新規メッセージ投稿 返答メッセージ投稿 このメッセージのキャンセル Translation into English
名前: アート <E-mail>
題名: 『たったひとつのたからもの』に思う。
日付: 2004/11/01 16:27:55

ドラマ『たったひとつのたからもの』では
あえて演技をしていない事が非常に良かったと思う。
もちろん私も聖子さんに対し、すごく“演技力がある”とは思っていない。
しかし“演技力がない”とも思っていない。

聖子さんはこれまで“演技”に開眼する機会が無かったように思う。
“演技”は歌やその他の芸術と違い、生まれながらに天才的な人はごく少ないらしい。
必ずどこかで“開眼”する必要があり、それをさせるのは「監督」である場合が多いようだ。

今回のドラマでは、これまでの聖子さんの演技とは全く違っていた。
それは発声もそうだし、間の取り方もそうだ。
もちろん、同じ人間だから同じ部分もあるが、全体的には違った印象を持った人が
多いのではないだろうか?

そもそもカメラの前で“演技をしない”などということは
誰にでも出来ることではない。
あのドラマに聖子さんを起用したのは
聖子さんがカメラの前で“演技をしない”ことが出来る希有な存在であることを
解っていたからではないだろうか?

もちろん聖子さんなら“話題”になるという事もあっただろうが、
聖子さんがやることによって見ない人も少なくないと思う。
このようなドラマで聖子さんを使うのは諸刃の剣だろう。
決して気をてらったキャスティングではないと思う。

今回のドラマは、聖子さんのファンでも「つまらなかった」という人もいるだろうし、
聖子さんのことが嫌いでも「良かったと」という人もいるだろう。

私自身は良かったと思っている。
少なくとも、他の誰かならもっと良かったとは思わない。

このドラマは聖子さんの為にもすごく良かったと思う。
その結果は次にドラマに出演した時に判るのではないだろうか?