都筑の空に星が降る

Tsuzuki no Sora ni Hoshi ga Furu

作品20 2021.9.18作曲


川和富士 川和富士夕景 都筑区夜景

曲の説明

都筑(つづき)の空(そら)に星(ほし)が降(ふ)る

マーク季節は春から夏にかけて、横浜市都筑区の夜空の情景を、酒泉(さかいずみ) 彰(あきら)氏が詩にしてくださいました。都筑の地は、港北ニュータウンの開発で街の明かりも増え、夜空の星も見えにくくなりましたが、田畑や里山が広がっていたひと昔前、西方の山なみを望む夕暮れに星の光が現れ、やがて満天に広がって、幻想的に輝く姿がイメージとして浮かんできます。

川和富士(かわわふじ) ひとり登れば 風そよぎ
西の方 夕日がにじむ 茜雲 遙かに浮かぶ 麗しき富士
空深く 薄くれないの 春の暮れ
仰ぎ見る 日は山際に 沈みゆき 麓の街に ともしび灯る
小夜(さよ)更けて 静寂(しじま)が包む 空見れば
金色(こんじき)の 一番星が 顔を出し 雲の晴れ間で きらきら光る
今日もまた 都筑の空に 星が降る

巡りゆく 夜空の流れ 思い馳せ
 一筋の 流れる星に 夢託し 希望の光 銀河を渡る
白金(しろかね)の 月の光に 街は照り
七夕に 母と眺めた 天の川 織姫星の 青ひ輝き
見るたびに 幼き日々を 思ひ出す
星たちは 煌めきながら 集まりて 鮮やかなりし 満天の星
今日もまた 都筑の空に 星が降る
                 ©2021 酒泉 彰

マーク歌については、男声と女声による2部にしています。各パート1人でもいいですし、複数の合唱でもいいでしょう。楽器は、箏×2、十七絃、尺八ですが、どれか1パートは歌の旋律をなぞるようにしています。伴奏に終始するのではなく、歌と歌の間に楽器だけの演奏部分を設けました。なお、歌は単純な繰り返しではなく、詞に合わせて旋律を少し変えています。

マーク(注) 縦譜では、歌を箏(花雲調子で、一をFに調弦)で記しています(歌は調弦替えなしで記載)。男声は女声より1オクターブ下です。


音源

mp3 FILE:3ka020a_都筑の空に星が降る v1.0.mp3(5:46)


楽譜

表紙:3ka020b_都筑の空に星が降る(表紙) v1.0.pdf

調弦表:3ka020c_都筑の空に星が降る(調弦表) v1.0.pdf

五線譜(スコア):3ka020g_都筑の空に星が降る v1.0.pdf

縦譜(スコア):3ka020j_都筑の空に星が降る(縦譜/スコア) v1.0.pdf

縦譜(尺八譜):3ka020pt_都筑の空に星が降る(縦譜/尺八) v1.0.pdf

 

マーク五線譜は「MuseScore」、縦譜は佐藤祈采氏ご提供の「JapoScore」を使用しています。

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