心の花

Kokoro no Hana

作品48 2024.11.25作曲


心の花

曲の説明

心の花(こころのはな)

マーク辞書を引くと、心の花とは、変わりやすい人の心を花にたとえて言うそうですが、この曲ではもう一つの意味――花にたとえられるような美しい心、風雅を求める心の意味で使っています。

マーク松尾芭蕉(まつおばしょう 1644~1694)の『笈の小文(おいのこぶみ)』に

「弥生(やよい)半(なか)ば過(すぐ)る程、そぞろにうき立(たつ)心の花の、我を道引(みちびき)枝折(しおり)となりて、よしのの花におもひ立(たた)ん」

とあります。わけもなくわきあがる風雅を求める心に導かれて、吉野の桜を目指そうと思い立ったそうです。

マーク短いイントロのあと、「そぞろに浮き立つ(そぞろにうきたつ)」「弥生も半ば(やよいもなかば)」「吉野の花へ(よしののはなへ)」の3つのシーンで構成しました。

マークちょっとしたイベントなどでも手軽に使え、お客さまに日本的な雰囲気も感じ取っていただけることを目指してみました。

参考文献:『雪月花のことば辞典』(宇田川眞人編、角川ソフィア文庫)

 

マーク(注) 縦譜(尺八譜)につきましては、箏のパートを補助的に記載しています。ただし、複数の音を集約し、オクターブも変えているところがあります。正確には、五線譜(スコア)をご参照ください。


音源

mp3 FILE:3ka048a_心の花 v1.0.mp3(6:06)


楽譜

五線譜(スコア):3ka048g_心の花(五線譜) v1.0.pdf

 

縦譜(箏譜):3ka048jk_心の花(縦譜/箏譜)v1.0.pdf

縦譜(尺八譜):3ka048jt_心の花(縦譜/尺八譜)v1.0.pdf

 

マーク五線譜は「MuseScore」、縦譜は佐藤祈采氏ご提供の「JapoScore」を使用しています。

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