曲の説明
光芒(こうぼう)の天地(てんち)
北海道の東部にある津別峠(つべつとうげ)から見る風景は、どこまでも広がる大地と大いなる空に包まれて、その広大な空間に圧倒されます。展望施設に登ってみると、360度のパノラマが広がっていて、眼下には屈斜路湖(くっしゃろこ)、その先には摩周岳(ましゅうだけ)や斜里岳(しゃりだけ)などが見えます。西を向けば大雪連山(たいせつれんざん)が、その左手には雌阿寒岳(めあかんだけ)・雄阿寒岳(おあかんだけ)が望めます。
太古から続く火山活動によって形成された雄大な風景を前にして、「大地胎動(だいちたいどう)」「湖水白雲(こすいはくうん)」「寂光暮色(じゃっこうぼしょく)」の3つの部分から構成しました。
津別峠から見渡すと、どこまでも広大な森が広がっていますが、今も火山活動は続いており、大地の下に大いなるエネルギーが躍動しているように思えてきます。
日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖を眺めると、木々の緑の中に湖水が青空を映し、その上に白い雲が流れていきます。
やがて夕暮れが迫るころ、雲の間から太陽がやさしい光を放ち、山なみを浮き立たせて、時が進んでいきます。
(注) 縦譜につきましては、当該楽器のほかに他の楽器のパートを補助的に記載しています。ただし、複数のパートを集約し、オクターブも変えているところがあります。また、十七絃は箏に置き換えて記載しています。正確には、五線譜(スコア)をご参照ください。尺八は、1尺8寸管で記載していますが、1尺6寸管でも可能(特に多孔尺八の場合)です。
音源
mp3 FILE:3ka029a_光芒の天地 v1.0.mp3(7:55)
楽譜
縦譜(箏・十七絃譜、三絃譜挟み込み)、縦譜(尺八譜)は大日本家庭音楽会から出版されております。
縦譜(表紙、調弦表):3ka029bj_光芒の天地(縦譜/表紙・調弦表) v1.01.pdf ←調弦表に三絃が表示されていなかったのを修正しました。
五線譜(表紙、調弦表):3ka029bg_光芒の天地(五線譜/表紙・調弦表) v1.01.pdf
五線譜(スコア):3ka029g_光芒の天地 v1.0.pdf
五線譜は「MuseScore」、縦譜は佐藤祈采氏ご提供の「JapoScore」を使用しています。
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