古民家の春

Kominka no Haru

組曲 都筑風土記 第1番

作品1 2020.5.15作曲


せせらぎ公園古民家

曲の説明

組曲 都筑風土記

マーク横浜市都筑区は、1994(平成6)年11月6日にできました。港北ニュータウンを中心に水と緑の豊かなまちづくりが行われ、公園や自然そのままの里山が遊歩道で結ばれています。その区画整理の際に、多くの遺跡が発掘されました。新しいまちのイメージですが、石器時代、縄文時代、弥生時代から現代にいたるまで、多くの人々が暮らしてきた歴史ある土地です。都筑という名前は、今日では知名度が高いとはいえませんが、古代から「都筑郡」が置かれ、『平家物語』にもその名が現れます。

マークこうした自然が豊かで歴史のある都筑区の風景をテーマとして、「古民家(こみんか)の春(はる)」「大塚(おおつか)・歳勝土(さいかちど)の夏(なつ)」「月出松(つきでまつ)の秋(あき)」「山田富士(やまたふじ)の冬(ふゆ)」「都筑(つづき)の風(かぜ)」の5曲を作曲しました。いわば「都筑風土記(つづきふどき)」として、組曲のように5曲通して演奏してもいいですし、演奏する機会・場所に応じて、1~2曲ランダムに演奏してもいいでしょう。各曲は約5分で、幕間が長くならないよう、あまり調弦を変えなくてもいいようにしました。

古民家(こみんか)の春(はる)

マーク横浜市営地下鉄ブルーラインの仲町台駅から数分のところに「せせらぎ公園」があります。遊歩道の脇のせせらぎが流れ込む池があり、そのほとりに古民家がたたずんでいます。

マークこの古民家は、「旧内野家(うちのけ)住宅」と呼ばれ、もともとは都筑区に隣接する青葉区荏田町の柚木谷(ゆのきや)にあった家屋を、移築・復元したものだそうです。左側に土間があり、右側に座敷があります。囲炉裏があり、農機具も残されています。江戸時代の農村の住まいと暮らしを彷彿とさせてくれます。

マーク古民家と池の間にはさまざまな花が咲き乱れ、春の盛りを伝えてくれます。池の対岸には桜が満開となり、やがて春から夏にかけては、水面に睡蓮が白い花を咲かせます。

マークのどかな春の風景です。


音源

mp3 FILE:3ka001a_古民家の春 v1.02.mp3(5:13)


楽譜

五線譜(表紙、調弦表):3ka001bg_古民家の春(五線譜/表紙・調弦表) v1.02_compressed.pdf

五線譜(スコア):3ka001g_古民家の春 v1.02.pdf

縦譜(表紙、調弦表):3ka001bj_古民家の春(縦譜/表紙・調弦表) v1.02_compressed.pdf

縦譜(箏・十七絃譜):3ka001jk_古民家の春(縦譜/箏・十七絃譜) v1.02_compressed.pdf

縦譜(尺八譜):3ka001jt_古民家の春(縦譜/尺八譜) v1.02_compressed.pdf

 

マーク五線譜は「MuseScore」、縦譜は佐藤祈采氏ご提供の「JapoScore」を使用しています。

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