曲の説明
梅咲く春に(うめさくはるに)
梅は、早い年には1月から、寒さの厳しい年でも2月には花を咲かせ、「春告草(はるつげくさ)」の別名のとおり、春の訪れを知らせてくれます。里山の狭間(はざま)の谷戸(やと)にある、その小さな梅園にも春がやってきました。
春の柔らかな日差しに、白梅の花がいっそう白さを際立たせています。紅梅は色鮮やかに、濃厚な香りを漂わせています。咲き誇る花々の枝の間を、蜜を求めて素早く飛んでいくメジロ。そして、まだ草木の緑がわずかな季節に、日々温もりが増していき、紅白の木々は満開の時を迎えます。
穏やかな谷戸の春を「白梅の輝き(はくばいのかがやき)」「紅梅の香り(こうばいのかおり)」「小鳥の目覚め(ことりのめざめ)」「紅白繚乱(こうはくりょうらん)」の4つの段で描いてみました。
平和な春のひと時に感謝しつつ、人々が安心して暮らせる世界が早く来ることを願っています。
(注) 縦譜につきましては、当該楽器のほかに他の楽器のパートを補助的に記載しています。正確には、五線譜(スコア)をご参照ください。
音源
mp3 FILE:3ka025a_梅咲く春に v1.0.mp3(8:30)
YouTube:「梅咲く春に」の動画(8:52) 風間禅寿氏のサイト
楽譜
縦譜(箏譜)、縦譜(尺八譜)は大日本家庭音楽会から出版されております。
五線譜(表紙、調弦表):3ka025bg_梅咲く春に(五線譜/表紙・調弦表) v1.01.pdf
五線譜(スコア):3ka025g_梅咲く春に v1.01.pdf
五線譜は「MuseScore」、縦譜は佐藤祈采氏ご提供の「JapoScore」を使用しています。
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