Last updated:12/06/2020__v1.2



MIDI

ここに掲載した曲およびMIDIの著作権は稲田馬聖に帰属します。改変、転用はご容赦ください。著作権に関するお問い合わせは、ホームページ管理人までお願いいたします。
楽器の設定は邦楽器(箏、三絃、尺八)にしているのですが、時間が経過していますので、お聞きになるパソコンの音源によっては、変な音で再生される可能性があります。また、このMIDIファイルから五線譜を出力した場合、一部楽譜と異なる場合があります。

MIDI FILE:3ca0002a.mid(08:44,45KB)

曲の説明

ヘンなタイトルですが、(ぶらぶら)はプログラムに載せたときに多少めだつようにつけたもので、省略してもかまいません。枯れてしまった草の中で光っている、からすうりの実を秋の代表としてとらえ、その美しさと滑稽さを表現しながら、全体として、秋の野原の情景を展開してみようと思いました。一尺八寸管による三重奏曲です。
曲は、3本の尺八により冒頭からテーマを2回繰り返して提示します。つづいて3拍子の旋律が現れ、再度、冒頭のテーマが繰り返されたのち、ややセンチメンタルなおもむきに移っていきます。再び、明るさが戻ると、各パートが絡みながら展開していき、最後に転調して最初のテーマを奏します。
続いて、ゆったりと4拍子の旋律が現れます。カノン的な組み合わせのあと、スタッカートによる伴奏にのって第2尺八が歌います。その後、旋律は自由に流れて静かに終息します。
突然、8分音符3つがフォルテで鳴り、3拍子の旋律が始まりますが、第1・第3尺八の旋律が一致したところで、2拍子のテーマが強弱を組み合わせて提示されます。第2のテーマとあわせ、多少、「ぶらぶら」している感じが出ているでしょうか? コーダに入ると、8分音符2つを強調しつつ、一番最初のテーマになだれ込んで、終曲を迎えます。

作品リストに戻る
加羅古呂庵に戻る