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名前: 翡翠 <E-mail>
題名: アートさんへ
日付: 2005/09/10 13:51:10

アートさん

私の書き込みにレスいただきありがとうございました。
アートさんのお話とても興味深く読みました。
実は私も音楽を聞くときはどちらかと言えば”詩”をしっかりと聞くほうなんです。
ですからアートさんがおっしゃるようになんとなく語感だけの曲は苦手です。
洋楽だとUKあたりのアーチストの詩はすごく情緒的であったり哲学的であったり
あるいはロマンティックだったりと私の好みです。USAはもうとにかくラップか
ヒップホップでなければ駄目みたいな風潮が強いせいか、最近は供給過剰気味になり
つつあり訴える内容もだんだん薄く&粗悪になってきてるように感じます。
でも基本的に私はラップやヒップホップ音楽にもあまり興味がないんですけどね。
音楽はやはり美しいメロディーがないと・・・。こういう考え方はきっと子供の頃に
クラシック音楽を習っていたことが関係あるのでしょう。

聖子ちゃんが書く詩についてのアートさんの意見、私もまったく同じ風に思ってました。
英語の歌詞を日本語に直訳するとあんな感じになりますよね(笑)
「愛してる」「抱きしめて」「会いたい」「くちづけする」等々
日本語だと気恥ずかしい表現も英語にすると少し違ったニュアンスになりますからね。
このことを発見してからは聖子ちゃんの歌詞もあまり気にならなくなってきました。
不思議なのは、洋楽(日本語以外の言語の歌)好きな人でもその歌詞の内容を100%
理解している人は少ないと思います。最近の日本の音楽でもJ-Rap&Hip-Hopや爆音系バンド
などはほとんど歌詞が聞き取れません。詩をあまり重要視していないというか、雰囲気やノリがよければOK、言い方を変えれば”寛容”な人々が多いと思います。
なのに、聖子ちゃんが書いた詩にはどうしてあぁ厳しいのか。
「聖子ちゃんが歌ってるんだからいいんじゃない」では済ましてくれないんですよねぇ・笑

わたしもなんか支離滅裂になっちゃいました(汗)



>09/09に[アート]さんが書いた内容:

やはり英語詩の意味が解ると感動できないことってあるんですね。
それは私もずっと疑問に思っていたことでした。
昔、それこそレッツゴーヤングなどNHKの番組などでは英語の歌は訳詩で
歌っていたのですが、とても曲のイメージと掛け離れた内容だったりしたので
アメリカ人はああいう内容の詩をどう思って聴いているのか?と不思議に思いました。

しかし、何年か前あるアーティストが(誰か忘れましたが)言っていたことで
その人は日常会話くらいは英語が出来るのですが、海外のアーティストと
同じ曲が好きだと判って意気投合したそうですが、その海外のアーティストが
「あの曲は詩がいいんだ!」といったそうです。日本のアーティストはそのような
聴き方はしたことが無かったと言っていました。
そんな事もあるだろうな。と興味深く思ったのを憶えています。

でも良く考えてみれば、同じ日本人が聴いても訳がわからない日本の歌もあるし、
よくよく歌詞を読んでみれば「そういう事を歌っていたのか」と思うこともあれば
歌詞を読んでも「何のことやらさっぱりわからん」というのもありますからね。
英語の歌でも同じような事もあるかもしれないなとも思います。
アメリカにも聖子さんのように詩を歌う人もいれば、サザンのある曲のように
語感だけで歌っている人もいるのではないかという気がします。

テレビの番組で日本人はビートルズの歌をタイトルしか歌えない人が多いが
他の国の人はどうなのか?というのを調べていましたが、
英語圏の人はみんな歌えましたが、フランスやドイツの人は日本人と同じで
タイトルしか歌えていませんでした。
日本人は特別歌詞を気にしないのかな?と思ったこともありますが
そういうのを見ると外国語の歌詞を気にしないのは日本人が特別という訳でも
ないみたいです。

私は勝手に聖子さんの書く詩は、洋楽(アメリカの)的なのではないかと
感じているのですが、どうなのでしょう?
私は嫌いではないのですけど、同じ言葉を多用するところや、
歌詞がストレートすぎるくらいストレートなところとか、
気持ちを直接歌詞にしてしまうところとか、訳詞で読んだ洋楽に共通するようにも感じます。
そんな聖子さんの詩に批判的の人も多いようですが、
それはロックを日本語でやろうとした松本隆の気持ちにも通ずるものも
あるような気もします。

なんか長々と書いてしまいました(笑)