レジリエンス

Resilience

作品9 2020.12.31作曲


 
レジリエンス(著作権フリー画像)

曲の説明

レジリエンス

マーク「レジリエンス」とは、困難な状況において、それに対応して跳ね返す底力のようなもの。なかなか日本語に訳しにくいので、カタカナで使われることが多いようです。近年、自然災害が相次ぎ、レジリエンスが求められることが多くなっているように見えます。

マーク2020年12月現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第3波が社会を覆い、人々の生命を脅かすだけでなく、社会的、経済的にも大きな打撃を与えています。見えないウイルスの脅威に初めて遭遇する人類は、その対処に戸惑い、「対応が悪い」と人が人を非難し、攻撃するようになっています。まさに新型コロナウイルスの陽動作戦に踊らされているような状況です。私たちが立ち向かうべきは、人ではなく、新型コロナウイルスであるはずなのに。

マークこのような混乱状態から立ち直るために、少しでも人々を元気づけられるようにと、箏・十七絃・三絃・尺八の合奏曲を作ってみました。「負(ま)けない力(ちから)」「平安(へいあん)の日(ひ)」「勝利(しょうり)への進撃(しんげき)」という3つの部分で構成しました。困難な状況にあってもくじけない精神力で乗り越えていけば、終わらない感染症はありません。やがて平安の日が訪れ、さらに復活に向けて進撃を始めることができるでしょう。

マーク数年もすれば、新型コロナウイルス感染症は過去の記憶になるでしょう。それでも次から次へと新たな災厄は襲いかかってきます。レジリエンスは、社会にとっても個人にとっても、それらに立ち向かうおまじないの言葉なのかもしれません。


音源

mp3 FILE:3ka009a_レジリエンス v1.01.mp3(7:22)


楽譜

縦譜(箏・十七絃・三絃・尺八):大日本家庭音楽会から出版されております。

五線譜(スコア):3ka009g_レジリエンス(五線譜) v1.02.pdf

 

マーク五線譜は「MuseScore」、縦譜は佐藤祈采氏ご提供の「JapoScore」を使用しています。

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