始めたという、途中長い空
白期間のある一貫性のないファンです。
しかし最近は聖子さんをただ曲が良いとか歌手として優れているとか永遠のアイドル性
があるとかいう点とは全く別の観点からの人間的魅力を感じるようになり、そのことにつ
いて書こうと思います。
私が3年ほど前からまた曲を聴きだしたきっかけは、2000年の正月にNHK BSでZEPPライブ
ツアーコンサートの模様を放送したのを観たことでした。
「お、珍しく松田聖子のコンサートの放送があるじゃないか。録画でもしてみるか。」
という程度の軽い気持ちで観たのですが、終わりのほうの観客の皆さんへの感謝の言葉の
中で
「やはり人間ですから、辛いことがあるともう止めてしまおうと思ったことも何度もあり
ますが・・・」
と言って言葉をつまらせ、その後の”あなたに逢いたくて”と”赤いスイートピー”では
涙でほとんど歌になっていなかったのを見てから聖子さんについての見方が変わってきま
した。
その時はそのようになった事情などよく知らずに、「あのアイドル時代の泣き真似聖子
(泣いているのに涙が出ない)も本当に泣くことがあるのだな」などと不謹慎なことを思い
ながらももらい泣きなどしてしまいましたが(アイドル時代も涙を出して泣くことがあった
のを昨日のFNS歌謡祭の名場面集で知りましたが)、その事情を自分なりに理解したのはそ
れから大分経ってからです。
90年代には自ら作詞作曲をするいわゆるセルフ時代があったこと、波多野さんとの結婚
式後の映像肖像権問題(適切な表現ではないかもしれませんが)でマスコミから強烈なバッ
シングを受け、またマスコミから干されため1年ほどほとんど活動が出来なかったことなど
があり(これも違うかな)、その辛さがあってZEPPツアーであのようになってしまったのだ
と自分では解釈しています。
(この解釈自体あまり正確ではないかもしれませんが。)
そのようなことがあってからセルフ時代の曲も含めまた聴くようになってきたのです
が、私が感じている聖子さんの人間的魅力とは、このようにいろいろな辛いことがありな
がらもそれらを乗り越えデビュー20年以上経った現在でも第一線で活躍していられること
です。
私も結婚して子供も持ち、会社でもそれなりの役割を果たさねばならないはずなのです
が、体調を崩すことが多く、また仕事も思ったように進んでいかないことが少なくありま
せんでした。
そのような時に私が自分を励ます糧となっていたのはマーフィーやデール・カーネ
ギー、中村天風などの自己啓発の書物類でした。
それらの書物の名で繰り返し主張していることは、成功する(自己実現する)ためには自
分の望むことを繰り返し繰り返し思って自分の潜在意識に植えつけることであり、また単
に思うだけではなくそれを実行に移して小さな成功体験を積み重ねていく、ということで
す。
このことを私なりには実行しているつもりでしたが、最近ふと聖子さんはまさにこれら
の成功(自己実現)法則の具現者ではないかと感じたのでした。
歌手としてだけでは終わらずに自ら曲作りを行い、英語をマスターして(これは特筆にあ
たります)アメリカ進出をはかり、今もそれをあきらめずarea62を発表する、忙しくとも母
親業に手を抜かずSAYAKAちゃんを立派に育てていく、回りから何をいわれようとも決して
他人の悪口は言わない。
どれひとつを取っても大変なことだと思います。もともと曲作りを生業としていなかっ
た聖子さんにとって毎年アルバムのために曲を作ることは(ボキャブラリー不足などと批判
されながらも)大変な作業だったでしょう。
(山下達郎やサザンでさえアルバムは数年に一度です。)
世間の各界(政治・経済・スポーツ等々)では成功(自己実現)している人は多くいます。
会社の幹部もある意味ではそうでしょう。
しかし、私にとっては自分を励ますために書物を読んで知った成功法則を実現している
人が非常に身近で(CDやDVD、TVで容易に接することができるという意味ですが)、またかつ
てファンであった松田聖子さんその人であったと感じた時には非常に大きな驚きと感動を
感じました。
このような理由で、今は聖子さんが私の心を捉えて離しません。
これが私が聖子さんに大きな人間的魅力を感じている理由です。
最近ある人(田中真澄さんといいます)が「やりがいのある仕事、実りのある人生は後半
にあり」という本を出版しました。
田中さんによれば、人生は40歳を過ぎてからが勝負、昨日まではリハーサルで今日から
が本番、とのことです。
この言葉に従えば聖子さんも80年代のアイドル時代、90年代のセルフ時代はリハーサル
で、40歳となったこれからが本当の勝負・躍進の始まりだといえるでしょう。
その意味でも今後の聖子さんが楽しみで仕方がありません。
それも聖子さんならばこれまで誰も成し遂げなかったような凄いことを実現してくれそ
うで非常に楽しみです。
何だかただとりとめも無く、また不勉強・不謹慎な部分が多々ある文章となってしまい
ました。
特にZEPPツアーでの様子などはその場にいたわけではなく、ビデオを観てその後聖子さ
んの足跡をたどりながら自分なりに解釈しているのでかなり間違っていることも多々ある
と思いますので、どなたか何かしらレスをいただければ幸いです。