曲の説明
管絃丈清会歌(かんげんじょうせいかいか)
「尺八丈清会歌」(1995年)は、歌に尺八3パートで伴奏する形式でしたが、鯉江丈山(こいえじょうざん)師のご依頼により、箏・十七絃を加え、尺八は2パートにして、「管絃丈清会歌」としました。作詞は、「高麗の春(こまのはる)」などの詩を作られた石橋令邑(いしばしれいゆう)氏です。
青丹(あおに)よし 奈良(なら)の都(みやこ)に 渡(わた)りきし
もろこしの笛(ふえ) 代(よ)ををへては
普化尺八(ふけしゃくはち)と 時(とき)をすぎ
古今(ここん)にわたる 日本(にほん)の竹韻(ひびき)
都山(とざん)・茶山(さざん)の 伝統(でんとう)の
芸風(げいふう)うけし 丈山(じょうざん)は
竹道(ちくどう)の標(しるべ) かえりみて
楽(がく)の基(もとい)は 本曲(ほんきょく)と
古曲(こきょく)・新曲(しんきょく)・現代曲(げんだいきょく)
糸竹(いとたけ)の道(みち) きわめあい
指南(しなん)の灯(あかり) 消(き)ゆることなく
会員(ともがら)の 結(むす)び和(わ)をもて いやかたく
求道(ぐどう)の波路(なみじ) 洋洋(ようよう)と
丈清会(じょうせいかい)の 邦楽(ほうがく)ぞ
国(くに)の内外(うちと)に ひびきわたらん
時(とき)をかぎらで ひびきわたらん
©1991 石橋令邑
(注) 縦譜(箏・十七絃譜)では、歌を箏(花雲調子)で記しています。縦譜では、他の楽器のパートを補助的に記載しています。ただし、複数のパートを集約し、オクターブも変えているところがあります。正確には、五線譜(スコア)をご参照ください。
音源
mp3 FILE:3ka044a_管絃丈清会歌 v1.0.mp3(3:18)
楽譜
五線譜(スコア):3ka044g_管絃丈清会歌(五線譜) v1.01.pdf
縦譜(箏・十七絃譜):3ka044jk_管絃丈清会歌(縦譜/箏・十七絃) v1.01.pdf
縦譜(尺八譜):3ka044jt_管絃丈清会歌(縦譜/尺八) v1.01.pdf
五線譜は「MuseScore」、縦譜は佐藤祈采氏ご提供の「JapoScore」を使用しています。イメージ写真はphotoAC素材を使用しました。
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