
曲の説明
樹 影(じゅえい)
樹影というと、地面などに映った木の影をいうのがふつうだと思いますが、ここでは影絵のような意味で使っています。日が西に傾くとき、木々の姿がシルエットとして浮かびあがります。そんな情景を尺八五重奏曲として「幹の影(みきのかげ)」「葉の影(はのかげ)」「林の影(はやしのかげ)」の3つのシーンで構成しました。
幹は、高い木全体を支えて太くたくましく、風雪に耐えてきた時の流れを感じさせます。
風がないと思っていても、よく見れば木々の葉は細かくゆらいでいて、そこに生命力を感じさせます。
林の向こうに日が沈んでいくとき、そのシルエットは神秘的な感じさえして、木々が一日のできごとを語り合っているかのようにも思えてきます。
音源
mp3 FILE:3ka053a_樹影 v1.0.mp3(7:37)
楽譜
楽譜(縦譜/尺八譜)は、千代之音からダウンロードできます。
五線譜(スコア):3ka053g_樹影(五線譜) v1.0.pdf
五線譜は「MuseScore」、縦譜は佐藤祈采氏ご提供の「JapoScore」を使用しています。
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